オ・ジホ&イ・スギョン主演の痛快ドタバタ育児ラブコメディ!
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
【マイリトルベイビー】キャスト・視聴率
全16話
平均視聴率:1.79%
最高視聴率:2.80%
放送年度2016年3月から韓国で放送
演出:ハン・チョルス/イ・スノク
脚本:キム・ユニョン/イ・ウニョン
【チャ・ジョンハン役】オ・ジホ
【ユン・ミン役】キム・ミンジェ
【ハン・イェスル(フングママ)役】イ・スギョン
【チョ・ジヨン(ハウンママ)役】チョン・スヨン
【カン・ユンスク(ボムスママ)役】コ・スヒ
【キム・ボミ(ユンジママ)役】チュ・セビョク
【ハン・ソユン役】ソン・ジヒョン(元4Minute)
本作は韓国ドラマにしては珍しいサスペンス要素も、ドロドロ要素もない作品です。
【マイリトルベイビー】あらすじ
刑事のジョンハンは、ある日突然、姉夫婦が事故で亡くなってしまったことで、生後まもない姪っ子のウネを引き取ることになります。
強力犯係のエースとして活躍していたジョンハンでしたが、子育ての為に休職し新な町に引っ越して来ました。
そこでジョンハンは、元刑事で今はカフェのオーナーをしているミンと同居し、ウネの子育てに協力してもらいます。
ところがマンションの隣人が元同僚の女性刑事のチョ・ジヨンだと分かりビックリ!
ジョンハンとジヨンは4年前のある出来事から不仲となっていたのです。
ジヨンはそのことを家族やママ友にも知られたくなく、何とかしてジョンハンを遠ざけようとしてくるのでした。
さらには、上の階に初恋相手のイェスルが息子と共に暮らしているとこを知り、ジョンハンは人妻と知りながらもときめいてしまいます。
こうして偶然ながらも知り合いが住むマンションに引っ越して来たジョンハンは、子育てやママ友との関係作りに奮闘する日々がはじまるのでした。
【マイリトルベイビー】みどころ
本作は、韓国ドラマにしては珍しい非常にシンプルな作品です。
刑事としてバリバリに働いていた主人公がある日突然赤ちゃんを育てることになり、あれやこれやと奮闘していく!というもの。
刑事ドラマが途中で挟まれたり、サスペンス的な展開になることもなく、子育て8割に残り2割はヒロインとの恋愛になります。
「育児ドラマ」と聞くと通常なら子育てママの奮闘記となるところを、本作では男二人が同居して子育てをするというのが特徴で、もちろん定番の子育ての悩みなども描きつつ、男性が赤ちゃんを育てることの難しさなどをコミカルに描いているのがポイントとなります。
最初はママ友たちとは距離を置こうとするのですが、赤ちゃんの夜泣きをはじめ子育ての悩みや問題などを解決するためにママ友コミュニティの中に男一人参加するようになります。
犬猿の仲のジヨンがママ友コミュニティのリーダーであったため、ことごとくぶつかったり意地悪をされることもあるのですが、基本はホームコメディ作品でありとても気楽に見れるものとなっています。
ママ友たちのキャラクターがそれぞれに特徴があり、声を出して笑えるシーンも多数あります。
注目は、ジョンハンはママ友たちから受け入れられるのか?
ジョンハンとジヨンに過去何があったのか?そして、ジョンハン、イェスル、ミンの三角関係はどうなっていくのかということ!
終盤には皆仲良くなり感動の展開なども用意されていますので、ラブコメやサスペンスもいいけれどたまにはこんなシンプルなドラマもオススメですよ。
【マイリトルベイビー】感想と評価・評判
男だけの子育てドラマというと、海外ドラマ『フルハウス』や映画『クレイマー、クレイマー』に『スリーメン&ベビー』などアメリカではよく題材にされているのですが、本作はご近所のママさんたちとのやり取りや、コミュニティの大切さなどをコミカルに描いているというのが特徴となります。
韓国も日本と同様に男の育児休暇が浸透していないのはもちろん、子育ては女性がするのが当たり前だという社会であり、だからこその面白さがこのドラマにはあるんです。
韓国でも家で一人孤独に育児をするママさんも多いそうで、そんなママさんたちを元気付ける意味も込めてこのドラマは作られたんだとか。
そして主人公がママではなく叔父さんであり、しかも普段ヤクザにも恐れられる刑事というのがまた笑えます。
ママを主人公にすると視聴者が自分と比較してしまうところですが本作にはそれが無く、更に男性主人公のドタバタを見ることで笑えるというのもポイントだと思いました。
筋肉ムキムキのジョンハンが哺乳瓶を胸に張り付けて授乳したり、ママたちと一緒にベイビーヨガに通ったりと、コミカルでありほっこりとするシーンが多々あるのも楽しめました。
韓国ドラマにしては珍しく余計なトッピングをしていないのもこのドラマでは成功だったと思います!
途中で赤ちゃんを連れたまま事件現場にでも行くんじゃないかと思ってたんですが、そんなことをしないくてもママ友たちのキャラクターが相当濃いので、日常生活を描くだけでもハラハラドキドキの展開もあり見応え十分でした。
恋愛要素は普通の韓国ドラマと比べると薄いのですが、いい歳して恋愛下手な刑事の隠れた優しさなどが描かれ、意外と満足感がありました。
まとめ:男性が育児に奮闘する姿を描くだけで、ここまで面白く仕上げたのには驚かされました!
確かに他の韓国ドラマと比べると盛り上がりや斬新さには欠けますが、ママ友のキャラクターの良さや会話劇の面白さなどは秀逸でした。
最後に
このドラマの面白さは、チョ・ジヨン役のチョン・スヨンの優れたコメディエンヌぶりに尽きると思います!
色んな作品で個性的な役を演じられているだけあって、本作でも様々な表情を見せてくれていて一人でも何役分もの働きをしてくれました。