キム・ソヒョン主演。
ソン・ガン、チョン・ガラム、コ・ミンシなど、人気若手俳優が多数出演したNetflixオリジナルドラマシリーズ第2弾!
前作から4年後の世界を舞台に、若者たちの恋と葛藤を描く。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
恋するアプリシーズン2【韓国ドラマ】キャスト
Netflix全6話(シーズン2)
放送年度2021年3月12日から配信スタート
演出:キム・ジヌ
「グッド・ドクター」
「推理の女王」
「SUITS」など
脚本:イ・アヨン、ソ・ボラ
「コーヒーよ、お願い」
【キム・ジョジョ役】キム・ソヒョン
大学生。心にガードを張る孤独なヒロイン。
【イ・ヘヨン役】チョン・ガラム
ジョジョの恋人。
【ファン・ソノ役】ソン・ガン
有名アラームバッジクラブ会員。セレブ。
【パク・クルミ役】コ・ミンシ
ジョジョのいとこ。バッジクラブ会員に憧れている。
【ユクチョ役】キム・シウン
ソノの彼女的存在。バッジクラブ会員。セレブ。
【ブライアン・チョン役】キ・ドフン
ラブアラームの開発者・・・とされている人物。
本作は、2019年に配信されたNetflixオリジナルドラマシリーズの第2弾。
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恋するアプリシーズン2【韓国ドラマ】あらすじ
革新的アプリ”ラブアラーム”が流行してから4年、新たな機能が追加された”ラブアラーム2.0″がリリースされ話題を集める中、ジョジョ(キムソヒョン)とヘヨン(チョンガラム)の交際は順調そのものでした。
しかし、ラブアラームの開発者から4年前に貰った”盾”というの機能により、ヘヨンのアラームを鳴らせないことを気に病んでいたジョジョは、盾を削除しようと密かに開発者を探していたのです。
ところが、ラブアラーム2.0の開発者として初めてメディアの前に現れた人物は、ジョジョがよく知るチョン・ドックではなく、ブライアン・チョン(キドフン)という謎の人物だったのです。
一方、仲の良い家族を装うことやユクチョ(キムシウン)との偽りのカップル関係を維持することに疲れていたファン・ソノ(ソンガン)は、久々にジョジョと再会し彼女へに対する想いが再燃することに。
そんな中、ソノが未だにジョジョに想いを寄せていることに気付いていたヘヨンと、彼のそばに居ながらもアラームを鳴らして貰えずにいたユクチョは、二人の再会を喜ぶことが出来ず・・・。
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恋するアプリシーズン2【韓国ドラマ】みどころ
「恋するアプリ」の続編となる本作では、新たな機能が追加された”ラブアラーム2.0″がリリースされた4年後の世界が舞台となります。
シーズン1は”ラブアラーム”という恋愛応援アプリを活かしての青春ラブストーリーといった印象でしたが、続編となる本作ではアプリに振り回される彼らの葛藤を描いています。
ジョジョはヘヨンのことが本当に好きなのか心配になり”盾”を削除してもらおうとチョン・ドックを探し始めるのですが、一方のヘヨンもソノとジョジョが再会したことを不安に感じていました。
更にソノのことが好きなユクチョもソノの気持ちが自分に向かないこと心配するなど、ラブアラームというアプリがもたらした影響が前作以上に表れています。
さらに、ラブアラームの開発者としてブライアン・チョンが新登場し、ラブアラーム関する謎やチョン・ドックとの関係性が描かれるなど、サスペンス/ミステリーチックな要素があるのも特徴となります。
好きという感情をアラームで表現するようになった世界で、自分の本当の気持ちを言葉にする大切さを描いた斬新なラブストーリーです!
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恋するアプリシーズン2【韓国ドラマ】感想・評価
シーズン1を見たときにはファンタジー要素のある青春ラブストーリーとして見ていたのですが、シーズン2が配信されるまでの約1年半の間でドラマに対する印象はかなり変わってしまいました。
今ではSNSを活用しての恋愛はごく普通のことですし、そこで出会いを求めることも昔とは違って恥ずかしがることはなくなりました。
しかし、このシリーズで描くようなアプリによって人の気持ちを知ったり、自分の気持ちまで分かってしまうというのはかなり危険なことですよね。
同じ好きでも度合いは当然ありますし、相手の好意が自分一人だけに向けられているとは限らないからです。
それに、付き合っている相手からある日突然好きという反応が無くなったとしたら・・・それが真実だと受け止められますかね?
その上、これから自分が好きになる人やその人数まで分かってしまうなんて、行動や感情をアプリによって支配されているようなもので、その反応に常に一喜一憂する世の中なんて恐ろしすぎます!
そもそも、見た目が好みだったり、優しくされるだけで反応するようなアラームなのに、人気(人から好きだと思われている数)でランク付けされたり、人気がない人が劣っていると思われる(そう感じてしまう)世界というのは危険すぎます。
まぁ、似たようなことは現実社会でも既に起きているんですが。
こんなことを考えながら見ていると、このドラマは現在の行き過ぎたSNS中心社会への警鐘のように思えて、ラブストーリーとして見れなくなってしまったんです。
「アプリに好きだという反応が出てるから、きっと私はあの人のことが好きなんだろう。」とか、「ずっとそばにいるのに、何故あの人は私を好きになってくれないの?」など、アプリと自分の感情どちらを信じればいいのか分からなくなるという、恐ろしい世界が描かれているドラマ。
と、ここまでが設定に関する話。
では肝心のストーリーはどうだったのかというと、思った以上にソノの活躍や幸せな場面が見られず不完全燃焼といった感じでした!
ひたすらジョジョを想い続けるヘヨンには肩入れしましたが、ジョジョに共感出来ないのは当然ながら、ソノはタイミングが悪い上にジョジョの立場を考えてなかったですし、ソノに対するユクチョの片想いは切ないなど、大部分において誰も幸せそうに見えないというのは辛いですよね。
ラブアラームが普及してから世間では「愛してる」という言葉が使われなくなった。
そのような言い回しが作中に出てきます。
直接愛を伝えればいいものをアプリ頼りにし、アラームが鳴らなければ愛を確信出来ない。ついにはアプリそのものを疑ってしまい、自分の気持ちすら分からなくなる。なんと物悲しい世界だろう。
まとめ:シーズン1とはテイストが違う悲しいラブストーリー。キュンキュン要素満載の甘酸っぱい作品を期待すると肩透かしを食らうこと間違いなしです!
ラブアラームがもたらす社会問題を中心に見れば色々と考えさせられる作品でした。
最後に
正直なところヘヨンよりもソノ派が多かった作品だけに、本作におけるソノの不遇さはファンたちをガッカリさせるものだったのでしょう。
個人的にはこの結末でいいとは思ったんですが、常に悲しい顔をしているヒロインには相変わらず感情移入出来ませんでしたし、結局チョン・ドックに関する謎な部分が明らかになっていないのは不満でしたね。
もしかしてシーズン3を見据えた上での作戦なのか?!