イ・ジョンソ&とソ・イングクW主演作品!
更に少女時代のユリも共演した青春スポーツ映画です。
キャスト、あらすじ、感想、みどころ、キャストにユンギュンサン?をまとめました。
(トップ画像公式ページより)
君に泳げ【韓国映画】 キャスト一覧
原題:No Breathing
2013年10月30日韓国で公開(日本では2015年2月28日公開)
上映時間:118分
観客動員数:約45万人
監督:チョ・ヨンソン
脚本:ユ・ヨンア/チョ・ヨンソン
【チョン・ウサン役】イ・ジョンソク
【チョ・ウォニル役】ソ・イングク
【ジョンウン役】クォン・ユリ(少女時代)
【テチャン役】キム・ジェヨン
【ジェソク役】パク・チョルミン
【ウサンの父役】ソヌ・ジェドク
【チャンコーチ役】パク・ジョンチョル
【チョンドン役】シン・ミンチョル
【セミ役】チョ・アヨン(元Dal★Shabet)
【ウサン(子役)役】ナム・ダルム
【ハナ役】チョン・ボミ
本作の脚本家ユ・ヨンアさんは、これまでに映画『ハナ 奇跡の46日間』『7番房の奇跡』『あの日、兄貴が灯した光』などの名作を手掛けてきた方で、家族や友情を描いた作品に定評があります。
本作はまだブレイク前だった若手人気俳優が多く出演していることで、後追いされることが多い作品です。
主演は数々のヒットドラマや映画出演でも知られたイ・ジョンソクさんとソ・イングクさん!
イ・ジョンソクさんはドラマ『シークレット・ガーデン』『ゆれながら咲く花』で注目されてはいましたがまだまだ新人で、大ブレイクしたのは本作と同じ年に放送・公開された、ドラマ『君の声が聞こえる』(本作と同時期に並行撮影していたそうです)、映画『観相師かんそうし』のヒット以降となります。
もう一人の主演ソ・イングクさんは、ドラマ『ラブレイン』、主演作『応答せよ1997』で有名になっていましたが、更なる知名度を得たのは大ヒットドラマ『主君の太陽』に出演してからです。
ヒロイン役には、この頃日本でも大ブレイクしていた少女時代のユリさんが務めています。
俳優としての活動はそこまで多くないのですが、ドラマ『ファッション王』をはじめ、『名もなき英雄(ヒーロー)』、『恋するシャイニングスター』などに出演しています。
その他にも、韓国を代表する名脇役パク・チョルミンさんに、ベテラン俳優ソヌ・ジェドクさんや、『じれったいロマンス』のキム・ジェヨンさん、そして少女時代の妹分的アイドルグループDal★Shabetのアヨンさんが本作で俳優デビューを飾っています。
アヨンさんはその後もドラマなどで活躍し、2018年にはドラマ『波よ 波よ 愛を奏でるハーモニー』で主演しています。
【追記】女性コーチ役として特別出演していたオ・イネさんが2020年9月にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。
OST情報
本作は、少女時代のユリさんが初のソロナンバー「Bling Star」を披露していることでも知られています。ちなみに日本版イメージソングとしてソ・イングクさんが「Last Song」を歌っています!
君に泳げ【韓国映画】 あらすじ
チョン・ウサンは韓国水泳界のプリンス的な存在のトップスイマーで、水泳韓国代表選手にするための父親からのプレッシャーと戦っていました。
しかし、暴力事件を起こしてしまい代表候補からも外されてしまうのです。
一方のチョ・ウォニルは将来有望な天才水泳選手として期待されていましたが、両親を亡くしてしまってからは水泳への情熱を失っていました。
そんなかつての幼馴染み二人が、韓国屈指の体育高校に入学したことで7年ぶりに再会することになります。
更に、ウサンの初恋相手でミュージシャンを目指すジョンウンとも再会するのですが、ウォニルもジョンウンに惹かれていくようになり・・・。
そしてウォニルはウサンに、オリンピックの代表選考大会で負けた方がジョンウンから手を引くよう迫り、恋に水泳にと二人のライバル対決は過熱していきます。
キャストにユン・ギュンサン?
確かに出ていますが、先輩の一人としてユン・ギュンサンというまんまの名前で登場します。
セリフも少しありますが、ほぼエキストラ扱いですので過分に期待しないように!
それにしてもこの時エキストラだったのが、映画公開の翌年2014年のドラマ『ピノキオ』でイ・ジョンソクさんの兄役にまでなるとは驚きのスピード出世ですね!!
君に泳げ【韓国映画】 みどころ
大ブレイクする前のイ・ジョンソク&ソ・イングクがW主演している!というのがやはり一番のウリとなります。
内容はスポ根、青春ドラマ、初恋、友情、家族ドラマの要素を入れたもので、ところどころに韓国らしい笑いが散りばめられているのも特徴です。
主人公二人のライバル対決、ヒロインを巡っての三角関係、そしてそれぞれの挫折や再起も描かれていたりと、青春ドラマのいいところが全て詰め込まれています。
いい意味で韓国映画らしくなく、日本の青春ドラマと似たテイストの作品と言えます。
設定や展開はかなりベタなものなんですが、言い換えればそんな作品を王道と呼ぶんだと思います。
水泳選手になりきるためにトレーニングした2人の肉体美もみどころですし、ユリさんの歌声も聴けるなどアイドル映画としても王道で、青春映画好きにも満足していただける内容となっています。
日本でも同様な作品は沢山ありますが、それらと違うのは「スポーツ」「恋愛」「友情」だけに特化せず、体育高校の内部問題やオリンピック選考基準について、さらには貧富の差などの問題も描いているのは韓国映画らしいと思います。
君に泳げ【韓国映画】 感想と評価・評判
イ・ジョンソクとソ・イングク。
この二人を見るための映画として見るならば大成功だと思います。
明らかに日本のアイドル映画より数段出来がいいですし、俳優としてのレベルも断然高いです。
しかし、どちらも高校生という設定にはちょっと無理があり、その点はご愛嬌といったところでしょう。
ただ、鍛え上げられた肉体美を存分に拝めるので女性ファンは必見ですね!
ストーリー的にはありきたりなもので、二人の才能ある男がヒロインを巡って争いながらも、いつしか友情が生まれるといういかにも都合のいい流れなんですが、だからこそ多くの人が楽しめる映画だと思います。
この先どうなるのかドキドキしながら見る作品ももちろんいいですが、予定調和な展開や少年漫画的な設定は誰が見ても気軽に楽しめます。
確かに斬新さや予想を裏切ることもない作品なんですが、変に悪者を登場させたり無理なアクシデントを起こすより感情移入しやすいのがいいところですかね。
恋愛、友情、そしてスポ根と日本人が大好きな要素が満載な作品です。
最後に
これ映画は韓国でヒットしなかったようなんですが、それは公開当時キャストがまだブレイク前だったからなのか、それとも日本的な青春ドラマはヒットするジャンルではないのか、後追いで見たものからするとこの豪華なキャストだけでもある程度ヒットしそうに思ったんですが・・・。
傑作青春ドラマというほどではないですが、たまにはこういった王道作品も見たくなりますよね?