大ヒットドラマ「ジャイアント」の監督・脚本家が再タッグ!
カン・ジファン×ファン・ジョンウムが贈る新感覚復讐エンターテインメントです。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像:公式ページより)
お金の化身キャスト一覧
全24話
平均視聴率12.6%
最高視聴率16.8%
放送年度(2013年2月から韓国で放送)
演出:ユ・インシク
脚本:チャン・ヨンチョル/チョン・ギョンスン
【イ・ガンソク(イ・チャドン)役】カン・ジファン
【ポク・ジェイン役】ファン・ジョンウム
【チ・セグァン役】パク・サンミン
【ウン・ビリョン役】オ・ユナ
【チョン・ジフ役】チェ・ヨジン
【ポク・ファスル役】キム・スミ
【クォン・ジェギュ役】イ・ギヨン
【ファン・ジャンシク役】チョン・ウンピョ
【ヤン・グシク役】ヤン・ヒョンウク
【クォン・ヒョク役】ト・ジハン
本作は「ジャイアント」「サラリーマン楚漢志(チョハンジ)」の監督・脚本家が三度集結して作ったドラマです。
ぽっちゃり体型から見事なスレンダー体型への変身を見せているファン・ジョンウムは、70キロを超える特殊メイクで太った姿に変装し、アクションやキスシーンまで行っていますが、そのメイクには8時間もの時間を要したそうです。
お金の化身あらすじ
ある日、山崩れの現場から大量の札束が発見されるところから物語は始まります。
事件の担当検事イ・チャドン(カンジファン)は、その金が15年前に行方不明となったイ・ガンソク(カンジファン)という人物のものであり、彼の母親も消息不明であるということを知ることに。
その事件を不審に思っているところに、一本の電話がかかってきます。
「自分の本当の名前を知りたくないか?」
これにより15年前に起きた事件の謎と、自分の正体にまつわる隠された陰謀に巻き込まれていくことになるのでした。
イ・ガンソクとその母の行方は?母子の父親である財閥の会長はなぜ殺されたのか?
お金の化身みどころ
癒着やリベート、コネや賄賂が絡む韓国の現状をコミカルかつ鋭くえぐった内容で、「ジャイアント」同様に金と復讐をテーマとしながらも、スピーディーな展開とコミカルさが売りでもあります。
引っ張ろうと思えば50話以上にも出来るスケールの話だったかもしれませんが、そこを24話にまとめているのが吉と出ています。
物語の転換が何度もあるのも特徴で、子供時代の重苦しい話から、検事になってのコミカルな展開、そして弁護士での復讐劇と非常に濃密なドラマです。
主人公のイ・チャドン(カンジファン)は、とある事件から自分の悲劇的な過去を探るようになりますが、とてもコミカルな一面もあり、通常の復讐する男のドラマがイメージする人物像とはかなり違うのもこのドラマの面白いところ。
そしてヒロインのポク・ジェイン(ファンジョンウム)も「ブサイクで性格も悪く、太っているけどお金だけは沢山持っている」というたちの悪い人物で、お決まりのヒロイン像を覆すものです。
この2人のやり取りがすごく笑え、傷ついたジェインが美容整形を受け整形美人として颯爽と登場するのも見どころの一つ!
主人公の復讐ドラマという基本思い内容のドラマなんですが、チャドンとジェインがとにかく明るく、内容の反面愉快なドラマであると言えます。
しかし、登場する女性キャラクターが男性に利用されるパターンが多く、あくまで男性主導のドラマである点は残念です。男女協力しての展開も見たかったところ。
とはいえ、どんでん返しが繰り返される要素が至る所に配置されていて、登場するあらゆるキャラクターたちがもれなく活躍しているのも魅力的で、どこで誰が活躍することになるかわからない、全ての人物に注目して見るべき作品となっています。
お金の化身 感想と評価・評判
最後に
ファン・ジョンウム目当てで見始めたドラマでしたが、圧倒的なカン・ジファン大暴れ!な作品でした。
変な髪型と、妙な甲高い声があまり好みではなかったのですが、このドラマでのキャラクターは非常に魅力的です。
通常、復讐劇というと主人公もダークサイドに落ちて暗く陰湿になるイメージがありますが、この作品ではなぜか明るく楽しみながら復讐していくようにも見えて、この手のドラマが苦手だった人でも入りやすいものとなっています。
痛快復讐エンターテインメントといったところでしょうか。