ソン・ユナ6年ぶりの復帰作!
ムン・ジョンヒ、チョン・ジュノ、ホン・ジョンヒョン共演で贈る母と息子の絆と女同士の友情を描いた感動作。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ママ最後の贈り物【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:ママ
U-NEXT全24話
平均視聴率:15.1%
最高視聴率:20.3%
放送年度2014年8月から韓国で放送
演出:キム・サンヒョプ
『華麗なる誘惑』『7級公務員』
脚本:ユ・ユンギョン
『契約主夫殿オ・ジャクトゥ』『みんなでチャチャチャ』
【ハン・スンヒ(ステラ・ハン)役】ソン・ユナ
カナダで活躍するシングルマザーの有名画家。末期ガンに侵され余命宣告をされたことから息子グルの父親がいる韓国へ帰国する。
【ソ・ジウン役】ムン・ジョンヒ
テジュの妻。表向きはセレブママだが、実際は借金に追われスーパーで働いている。スンヒの素性を知らず友人となる。
【ムン・テジュ役】チョン・ジュノ
スンヒのかつての恋人でグルの父親。現在はジウンの夫。妻の父親の会社で働いていたが倒産したため、現在はアパレル会社勤務。
【ク・ジソプ役】ホン・ジョンヒョン
カメラマン。スンヒが使うアトリエの元の持ち主。スンヒの病気を知り気にかけるようになる。
【ハン・グル役】ユン・チャニョン
スンヒとテジュの息子。
【クォン・ドヒ役】チョン・スギョン
ジウンのママ友。テジュの上司でキム理事の妻。
【チン・ヒョジョン役】チョン・スヨン
ジウンのママ友。
【カン・レヨン役】ソン・ソンユン
テジュの上司、本部長。
【キム理事(キム・ムノ)役】チェ・ジョンファン
テジュの上司でドヒの夫。
【ムン・テフン役】キム・ヒョンギュン
テジュの弟でジソプの友人。
本作はソン・ユナの2008年ドラマ「オンエアー」以来、6年ぶりとなる復帰作!
脚本家のユ・ユンギョンさんは本作で〈MBC演技大賞今年の作家賞〉を受賞し、主演のソン・ユナも〈2014年MBC演技大賞特別企画部最優秀演技賞〉をはじめ、この年の演技賞を数多く受賞しています。
別出演としてパク・ソジュンも登場しますので、どんな場面にどんな役柄で登場するのかにも注目して下さい!
本作のOSTは韓国ドラマとしては珍しい全編インストゥルメンタルというもの。
歌もので登場人物の心情を表現するのもいいのですが、本作のような懐かしさ漂う曲は物語に集中するのにはもってこいです。
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ママ最後の贈り物【韓国ドラマ】あらすじ
カナダで東洋画家として成功したスンヒ(ソンユナ)は、息子のグルと暮らすシングルマザー。
13年前に愛する人と別れ、身重の身体で一人カナダへと渡り苦労の末に成功をつかんでいました。
しかしスンヒは末期の胃がんにより余命6か月を宣告されてしまうのです。
愛する息子の将来を心配したスンヒは、かつての恋人でグルの実の父親テジュ(チョンジュノ)に息子を託すため韓国へと戻ってきます。
ところがテジュには妻ジウン(ムンジョンヒ)がいたため、彼女に近づいて関係を築いていこうとします。
一方でジウンは、交際費や教育費による金銭トラブルを抱えていたのですが、スンヒに助けられたことで心を開き、夫との関係性を知らないまま友情を育んでいくことになります。
その為、元恋人で実の父親に息子を託そうとするのですが、そこには様々な問題があり・・・。
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ママ最後の贈り物【韓国ドラマ】みどころ
本作は余命宣告されたスンヒと息子の愛や、ジウンとの友情を描いた感動作です。
息子のグルを実の父親であるテジュに託そうと考えたスンヒでしたが、テジュにはジウンという妻や娘がおり、しかも生活は借金によりどん底の状況なのでした。
他にもテジュが上司と不倫していたりとジウンは様々な面で苦労しており、スンヒはテジュ家族を息子を託すに相応しい家庭にしようと手を貸しますがなかなかうまくはいきません。
ジウンの立場を考えるとグルの事を告白するわけにもいかず、スンヒの体調も予想以上の早さで悪くなったりと簡単に事は運びません。
更には、スンヒとテジュが別れることになった真相が分かったり、スンヒに若きカメラマンとの出会いがあったりと様々な状況が重なっていくこととなります。
当初は、テジュに息子を託せば安心出来ると考えていたスンヒでしたが、その思惑はことごとくハズレることとなり、果たして息子を託せる相手が現れるのか!?というのが本作のメインテーマとなります。
そこにジウンとの友情や年下のイケメンジソプとの恋愛などもあり、見応えのある温かいドラマとなっています。
キャラクターの魅力としては、ソン・ユナ演じるスンヒはオートバイマニアというカッコいい女性を演じており、オートバイに乗るシーンも度々登場しています。
それでいて息子を心配する母親という一面も見せるなど、そのギャップに惹かれることになります。
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ママ最後の贈り物【韓国ドラマ】感想と評価・評判
本作は死にゆくスンヒの”終活”を描いたようなドラマだと言えます。
スンヒのシングルマザーのとしての頑張りや、愛する息子に対する切実な想いなどは、よくある主人公が病気にかかるドラマなどとは違った感動がありましたし、多くの母親や子供をもつ親たちの共感を呼ぶものだと思いました。
スンヒの行動によって問題が複雑化したり、新たな軋轢も生んだりもするわけですが、そのことによって関係が見直されたり真相が分かったりするというのは感慨深いものです。
余命宣告をされたとはいえ、現実的な問題としっかり向き合ってぶつかっていくスンヒの姿には素直に感動させられます。
まとめ:韓国ドラマ特有の家族のイザコザや、過去の出来事の真相が明かされるお決まりの展開などもありましたが、総じて温かくて感動的な母の愛の深さが表現されたドラマでした。
最後に
こういった主人公が病気に侵される作品は、その病気が治るのかそれも亡くなってしまうのかに注目されがちですが、本作の場合はそれよりも主人公が残された時間をどのように過ごし、その行動が周りにどのような影響を与えるのかが重要となります。
最終回に関してもハッピーエンドと感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、私としてはスンヒからの影響が周囲の人物に色濃く出ていて、とても温かいラストだと思いました。