キム・ガンウ、ユ・インナ、ユ・ヨンソク、イ・ヨニ、ユ・テオ、チェ・スヨン、イ・ドンフィ主演!
様々な悩みを抱えた4組のカップルたちの恋愛模様を描いた群像劇。
キャストex画像、あらすじ、感想レビュー・評判などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ニューイヤーブルースキャスト一覧
原題:新年前夜
2021年2月10日韓国にて公開
(日本公開日2021年12月10日)
上映時間:114分
監督:ボン・ジヨン
「キッチン ~3人のレシピ~」
「結婚前夜 ~マリッジブルー~」
「あなた,そこにいてくれますか」など
脚本:コ・ミョンジュ、ハム・ヒョンギョン
【カン・ジホ役】キム・ガンウ
刑事。
【イ・ヒョヨン役】ユ・インナ
リハビリトレーナー。
【イ・ジェホン役】ユ・ヨンソク
アルゼンチンのワイナリー配達員。
【ミン・ジナ役】イ・ヨニ
スキー場 契約スタッフ。
【キム・レファン役】ユ・テオ
パラスノーボード 国家代表。
【ハン・オウォル役】チェ・スヨン
植物園オーナー。レファンの婚約者。
【オ・ヨンチャン役】イ・ドンフィ
ドラゴンツアー 旅行会社代表。
【ヤオリン役】チェン・ドゥーリン
中国人。ヨンチャンの婚約者。
【オ・ヨンミ役】ヨム・ヘラン
カフェオーナー。ヨンチャンの姉。
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ニューイヤーブルースあらすじ
離婚して4年になる刑事のジホ(キムガンウ)は、離婚協議中の夫から身を守ってほしいという依頼を受け、リハビリトレーナーのヒョヨン(ユインナ)の身辺警護をすることになる。
失恋のショックで突如アルゼンチンへと旅立ったジナ(イヨニ)は、そこで出会ったワイナリー配達員のジェホンと仲良くなる。
世間からの偏見に耐えながらもパラリンピックスノーボード代表となったレファンは、恋人の園芸師オウォルに対して負い目を感じていた。
中国人のヤオリンとの結婚を控えた旅行会社代表のヨンチャンは、結婚資金を詐欺で失ってしまい、そのことをヤオリンに話せず関係がギクシャクしていた。
この4組のカップルの新年までの7日間を描く。
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ニューイヤーブルースみどころ
結婚や離婚、失恋と偏見について描く恋愛群像劇!
本作は、4組のカップルたちの一週間を追った作品で、警護対象者と刑事とのロマンスや、失恋の傷を癒やすために訪れた異国の地での新たな出会い、障害者に対する偏見にも負けず結婚を誓うカップル、そして国際結婚をする上での障害と悩みなどが描かれます。
リハビリトレーナーが担当するのがパラスノーボード選手だったりと、4組のカップルが何かしらの関わりがあるのも特徴で、4つの恋愛模様が同時進行していく内容となっています。
4組のカップル役を主演クラスの俳優さんたちが演じているのですが、脇役として豪華俳優陣が特別・友情出演しているのもみどころとなります!
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ニューイヤーブルース感想・評価
本作を手掛けた監督の作品「結婚前夜~マリッジブルー~」も本作同様4組のカップルを主人公にしたラブコメディでしたが、本作は様々な悩みを抱えた4組のカップルの恋愛群像劇となっています。
ユ・インナ、イ・ヨニ、チェ・スヨンと、個人的に好きな女優さんが3人も出てくる上に、チョイ役で有名俳優が多数出演しているのもこの手の作品のメリットで、様々な形の恋愛模様が描かれてサックと見れるのも良かったですね。
基本は恋愛、結婚、失恋、離婚に関する悩みを描いたストーリーですが、ヨム・ヘランさんとラ・ミランさんが時折笑いを挟んでくれるのがいい箸休めになっていました。
本作は、ジャンルで言うなら恋愛オムニバスドラマになるのでしょうが、カップルごとにエピソードや章が分かれているのではなく、4組がちょっとずつ関わっていたり知り合いだったりもするので、4つのエピソードが入り混じった展開になっています。
そのため、全てのクライマックスは終盤にならないと訪れず、盛り上がるまでにしばらく時間が掛かるのは欠点かもしれません。
とはいえ、カップルが別れる際にある様々な問題や、燃え尽き症候群という現代ならではの悩み、障害を利用しようとする者とそれを負い目に感じるものとの温度差、そして言葉の違いを乗り越えて親密になろうとする女性の強さなども描かれるなど、恋愛以外の見どころも沢山ありました。
ですが、描かれるのがクリスマス終わりから新年を迎えるまでという時期なので、オムニバスものによくあるイベント(クリスマス、バレンタイン、ハロウィン、卒業など)が無いので正直盛り上がりどころは少ないんですよね。それに分かりやすいラブシーンや、明確なハッピーエンドもないので、見る人によっては地味に感じるかもしれません。
ただ、個人的には薄っぺらくて後に残らないオムニバスラブコメよりも好きでしたけどね!
人によってはイベントも山場なく地味に感じるかもしれませんが、ありきたりなラブコメディが苦手な人には最適かもしれません。
最後に
最後まで見た感想はそこそこ面白いというものでしたが、そこに至るまでの展開がゴチャついているから世間の評判は低いものになったんだと思いました。
例えばよくあるような各エピソード30分×4という王道のオムニバス展開になっていたなら、エピソードごとに山場がありエンディングもあるのですが、本作は4組のカップルのストーリーが同時進行するので、コロコロと場面は変わりますしストーリーが入り混じって分かりにくいという問題が起きます。
起承転結があるこの展開自体は普通の映画からすれば当たり前のことなんですが、エピソード1つあたりの内容は当然薄くなりますし、盛り上がるキスシーンや別れと再会も無いので退屈に感じても当然かと。
ただ、最初から期待していなければ4種類の恋愛模様が見れてそれなりに楽しいと思うのですが…。