キムソヒョン×ファンミニョン主演作!
嘘が見抜けるヒロインと覆面人気作曲家のサスペンス&ラブコメの感想をまとめました。
(トップ画像公式ページより)
無駄な嘘 感想・評価
サスペンスとラブコメディのバランスが絶妙な良作ですが、これまでの作品とは違った新鮮味はなかったですね。
最近の韓国ドラマはラブコメディやサスペンスを軸にファンタジーやSFといった要素を付け加えたハイブリッド作品が定番。
そのバランスが素晴らしくとても面白い作品がある一方で詰め込みすぎてまとまりがない作品も数多くあります。
そんな中で本作は“嘘が分かる能力”を軸にしたサスペンス&ラブコメという韓国ドラマの王道路線のドラマになっています。
ヒロインの隣の部屋に主人公が引っ越してくるとか、才能のある主人公が過去に事件をお越し問題を抱えているなどベタと呼ばれる設定ではあるのですが、主人公とヒロインの二人はもちろんサブキャラクターたちが実に魅力的でコミカルさもうまく絡めているのでありきたりだとは思いませんでした。
ヒロインが嘘を分かる能力を仕事にして、誰が嘘をついているか見抜いたり、浮気しているかどうか依頼人に伝えたりと、一種の巫女や占い師のようなことをしているというオリジナリティもあり、それが王道の展開に刺激を与えています。
しかし、主人公が作曲家という職業のせいでアイドルや芸能界と関わる設定になっているのは、ドラマを華やかにするためとはいえ余計に思えました。
韓国ドラマの芸能界を扱ったものはやり過ぎ感が強く、そこばかり気にしていると本筋から気が散ってしまうんですよね…。
相手の嘘に気付いてしまうことで人付き合いが上手くいかないヒロインと、過去の事件を切っ掛けに人目を避けて暮らしていた主人公には、仕事柄人から追われたり恨まれたりするという共通点があります。
この二人がお互いに足りないところをどう補っていくのか?
そして自身のトラウマをどう乗り越えるのか?がポイントでしたが、嘘を見抜くことよりも信じたいものを信じ貫くというメッセージが秘められていましたね。
真相を明らかにするよりも、自分が信じたいと思う相手を見つけて向き合うこと。
これはとても素敵なことですね!
ただ、予想通り終盤になるにつれてサスペンス要素が強くなっていくのですが、これは同じパターンの繰り返しのようで退屈に感じました。
特にヒロインの能力を活用すれば解決しそうなのに、それを使わず長引かせたのにはイライラ!
まぁ、これがドラマというものなのかもしませんが、わざと長引かせているように見えたのは残念でしたね。
まとめ:設定の斬新さや展開のユニークさなどは特にありませんでしたが、ラブコメディとサスペンスのバランスが上手く取れていて安心して見られる良作だったと思います!
主人公の二人のみならずサブキャラクターたちも実に魅力的で、同じことの繰り返しに見えた後半のサスペンスパートがスッキリしていれば最高の出来だったかもしれません。
最後に
一昔前の韓国ドラマだと、終盤のサスペンスパートがラストにまで食い込んでバタバタして終わるというパターンか多かったですが、本作はラスト1話をメイクキャラクターたちのロマンスやその後の話に割いていて、キャラクタードラマとしては期待通りの締めくくり方になっていたと思います。
個人的な希望としては、サスペンスパートをもっとスッキリさせてラブコメ要素をもっと増やしてくれたら最高だったのに…。
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