ミリオネア邸宅殺人事件【韓国ドラマ】キャスト相関図・最終回・感想

 

ミリオネア邸宅殺人事件韓国ドラマ

「キングダム」シリーズのキム・ヘジュンと「SKY キャッスル」のオ・ナラ共演による本格派ミステリードラマ。

有名画家の莫大な遺産を巡って繰り広げられる骨肉の争いを描いた推理ドラマです。

キャスト、あらすじ、感想、最終回についてなどをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

ミリオネア邸宅殺人事件キャスト相関図

原題:十匙一飯(シプシイルバン)

U-NEXT全16話

平均視聴率:3.03%

最高視聴率:3.9%

放送期間:2020年7月22日~8月13日まで韓国MBCで放送

演出:チン・チャンギュ
「バッドパパ」
「トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?~」
「逆賊-民の英雄 ホン・ギルドン-」など

脚本:チェ・ギョン

ミリオネア邸宅殺人事件相関図

【ユ・ビンナ役】キム・ヘジュン
画家ユ・イノの娘。婚外子。

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【キム・ジヘ役】オ・ナラ
ビンナの母でユ・イノの元不倫相手。

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【チ・ソリョン役】キム・ジョンヨン
ユ・イノと同居する元妻。演劇演出家。

 

【ユ・イノ役】ナム・ムンチョル
著名な画家。億万長者。

 

【ムン・ジョンウク役】イ・ユニ
ユ・イノの友人でマネージャー。

 

【パク・ヨサ役】ナム・ミジョン
ユ・イノ宅の家政婦。

 

【トッコ・チョル役】ハン・スヒョン
ユ・イノの異父弟。前科5犯。

 

【ユ・へジュン役】チェ・ギュジン
ユ・イノの甥。ロースクール生。

 

【トッコ・ソン役】キム・シウン
トッコ・チョルの娘。

 

 

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ミリオネア邸宅殺人事件あらすじ

ミリオネア邸宅殺人事件韓国ドラマ

億万長者として知られる著名な画家のユ・イノ(ナムムンチョル)。

そんな彼の大豪邸で誕生日会が開かれることになり、それぞれに事情を抱えた者たちが招かれてやって来ました。

ユ・イノ唯一の子供である婚外子のビンナ(キムヘジュン)とその母(オ・ナラ)、ユ・イノの異父弟(ハンスヒョン)、そして豪邸で暮らす妻(キムジョンヨン)や甥(チェギュジン)、姪にマネージャー(イユニ)、家政婦(ナムミジョン)といった9名が一堂に会することになります。

一方、主であるユ・イノは病気で余命わずかであることから、これを期に遺言状を公開するつもりでいました。

しかし、他の参加者たちは遺言状のことを気にしてばかりで、なんとかして中身を確認しようと画策していたのです。

ところが、誕生日の翌朝にユ・イノが遺体で発見され、その時家にいたビンナたち8名が容疑者とされてしまいます。

その後、ビンナ以外の7人に謎の手紙が届けられていたことが明らかになり、ビンナも誰かの策略により父親殺しの犯人と疑われてしまうのですが・・・。

 

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ミリオネア邸宅殺人事件みどころ

本作は韓国ドラマとして初の豪邸を舞台に殺人事件の真相に迫る推理ドラマです。

複雑な家族関係とドロドロとした人間模様、その場に居合わせた家族や友人たちが容疑者となる展開、犯人探しと共に描かれる遺産を巡っての様々な駆け引きなど、誰もが犯人として怪しく見えるミステリードラマとなっています。

通常推理ドラマでは、探偵や警察が中心となって事件の真相に挑むのですが、本作では容疑者たちが自分達の身の潔白を証明するため、遺産相続により大金を得るために犯人探しをすることに。

家族内で疑い合いつつ、時に協力し、そして裏切る。そんなスリリングが展開がコミカルに描かれるのも本作の特徴です。

果たして誰が画家を殺し、誰が莫大な遺産を相続することになるのか!?

