「財閥家の末息子」に出演以後、トーク番組やバラエティでも活躍中の俳優キムドヒョン。
父は韓国演劇界の巨匠、母は声優という芸能一家に育ちました。
プロフィールと来歴、父と母、結婚、インスタグラムをまとめました。
(トップ画像インスタグラムより)
キムドヒョンのプロフィール
キム・ドヒョン 김도현
1977年12月2日生まれ
韓国芸術総合学校演劇院演技科
お父さんは演劇俳優、お母さんは声優という家庭に育ち、両親がお互いに相手役になって台本の練習をしているのをよく目にしていました。
大きくなってお姉さんも加わり、3人劇のように練習している風景は自然な家庭の姿でした。
こんな環境で育ち、俳優以外の道を選ぶ方が不自然なほど当たり前に俳優を目指すように。
しかしお父さんは大反対だったそうで、あまりの反対ぶりに一時は自動車のエンジニアを目指そうと進路変更。
しかしやはり俳優への憧れが募り、お父さんが病床についていた高3の時、大学の演劇科に願書を提出。お母さんからは
「10年頑張ってみて、見込みがなければ大学院に進学するなり就職するなりしなさい」
という条件で許してもらえました。
1999年(22歳)演劇デビューして以来、演劇とミュージカルに出演して舞台俳優として活動。
2007年ミュージカル大賞で新人賞を受賞。
2012年大邱国際ミュージカルフェスティバルで男優主演賞を受賞。
舞台俳優時代
約15年ほど舞台に立っていましたが、ある年は出演予定の演目すべてがことごとく失敗。
何年もアンコールが続く人気の演目なのに関連会社の内部事情により中断、またある公演は1週間前に突然中止などなど、俳優としての自尊心が傷つく1年でした。
自分が頑張ってもどうすることもできない、こんなことは意味がないと思うようになり、俳優をやめようと決意。
コンビニ経営をしようと妻に相談したそうです。
「いつどうなるかわからない俳優の仕事より、安定した仕事をして幸せに暮らすのがいいのではないか」
と話すと、妻は信じてついて行く、と言ってくれました。その代わり
「でもここはハッキリさせてほしい。これは俳優を諦めるということだよ。いつか年を取って思い出みたいに話すのはやめてね」
と言われてしまいます。これがずっと心に残り、俳優を諦めることができず続けることに。
2010年「近肖古王(クンチョゴワン)」からドラマに出演するようになりました。
最初の数年はドラマスペシャルなどの単幕劇の出演が続き、あの人気ドラマ「トッケビ」にも特別出演。
【トッケビ】キムドヒョン出演シーン
13話に出演していました!
財閥家の末息子でブレイク!
財閥家の末息子ポスター
2022年ドラマ「財閥家の末息子」が大ヒット!
妻ファヨン役のキムシンロクとはセリフが多いシーンはありませんでしたが、監督がカットと声をかけなかったため、会話が自然と続き、その多くが採用されたそうで、アドリブとは思えないアドリブがたくさん放送されました。
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↑この直前までがセリフでこの部分から二人ともアドリブだそうです
ソウル市長役を務めたキムドヒョンはマスクを着用(コロナのため)にもかかわらず近所の車修理屋で「市長さん!」と呼ばれ、じわじわと人気を実感。
「20年舞台に立ってるのに大学路(演劇の街)で自分を知ってる人は誰もいない」
とのことで、ドラマの影響の大きさを感じたそうです。
このドラマの人気で、各種トーク番組やバラエティにも出演し、活動の幅を広げました。
2023年はパクソジュン&ハンソヒ主演ネットフリックスドラマ「京城クリーチャー」に出演しています。
キムドヒョンの父・母について
父は韓国演劇界の巨匠と言われ、俳優兼演出家のキムドンフン。
少年時代から演劇に関心を持ち、大学卒業後に劇団を結成。
1962年韓国最初の近代式劇場がオープンし、主演や助演を務め多くの舞台に立ちました。
同年、テレビドラマにも足を広げ、有名ドラマにも出演。
1973年に劇場の代表を引き受けたことから、俳優業よりも演出に専念するように。
劇場の長期公演体制、および演劇の商業化を追求し、チェミンシクなど現在も活躍する俳優を発掘しました。
1983年から3年間、韓国演劇協会会長を務め、地方演劇界の発展のために「全国演劇祭(現:大韓民国演劇祭)」を創設。
1984年には韓国芸術文化団体総連合会副会長も務めています。
1990年には大学の演劇映画科で若手育成に力を注ぎました。
1996年(息子が18歳のとき)に56歳に脳出血で亡くなっています。
彼の死から4年後の2000年、彼の名を冠したキムドンフン演劇賞が制定され、2014年まだ若手演劇俳優たちを発掘し、授賞しました。
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母は声優のチャンユジン。
グレースケリー、オードリーヘップバーンなどなど有名女優の吹き替えやアニメの声優を務めました。
2012年には日本演劇の韓国公演の際に、同時通訳を務めており、日本語が堪能であるようです。
長年ラジオ番組のDJも務め、2017年大韓民国大衆文化芸術賞授賞式で国務総理表彰を受賞。
母は1945年生まれで、2023年現在もお元気です。
キムドヒョンの妻と子供は?
上述の通り、既婚で娘さんもいますが、インスタなどでは公開していないようです。
キムドヒョンのインスタグラム
インスタは2015年から開設していたようです
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「財閥家の末息子」の会食の様子です。
キャストたちがずらり~!
最後に
近年はドラマ出演が忙しく、舞台からは遠のいているようですが、
「私のベースはすべてステージにあります。 舞台で生まれ、舞台で勉強したのでドラマ、映画に出ても、永遠の演劇俳優だ」
と話していました。
個人的にはくりぃむしちゅーの上田さんに似てると思いました!
キムドヒョン出演作↓