オム・ジョンファ×ソン・スンホン主演!
キャリアウーマンに突如訪れた逆転生活を笑いと感動で描いたハートフルな家族ドラマ!
キャスト・あらすじ・感想・みどころなどをまとめました!
ミスワイフ【韓国映画】キャスト一覧
英題:Wonderful Nightmare
2015年8月13日韓国で公開(日本では2016年8月13日公開)
上映時間:124分
観客動員数:約98万人
監督:カン・ヒョジン
脚本:キム・ジェヨン
【ヨヌ役】オム・ジョンファ
【ソンファン役】ソン・スンホン
【イ所長役】キム・サンホ
【ミソン役】ラ・ミラン
【ハヌル役】ソ・シネ
本作は『ミス・ギャングスター』のカン・ヒョジン監督による作品。
当初は『素敵な悪夢』という仮題でしたが、途中で『ミス・ワイフ』に変更されました。
オム・ジョンファさんは”韓国歌謡会の女王”とも呼ばれる歌手であり、数多くのドラマや映画に出演する女優でもあります。
近年の作品にドラマ『魔女の恋愛』や大鐘賞主演女優賞を獲得した映画『悪魔は誰だ』などがあります。
実弟はドラマ『魔王』や映画『建築学概論』で知られたオム・テウンさん。
共演のソン・スンホンさんは韓流スターとして長年ドラマや映画の第一線で活躍されていてますが、近年は映画『純愛中毒』やドラマ『Dr.JIN』『師任堂(サイムダン)、色の日記』などの作品に出演していて、本作は待望のラブコメ作品となりました。
長女ハヌル役は子役として活躍したソ・シネさんが演じていますが、近年はドラマ『ソロモンの偽証』で女優として成長した姿を見せています。
その他には、最近日本映画『焼肉ドラゴン』に出演した名優キム・サンホさんや、ドラマ『応答せよ1988』や数多くの映画に出演するラ・ミランさんなどが脇を固めています。
ミスワイフ【韓国映画】あらすじ
敏腕弁護士のヨヌは、勝訴率100%を誇るエリート独身女性。
頑張りの甲斐あって夢だったニューヨーク本社への転勤が決まったのですが、不慮の交通事故に遭ってしまいます。
ヨヌが目を覚ますとそこは見知らぬ場所で、そこで怪しげな男にヨヌが死んでしまったことを知らされることに。
しかし、ヨヌが一月だけ別人に成り済ませば元に戻してくれると言うのです!
ただし、ちゃんとその人になりきって正体を見破れないことが条件だということ。
ヨヌは不満に思いながらも条件を受け入れ、二人の子持ちの主婦としてこれまでとは正反対の生活を送ることになります。
なかなかその情況を受け入れられずパニックに陥るのですが、次第に子供たちや夫との生活にも慣れていき・・・。
ミスワイフ【韓国映画】みどころ
本作は不慮の事故で亡くなってしまったヒロインが、他人の人生を一月だけ過ごすことで元の身体に戻れるというファンタジードラマです。
いわゆる神様の手違いで本来死ぬはずではなかった人が死んでしまい・・・というこれまでにもよく題材として使われてきたもの。
しかし、そこにヒロイン本来の性格が影響して、ただの主婦に成り済ますはずが数々の騒動を起こすことになります。
この過程がコミカルで本作の見どころの一つとなっています。
それでいて、最初は他人の人生や家族を拒否していたヒロインも、一緒に過ごすうちに徐々に親密になっていきます。
そして、元の姿の職業である弁護士の能力も活かして、主婦仲間や家族を救うことになっていくんです。
この家族ドラマの過程もハートフルなもので、展開に新鮮さや驚きはないものの彼女の考え方がそれまでと変わっていく様は見ていて気持ちがいいもの。
後半の展開は感動もので、韓国映画良さが出た素敵な作品に仕上がっています!
ミスワイフ【韓国映画】感想と評価・評判
本作と似た設定の作品の代表作に1978年のアメリカ映画「天国から来たチャンピオン」がありますが、別人の体に入ってホームコメディになるという展開は韓国映画らしいもの。
最初はヒロインのいけ好かない感じが気になるのですが、徐々にコミカルな展開が増え笑えてきます。
ただの主婦でしかなかったヒロインが、弁護士としての性分がしゃしゃり出て来て周りを驚かすという展開は、ベタでありながらもやはり笑ってしまいました。
ただ、ソン・スンホンさんとオム・ジョンファさんでは年齢の開きがありバランスが悪く、オム・ジョンファさんは役柄の39歳にも、入れ替わった主婦の34歳にも当然見えないのは痛いところ。
そして、韓国作品のお決まりとも言える”女性への暴行”は見ていて嫌な気分にしかならず、これをコメディに入れるのはどうかと思いました。
ただの主婦に弁護士の魂が入って事件を解決する!というの流れが面白いのは分かりますが、その事件にこれをチョイスするのは例えメッセージ性を持たせたいとはいえ重すぎると思います。
何かとこうゆう事件を差し込んでくるのは、例え社会問題とはいえ作品を選んで欲しいですね。
中盤から笑いどころが増えてきて楽しく見れてたのに、一気に興醒めしてしまいました。
その他にもたった一月の間に都合よく家族に色んな不幸が訪れるのも、これまでの流れからの落差から戸惑ってしまいます。
初めから家族ドラマと分かっていたのなら問題ないのですが、ラブコメといいながら中身はシリアスなことが多く、もっとコミカルな展開を期待して見ると拍子抜けしてしまうかもしれませんね。
とはいえ、家族ドラマとしては感動的な作品なので、先入観持たずに見ればなかなかの作品だと思いますよ!
コメディだと思って見ていた分、感動の度合いも大きくなりました!
最後に
本作は”家族ドラマ”として見ればなかなかの秀作です。
しかし、日本では”ソン・スンホン待望のラブコメ!”と紹介されている為か、それを期待して見ていると「あまり笑えないなぁ」とか「恋愛要素ないじゃん!」と期待はずれに思えてしまうんです。
どう見てもオム・ジョンファさんメインの作品ですし、ラブコメではなくコミカルさもある家族ドラマなんですけど、紹介の仕方が間違っているせいで作品が勘違いされるのは問題です!