2017年No. 1ヒット作「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」のク・ヒョンスク脚本、韓国の国民的女優ユン・ヨジョン主演、「チュノ~推奴~」「オー・マイ・クムビ」のオ・ジホ共演で贈るヒューマンラブコメディ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
魔女たちの楽園【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:二度はない
全36話
平均視聴率:9.0%
最高視聴率:13.2%
放送期間:2019年11月2日〜2月29日までMBCで放送
演出:チェ・ウォンソク
「オ・ジャリョンが行く!」「エア・シティ」など
パク・サンウ
「私の恋したテリウス〜A Love Mission〜」など
脚本:ク・ヒョンスク
「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」「伝説の魔女〜愛を届けるベーカリー」など
【ポク・マンレ役】ユン・ヨジョン
楽園荘の女将。口は悪いが人情に厚い性格。
【クム・バクハ役】パク・セワン
楽園荘で出産したシングルマザー。4号室の住人。
【ナ・ヘジュン役】クァク・ドンヨン
クソンホテル会長の孫。戦略本部長。
【カム・プンギ役】オ・ジホ
クソンホテルが運営するゴルフクラブのコーチ。5号室の住人。
【パク・ウンジ役】イェ・ジウォン
クソンホテルが運営するゴルフ場のキャディ。6号室の住人。
【キム・ウジェ役】ソン・ウォンソク
プロゴルファー。3号室の住人。
【ナ・ヘリ役】パク・アイン
ヘジュンのいとこ。クソンホテルのマーケティング本部長。
本作は最高視聴率36%以上を記録した2017年No. 1ヒットドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」の脚本家による作品です。
主演は韓国の国民的女優として知られるユン・ヨジョンさん。映画にも数多く出演されていますが、ドラマだと「頑張れクムスン」の祖母役が有名ですし、近年だと傑作「ディア・マイ・フレンズ」が最高でした。そんなユン・ヨジョンさんは本作で、訳ありの宿泊客ばかりが集まる楽園荘の女将を演じているのですが、さすがの存在感を発揮しています。
そして「トッケビ」でデビューし「恋するレモネード」で注目を集めたパク・セワンさんと、子役出身で「雲が描いた月明かり」などで人気を博したクァク・ドンヨンさんが若者カップルを演じ、主演俳優として様々な作品に出演するオ・ジホさんや、個性派女優イェ・ジウォンさんらもメインキャストに名を連ねています。
この他にも楽園荘の住人役として、チュ・ヒョンさん、チョン・ソギョンさん、コ・スヒさん、クソンホテル会長役のハン・ジンヒさん、ヘジュンの母役のファン・ヨンヒさん、ヘリの母役のパク・ジュングムさんなど、韓国ドラマ好きにはお馴染みの面々も出演しています。
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魔女たちの楽園【韓国ドラマ】あらすじ
訳ありの長期宿泊者たちが滞在する楽園荘。その女将マンレ(ユンヨジョン)は、口は悪いものの住人たちの面倒をよくみる情の厚い人物として知られていました。
ある日、そんな楽園荘にシングルマザーのバクハ(パクセワン)がやって来ます。
彼女は妊娠中に夫を火災で亡くしていたのですが、夫の死に疑念を抱いて夫の勤め先であったクソンホテルに押し掛けていました。
しかし、そんなバクハを金目当てだと勘違いしたホテルの戦略本部長ヘジュンは彼女を追い返してしまいます。
その帰り道で産気づいしまったバクハは楽園荘の住人たちに助けられ、そのまま楽園荘で出産しました。
マンレの勧めにより楽園荘に住むことになったバクハは、その後ヘジュン(クァクドンヨン)と最悪な再会を果たすことになるのですが・・・。
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魔女たちの楽園【韓国ドラマ】みどころ
本作はソウルにある古い宿楽園荘を舞台に、訳ありな宿泊者たちとクソンホテルの人々との対立を描いたヒューマンラブコメディです。
最悪の出会い方をしたバクハとヘジュンを筆頭に、恋人関係にあるヘリとウンジェや、初恋相手のゴボクと再会したマンレ、そして気の合うプンギとウンジなど、様々な世代の恋愛模様が描かれていて、それと同時に登場人物の訳ありな過去や楽園荘とクソンホテルの人々の奇妙な関係性も描かれていきます。
メインキャスト数人を描くだけでなく、楽園荘とクソンホテルの人々が丁寧に描かれているのも本作の特長で、癖の強い楽園荘の人々やどこか憎みきれない悪役たちのキャラクターに笑い、血の繋がりの無い楽園荘の人々の家族以上の結び付きに感動するなど、喜怒哀楽が詰まったドラマとなっています。
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魔女たちの楽園【韓国ドラマ】感想・評価
タイトルだけを見ると熟女たちがメインの昼ドラのように思えるかもしれませんが、全世代の恋愛模様をコミカルに描いたヒューマンドラマとなっていました。
内容は古い宿「楽園荘」を舞台とした群像劇といったテイストがありつつ、長期宿泊者が数多く滞在する小さな宿とゴルフ場も備えたホテルとの関係や、ホテルの経営陣と宿に暮らす訳あり住人との対立などもテーマとなっています。
韓国ドラマでよく描かれる対比(格差)関係もありながらドロドロしたものではないのが良かったですし、宿に暮らす人々の家族以上に親密な関係性は見ていて癒されました。
韓国ドラマでは”家族”というものが作品のテーマの一つとして描かれることが多いのですが、本作は血の繋がりよりも大切なものが描かれていて、これまでの定番家族ドラマとはちょっと違ったものになっています。
賃貸ではなく宿に長期宿泊している理由とは?ホテルで働きながら楽園荘で暮らしいるのは何故なのか?そして楽園荘とホテルに関係者が多すぎるなど設定自体はいかにも作り物なんですが、そんな中で描かれる人間模様はありきたりな家族ドラマ以上に伝わってくるものがあり、下手に家族同士のゴタゴタ劇などにしなかったことが正解だったんだと思います。
必要以上に美男美女が出てこないのもリアルでしたし、ヒロインが終盤になるほど垢抜けていくというお決まりのパターンがないのも好感が持てました。
恋愛模様は定番の格差恋愛だったり、結婚を反対する流れがあるのも定番なんですが、そこがメインではないのであまりに気なりませんでしたね。
マクチャンドラマが好きな人にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、ドラマを見てほっこりしたい人にはオススメの作品です!
最後に
失礼を覚悟で言うなら、本作には今大人気の若手俳優もいなく最近韓国ドラマにはまった若者たちが見たくなるような要素もありません。
しかし、大都会で暮らす中で家族でもない人たちから助けてもらったり、そんな中で過去と決別し新たな旅たちをするなど、実にグッとくる内容のドラマなんですよね。
全36話と少し長めの作品ではありますが、全50話を越えるものがほとんどの韓国の家族ドラマと比べるとコンパクトにまとまっていますので、是非とも多くの方に見ていただきたいですね!