Netflixドラマ「イカゲーム」の最高齢俳優オヨンジュさん。俳優歴は58年!出演作200作以上!
演劇界で活躍されている俳優さんでイカゲームにより脚光を浴びました。
プロフィールと来歴、インスタ開設騒動、若い頃画像、イカゲームについて、をまとめました。
(トップ画像https://news.naver.com/より)
オヨンス韓国俳優のプロフィール
吳永洙 オ・ヨンス
1944年10月19日生まれ
2021年時点で77歳
忠淸南道洪城郡廣川邑出身
175㎝
東国大学演劇映画科
オヨンスさんは除隊後、劇団で活動していた友達に勧められて劇団に入団。
「演技を通じて社会的なメッセージを観客に伝えたときに押し寄せる感情、それにほこりを感じるようになっていった」
スクリーンデビューは1965年(21歳)「漁村」。
1987年に国立劇団に移籍し、2010年まで23年間在籍。
その間、「リア王」など大型作品にも多数出演しています。
1979年東亜演劇賞男演技賞、1994年百想芸術大賞の男性演技賞、2000年に韓国演劇協会演技賞を受賞。
人生のほとんどを演劇の舞台にささげてきました。
善徳女王キャプチャー
1981年(37歳)がドラマデビューだったようですが、大きな注目を集めることはなく初めて脚光を浴びたのは2009年(65歳)ドラマ「善徳女王」の高僧役です。
この作品の前から映画やドラマ、演劇で僧侶役を演じることが多く、本当のお坊さんですか?と尋ねられることも。
僧侶専門俳優とまで呼ばれるほど、イメージがぴったり!(ちなみに無宗教だそうです。)
長いキャリアに比べて認知度はとても低かったのですが、2021年ドラマ「イカゲーム」でオ・イルナム役を務め、広く知られる存在となりました。
第6話でゲームの参加者同士2人組のペア(韓国語:カンブ)を作ることになった時に「俺たち、カンブしよう(ペアになろうの意)」というセリフから、たまたま同じ名前だったチキン会社「カンブチキン」には「オヨンスをモデルにした広告を作ってほしい」と視聴者から多くの意見があったそうです。
それを受けてカンブチキンはオヨンスさんにオファーを出しますが「俳優として自分の席を守りたい」との理由で断ったとか。
人気に固執せず、演技のために人生をささげた方なのだというのがよくわかるエピソードに、視聴者は感動!
「私の始まりは演劇で、最後も演劇。演技で様々な生活を表現する時、観客が多くのことに気づくでしょう。私が使命感を持って演技する理由です。」
と語っていました。
85歳まで舞台に立った先輩俳優、故・チャンミンホさんのように(88歳で死去)、これからも舞台に立ち続けたいのだそうです。
今後どんな作品に出演したいか?という質問に演劇舞台「ファウスト」を挙げています。
「40代の頃にファウストをやったけど、ちゃんとできなかった。40代にできることじゃない。70代になった今やりたい」
オヨンスがインスタ開設?
イカゲームの出演者のインスタフォロワー数が激増し、アカウントのなかったキャストも開設するなど、出演者のインスタが話題になっていました。
そんな中、オヨンスさんのインスタ開設のニュースが飛び込みましたが、ファンのアカウントだったことが発覚。
広告モデルを断った俳優一筋の方が、人気に便乗してインスタを開設するというのは考えにくかったため、納得の結末でした。
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オヨンスの若い頃画像
僧侶役の印象が強くて、若い頃のイメージがつかなかったネチズン達・・・。
昔の写真を掘り起こしてもあまり残ってないんですよね。
出てきたのはこのくらいでした。
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オヨンス出演イカゲーム
オヨンスさんは2003年のインタビューで
「日本の”鉄道員ぽっぽや”は60過ぎた俳優(高倉健)が主演を務めた。ジャック・ニコルソンのような年配の俳優が活躍できる風土が韓国映画界にも根付いたらいいと思う。
年配俳優も比重の高い役ができたら、と思うし、事件を主題にした映画ではなく、人生をテーマにしたそんな映画ができたらと願っている」
と話していましたので、イカゲームはそんな希望を叶えるような作品となったのではないでしょうか。
主演のイジョンジェさんはインタビューで
「私は以前から演劇鑑賞をたくさんしていますので、オヨンス先輩のことは知っていた。大劇場での演技力がとびぬけている方。今回ご一緒できてとても嬉しかった」
と語っています。
キャスティング秘話
2017年ファンドンヒョク監督作品「天命の城」(イビョンホン主演)で、オファーが来た時に事情があって引き受けられなかったそうです。
オヨンスさんはその時の申し訳ない気持ちをずっと持っており、今回「イカゲーム」のオファーを快諾しました。
体力維持の秘訣は?
77歳ですから、いくらお元気とはいえドラマ撮影は体力的にとても大変だったのではないでしょうか。
韓国によくある平行棒
健康の秘訣は「平行棒」。韓国の公園や川沿いによくあるのですが、10代の頃から始めて60年も続けている運動だそうです。
(おじいさんが平行棒をやってるのをよくみかけます)
引っ越しのたびに、近所に平行棒があるかどうか確認して物件を探すほど、人生を共にしているのだとか。
現在の人気にご本人は?
実はイカゲームの大ヒットにより、オヨンスさんにはチキン会社以外からも広告オファーがいくつもありました。
それらすべて拒否・・・。マネージャーもいなかったため、たくさんの仕事のオファーに一人では対応できず、娘さんがマネージャーの役割をしているそうです。
「現在の人気をどう思いますか?」との質問には
「嬉しいけど、自制しようとしてるところです」
浮かれることなく、いつもの自分でいたい、とのことでした。
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オヨンスわいせつ容疑?
女性Aさんは2021年末(イカゲームが人気になったころ)【2017年に不適切な身体的接触をされた】と、警察に告訴状を出しますが、警察は容疑がないと判断して不送致決定を下しました。
これに異議申請をして再捜査した結果、不適切な身体接触を裏付ける証拠があると判断され2022年11月に起訴となりました。
これについて本人は
「湖畔を周って道案内をするときに手を握っただけ」
と強制わいせつの疑いを否定。
のちにAさんに謝罪したという事実が明らかになりますが、Aさんはこれは本人が容疑を認めたと主張。
本人は
「Aさんが謝罪すれば問題にしない、と言ったからしたことであり、疑いを認めるわけではない」
としています。
本人は容疑を否認していますが、オヨンスさんがメインモデルを務める広告が中断、地方公演キャスティングも取り消しとなりました。
2023年2月、弁護人は
「2017年7月から9月まで演劇『リア王』出演のために大邱に滞在し、被害者と散歩をして家を訪れたことはあるが、憤慨した事実はない」
と否定しています。
最後に
インタビュー記事があまりなく、私生活に関する情報がほとんどありませんでした。
「(忙しくなってから)娘が私をサポートしてくれてる」
「イカゲームは家族3人で見た。妻は良かったと言ってくれた」
と話していたことから、ご家族は奥さんと娘さんがいるようですね。
「若い俳優が舞台に戻ってきてくれたら、と思う。演技者が成長するのに演劇以上のものはない。相手俳優との呼吸、観客との疎通を生々しく体験することができるから。演劇舞台にあがれば俳優としての格を持つことができるし、意志力も鍛えることができる」
と話していました。イカゲームがなければ、このまま全国的には無名の俳優さんだったかもしれません。
急な人気で恐らくさまざまな仕事のオファーが殺到しているはずです。
でもこれからも俳優業に集中できるよう、他の仕事は引き受けなさそうな感じがしますね。
イカゲームキャストまとめ↓