【韓国映画】子供と一緒に見れるお勧め5選！エロ＆グロなしの傑作は？

 

2023年現在、日本で人気となっている韓国ドラマはラブコメやサスペンス、愛憎劇に時代劇と大人向けの作品ばかり。

もちろんその中にはお子さんが見ても楽しめるのもありますが、残虐な描写やエロティックなシーンが盛り込まれているものも当然あり、日本の作品と比べると刺激的なのは確か。

それはドラマのみならず映画においても同様で、お得意の犯罪ものや社会の闇を描いたものなどが韓国映画の人気ジャンルとなっています。

そんな中、今回は子供と一緒に楽しめる韓国映画5作品を紹介していこうと思います！

これらは飛び抜けて有名な作品ではありませんが、どれも感動の名作となっていますのでぜひチェックしてみてください！！

 

 

食糧問題がテーマ「オクジャ」

「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督が手掛けた米韓合作のNetflix映画。

この映画を簡単に例えるならジブリ作品を実写化したようなもので、宮﨑駿監督が自然破壊や人間への警鐘を描いてきたように、本作では世界の食糧問題をテーマにしています。

それに加えて一般的には知られていない食肉業界の闇や動物愛護団体の過激さなども描き、エンタメ作品でありながら社会派作品になっているのが特徴です。

それでいてシリアスな内容になっていないのは流石ポン・ジュノ！というところで、アクション、コメディ、キャラクタードラマとしても楽しむことができるんです。

遺伝子組み換えで生まれたスーパーピッグ・オクジャと少女との友情ドラマは美しく感動的なんですが、それと同時に私達が簡単かつ安く肉を食べられる裏で犠牲になっている存在がいるということも知ることができますし、少女とオクジャの関係性を利用しようとする大人たちの嫌らしさと、現代を生きる人のエゴも垣間見ることになります。

社会問題について考えながらもエンタメとしても楽しめる、というのは親子で見て感想を言い合うのに最適なんじゃないでしょうか？

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感動の親子ドラマに涙「がんばれチョルス！」

凸凹親子の珍道中に笑い、感動の親子ドラマに涙するハートフルな作品。

男性主人公が少女と関わることで変化・成長していくという展開はよくあるものですが、そこに主人公はムキムキな見た目に反して中身は子供という設定や、難病に犯された大人びた少女という要素があることでキャラクタードラマとして楽しめるものとなっています。

本作はそんな個性的な二人がある目的を果たすために旅に出たことで、家族やメディアを巻き込んだ大騒動になるという流れで、その珍道中具合と個性的な脇役たちを巻き込んだドタバタ劇を堪能することができます。

他の韓国作品にあるような社会的メッセージ性はなく、いうなればベタな感動作品ではあるのですが、悪人が登場して困難に巻き込まれるのではなく、人々の優しさに助けられるという作品だからこそ誰しもがホッコリできるのだと思います。

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兄弟愛の感動作「それだけが、僕の世界」

いわゆる「レインマン」的な兄弟愛をテーマにした感動作。

家族との長年疎遠になっていた中年の元プロボクサーが、サヴァン症候群を患う弟と関わることで共に成長し、家族としての絆をも再生させていくというストーリーで、設定的にはベタだけど高水準な作りになっています。

クールでスタイリッシュなイメージがあるイ・ビョンホンさんが野暮ったいキャラクターに挑戦していたり、高い演技力が評価されているパク・ジョンミンさんが自閉症で天才ピアニストという難役を見事に演じていたりと、秀逸な人間ドラマを見るのに最適な作品だといえます。

それでいて親子のドラマや義足の女性ピアニストとの関わりなども描かれるなど、弟がピアニストとして成功する過程だけでなく、悲劇の真相についても描かれる展開は韓国ドラマ的なものとなっています。

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実話を元にした「ハナ　奇跡の46日間」

世界卓球選手権に南北統一チームで参加したという実話をもとにしたスポーツ・ヒューマンドラマ。

南北問題について詳しく描いた作品ではありませんが、国家間で問題があることやお互いに対して思うところがあるというのは見ていて伝わってきますし、そんな両者が卓球を通して友情を深めたり、最終的には一つのチームとして団結したりする展開はベタだけど感動的でした。

舞台が30年前なのでビジュアル的に古臭く感じたり、実話がもととはいえ出来過ぎでしょと思うところもありましたが、シリアスとコミカルのバランスやテンポも良いので王道でも惹き付けられることに。

政治問題や長年のしがらみなども跳ね返すスポーツの素晴らしさを描いた作品です。

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ドタバタコメディ「ハロー！？ゴースト」

自殺を何度も図るも何故か失敗してしまう男と彼にとり憑いた4人のゴーストたちとのドタバタ模様を描いたコメディ作品。

本作は「猟奇的な彼女」で知られるチャ・テヒョンさんの魅力がいかんなく発揮された作品であり、魅力的かつ個性豊かなゴーストたちのキャラクタードラマでもあります。

前半は主人公とゴーストたちとのやり取りをコミカルに描いているんですが、後半になるとゴーストたちの正体が明らかになりテイストが一変することに。このシフトチェンジが本作の肝で、前半のB級コメディ感あるところから号泣必死の展開になることで総合すると名作という印象に様変わりするんです。

人によっては感動の押し売りのように思えるかもしれませんが、前半に散りばめられた伏線が後半で回収されていくのはスッキリしますし、分かっていても泣けてしまう珠玉のラストは幅広い層に刺さると思います。

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最後に

以上の5作品はそれぞれに違った感動を描いています。

社会的なメッセージ性も含んだ動物と少女との友情に、一風変わった親子の関係、家族との絆と兄弟愛を描いたものに、国境を超えた友情とスポーツの素晴らしさ、そして知らなかった家族からの愛を描いたものと、子供の教育にもなりつつ大人でも感動できる作品ばかり！

刺激的なところが韓国映画の特徴のように思われている人も多いかもしれませんが、実はこれらのような心温まる作品も沢山あるんだということを知っていただき、良ければ親子一緒に楽しんでもらえると幸いです。