キム・ナムギル、キム・ソンギュン、イ・ハニ共演、最高視聴率22%を記録した痛快アクションコメディ!
武闘派司祭&ヘタレ刑事&イケメン好き検事という個性派トリオが殺人事件の捜査に乗り出す!!
キャスト、あらすじ、感想、シーズン2などをまとめました。(トップ画像公式ページより)
熱血司祭【韓国ドラマ】キャストex
U-NEXT全40話
平均視聴率:16.1%
最高視聴率:22.0%
放送期間:2019年2月15日~4月20日まで韓国SBSで放送
演出:イ・ミョンウ
「パンチ〜余命6ヶ月の奇跡」
「耳打ち~愛の言葉~」「コンビニのセッピョル」など
脚本:パク・ジェボム
「会いたい」「グッド・ドクター」
「キム課長とソ理事」「病院船~ずっと君のそばに~」など
【キム・ヘイル役】キム・ナムギル
クダム聖堂の司祭。元国家情報院要員。
【ク・デヨン役】キム・ソンギュン
クダム警察署警強力チーム刑事。
【パク・ギョンソン役】イ・ハニ
ソウル中央地検特捜チーム検事。
【ファン・チョルボム役】コ・ジュン
テボム貿易代表。元暴力団のボス。
【ソ・スンア役】クム・セロク
クダム警察署警強力チーム新人刑事。
【チョン・ドンジャ役】チョン・ヨンジュ
クダム区長。
【カン・ソクテ役】キム・ヒョンムク
ソウル地検特捜捜査部部長検事。
【ナム・ソック役】チョン・インギ
クダム警察署署長。
【パク・ウォンム役】ハン・キジュン
区会議員。
本作はあの「愛の不時着」よりも高い視聴率(最高22%)を記録した2019年の韓国を代表するドラマの一つです。
2019年のSBS演技大賞では、キム・ナムギルが大賞、イ・ハニが最優秀賞演技賞、キム・ソンギュンが優秀演技賞を受賞するなど8冠を達成!
さらに、2019年のソウルドラマアワードでは韓流ドラマ賞部門、最優秀作品賞を受賞しています。
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熱血司祭【韓国ドラマ】あらすじ
司祭でありながらも自身の感情コントロールが出来ないヘイル(キムナムギル)は、度々キレては警察沙汰となり、ついには麗水からソウルのクダム聖堂に移ることになりました。
そこにはヘイルにとって父親同然の神父がいたのですが、それでも怒りをおさえられず問題を起こしてしまうのです。
一方、神父を慕っていた出世欲の強い検事キョンソン(イハニ)は、そんなヘイルと教会で出会い、見た目のカッコ良さに惹かれることに。
ところが、ある朝神父が遺体として発見され、殺人事件だと主張するヘイルと自殺と考えるキョンソンは対立してしまいます。
そんな事件を担当することになったのが、ヘタレな刑事のデヨン(キムソンギュン)でした。
デヨンは神父事件の捜査を邪魔するよう上司から命令されていたのですが、ヘイルを陰ながら助けているうちに、かつての正義感を取り戻すようになり・・・。
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熱血司祭【韓国ドラマ】みどころ
本作は元特殊要員の司祭を主人公とした痛快アクション・コメディです!
神に仕える立場である司祭がずば抜けた格闘技術を活かして悪人たちをやっつけてしまうというエンターテインメント作品で、そんな異色な司祭に協力するメンバーも超個性的な人ばかり。
同僚を死なせてしまったことからヘタレ刑事となったデヨンや、出世をするためなら上司に絶対服従だった検事のキョンソンは、ヘイルと関わることで正義感溢れたかつての自分に戻ろうとし、上司の企みを知ったことでヘイルたちに協力するようになります。
そんな主人公たちをサポートするメンバーや悪役、その他のサブキャラたちも個性的というのが本作の魅力であり、シリアスな犯罪ドラマでありながらも爆笑シーンも盛り沢山なんです。
毎回のように登場する決闘シーンは見ていて爽快で、キム・ナムギルの魅力が詰まったヒーローもののような印象もありました。特に体を張ったド派手なアクションは必見!!
韓国お得意のシリアスなストーリーと、映画ばりのアクション、コミカルなキャラクターたちによるコメディが詰まったエンタメ捜査ドラマです。
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熱血司祭【韓国ドラマ】感想・評価
これは面白い!!
タイトルだけ見ると近年良くある悪霊退治ものなのかと思っていたんですが、実は神に仕える司祭(神父)が悪人たちをやっつけるという熱血アクションドラマでした。
街の権力者たちが結託してカルテルを結成するというのはユニークでしたが、ストーリー自体はごくシンプルで韓国犯罪ドラマとしては王道のものでした。ですが本作はキャラクタードラマとして抜群で、悪役やサブキャラまで実に個性的なんです!
元国家情報院の要員(スパイ)だった司祭という設定に、怒りをコントロール出来ないというキャラクター、そして司祭に影響されヘタレ刑事や出世欲の塊な検事が正義に目覚めていく展開。
それを旨く活用しエンターテインメント作品に仕上げていたのが見事なんですよね。
捜査ドラマやサスペンスとしては他にも名作はありますし、アクションやコメディとして面白いものも沢山あると思うんですが、本作のように色んな要素を詰め込みながらもここまでバランスよく仕上がっているものはなかなかお目にかかれないのではないでしょうか?
大抵の作品は色々詰め込んだせいで特色が無くなっていたり、まとまりがなかったり、不必要なものも盛り込まれていて」広く浅く”な内容になっていることが多いのですが、本作はそんな物足りなさが無かったんです!
韓国映画のエンタメ性と、韓国サスペンスドラマの持ち味を掛け合わせたような、韓国サスペンスドラマは重苦しくて嫌だと!敬遠していた人にこそ見て戴きたいドラマです。
まとめ:アクション、コメディ、ストーリー、キャラクター、全てが上手くマッチした最高のエンターテインメントドラマ!
ドラマ「ヴィンチェンツォ」や映画「エクストリーム・ジョブ」などが好きなら必見の作品!!
熱血司祭シーズン2は?
このドラマは最後の回末には「We Will Be Back」というフレーズが挿入され、シーズン2を予告していました。
そして2021年4月、製作会社のホームページに「2019年最高のドラマ熱血司祭が帰ってきます」という公示があり、ファンを喜ばせています。
それによると放送時期は2022年、20部作であるとのこと。
しかし「熱血司祭」を製作したイ・ミョンウPDはシーズン2について
「作家、俳優、スタッフたちと協議をしている」
と話し、SBS関係者も、多数の媒体を通じて
「熱血司祭2の製作および編成に関してはまだ議論されていない」
と慎重な立場を伝えています。
それ以降、2022年3月に至るまで公式発表がありません。
最後に
権力者たちがその立場を利用して犯罪隠蔽したり、検察や警察にも圧力がかかるというのはお決まり。
でも本作は主人公たちだけでなく周りの協力者や同僚刑事たちも活躍することになるという、韓国犯罪ドラマとしては少数派な作品でした。
大抵の作品だと、メインキャラクターたち以外は権力に屈服していたり、捜査の邪魔をするのが定番なんですが、本作は主人公の影響を受けることで周りも刺激されていくという展開になっています。
この展開自体はエンタメ作品としては王道なんですが、韓国だと意外に少ないんですよね。
殆どの作品で主人公たちは少数精鋭で戦うことになるんですよね。それも最終盤まで。
特に警察は無能に描かれていることが多いので、本作のように活躍する場面が多いのは新鮮に思いましたね!