 

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ミリオネア邸宅殺人事件感想・評価

日本をはじめ海外においても、ミステリー/推理ドラマといえば”豪邸を舞台とした殺人事件”というイメージが真っ先に浮かぶと思うのですが、意外にも韓国ではそういった王道作品は作られてきませんでした。

財閥の相続権を巡って親族や関係者が争う展開なんて山ほど描かれてきたのに、何故か世界的な王道パターンはこれまで使われずにきたんです。

想像するに韓国では”探偵”という職業や名称が法律で禁じられている(近年少し改正されたようですが…)ということが大きく影響しているのでしょう。

イギリスでシャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロ、日本で金田一耕助や明智小五郎が生まれたのに対して、韓国では探偵が事件を解決するという設定自体が使えなかったんです。

もちろん探偵が出てくる作品が全く無いわけではないのですが、そもそも違法なので警察の協力を得られたり大々的に看板を掲げることも出来ません。

だからこそ探偵が主人公として登場する推理ものは作りにくいですし、刑事や検事が主人公だと組織や政治なども絡んできてワンシチュエーションでは収まらなくなるわけです。

つまり韓国ドラマとしては新鮮に映る本作ですが、設定や展開はありきたりですし、探偵も登場しないことから誰視点で見ればいいのか分かりにくい。

それに普通のミニシリーズと比べると半分の長さしかないものの、映画サイズ内で事件を解決するのが定番の推理ものにしては話が長すぎますし、犯人が誰か分かってからも何故か話が終わらず、その後エンタメ展開に突入してしまうんです!

元々かなりトリッキーな作品だったとはいえ、この展開は推理ドラマ好きからすると余計としか思えませんでした。

登場人物たちの行動の滑稽さを描くことでドラマが見やすくなっていたのは確かなんですが、この長さはシンプルな事件をムダに引き伸ばしているようにも見えましたし、犯人が分かるまで時間をかけすぎていて間延びした感じもしました。

さらに、無駄に前に出過ぎる家政婦をはじめとした他の登場人物も基本最低な奴ばかりで、やはり家族以外の第三者が推理役として存在しなかったのは作品的にも締まらないと感じました。

事件現場に来て聴取する刑事たちも存在感がなく、最後まで無能なままでしたしね。。。

 

まとめ:推理ドラマ初心者にとっては理解しやすくて見やすいドラマだと思いますが、他の推理ドラマと比べると特にこれといった特徴もなく無駄な要素が多すぎる作品に思えるでしょう!

いっそ全編コメディタッチにした方が良かったかも?!

 

ミリオネア邸宅殺人事件最終回は?

※ネタバレあり!

序盤では犬猿の仲だったビンナとソンが、大人たちの醜い争いを見ていくうちに協力して犯人を探し出そうとするのですが、そこだけは意表を突いていて面白かったですね。

とはいえ、その捜査方法がSNS中毒であるソンが録画していた映像をチェックするというのは・・・。

まずどれだけ録画し続けてたんだよ!と突っ込みたくなりますし、それをネットにあげて視聴者に映像解析してもらったり、証拠となる映像も映ってたりと、良く言えば現代的だといえますがあまりにも都合が良すぎます!

それにヘジュンも各部屋や電話まで盗聴していて、そこに悪事や悪口なんかが都合良く録音されているという・・・ここまでご都合主義だとそりゃ探偵なんていらないよな!!

それにヘジュンのキャラクターは後半になると可哀想に思え、更にいい人にも見えてくるというのに、前半ではどう見ても悪人キャラだったのは何なんでしょう??

ビンナを犯人に仕立てあげようとまでしていたのに、もくてきは遺産ではなく亡き父を殺した犯人たちへの復讐だった!って、この設定途中で追加したのか?というほどの変わりようだったのが気になりました。

このように気になるところが盛り沢山のドラマだったのですが、最終回に関しては「これ本当に推理ドラマだった?」というものでした。

なにせ、メインキャストの内6人が協力して抜け駆けした詐欺師を罠にはめるという犯罪エンタメのような展開になるんですから!

終始コメディ路線でいってたのならそれでも良かったのでしょうが、あまりにもテイストが違ってましたね。最初からこんなノリだったら面白かったかなぁ。

 

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