今もっとも旬な俳優チャン・ギヨン×AFTERSCHOOLナナ主演作!
殺し屋×刑事のラブロマンスとスマートなアクションがみどころの驚愕なサスペンスドラマ!!
キャスト、あらすじ、感想、視聴率、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
キルイット【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
全12話
平均視聴率:1.727%
最高視聴率:2.546%
放送期間:2019年3月23日から2019年4月28日まで韓国で放送
演出:ナム・ソンウ
「100日の郎君様」
アン・ジスク
脚本:ソン・ヒョンス
チェ・ミョンジン
【キム・スヒョン役】チャン・ギヨン
正体不明の最強の殺し屋。普段は獣医として活動している。幼い頃の記憶がない。
【ト・ヒョンジン役】ナナ(AFTERSCHOOL)
警察大学首席卒業の優秀な刑事。養護施設育ちだが裕福な家庭に引き取られて育つ。
【カン・スルギ役】ノ・ジョンウィ
高校生。スヒョンとヒョンジンが住むビルのオーナー。祖父は闇社会のドン。
【フィリップ役】イ・ジェウォン
スヒョンに仕事の依頼を持ち込む請負殺人ブローカー。スヒョンの唯一の友人。
【ト・ジェファン役】チョン・ヘギュン
FTグループ会長。ヒョンジンの養父。
【パーベル役】デイビット・マッキニス
元ロシアのスパイ。幼いスヒョンを拾い殺し屋に育て上げた。アルツハイマー病を患っている。
本作は、ジャンルものの大家OCNが手掛け「100日の郎君様」の監督が演出したサスペンスドラマです。
本作の平均視聴率1.727%という数字は昨今のケーブルテレビドラマ作品としては低いものですが、最終回に最高視聴率となる2.546%を記録したのはラストにかけて作品が盛り上がった証拠でしょう。
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キルイット【韓国ドラマ】あらすじ
幼い頃の記憶をなくしたスヒョン(チャンギヨン)は、元ロシアのスパイで殺し屋のパーベルに育てられ最強の殺し屋へと成長しました。
しかし時が経つにつれパーベル(デイビット・マッキニス)はアルツハイマー病を発症し、その上マフィアのボスに殺害されてしまいます。
スヒョンはパーベルの仇を討つものの、今度はボスの息子から命を狙われることに。
そんな中、自らの過去を知るため韓国に帰国したスヒョンは、昼は獣医、夜は殺し屋として活動するようになります。
一方、スヒョンが仕留めた殺人事件を捜査していた刑事のヒョンジン(ナナ)は、偶然にもスヒョンが住む建物に引っ越すことになり二人は出会うことに。
自らの過去を知りために殺しを続けるスヒョンと、養母に反発して刑事となり9年前に殺された恋人の事件を追うヒョンジンは、いつしかお互いに惹かれ合うようになり・・・。
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キルイット【韓国ドラマ】みどころ
本作は、殺し屋と刑事のアクションラブロマンスというこれまでにないジャンルもの作品です。
主演は人気若手俳優チャン・ギヨンと、アジアが誇る美女の一人として知られるAFTERSCHOOLナナ。
チャン・ギヨン演じる殺し屋は、幼少期の記憶をなくした謎多き人物で、昼は獣医として働いています。
かたやナナ演じる刑事は、かつてはバレリーナを目指していたお金持ちのお嬢様という役どころで、この二人が殺し屋と刑事という敵対する立場でありながらも次第に惹かれあっていくことになります。
長身美形カップルによる禁じられたラブロマンスと、スタイリッシュかつスマートなアクション、そして主人公たちの過去の繋がりや事件の裏に隠された驚愕の真実を明かしていくサスペンスなど、みどころが満載のドラマとなっています!
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キルイット【韓国ドラマ】感想・評価
刑事や検事、弁護士に医者など特殊な職業の者同士が共に仕事を頑張り、そして次第に惹かれ合うようになるというのはラブロマンスものの定番ですが、本作のような殺し屋と刑事のラブロマンスというのはドラマというより映画で扱われるような設定だったように思います。
その理由として考えられるのは、立場上長い付き合いが出来ないとか、一瞬の間だけ盛り上がって終わる恋だったり、二人の未来には悲しい別れが待っていることが予想できるということだと思います。
この設定は二時間という短い時間の中で描かれるのにはとてもドラマチックだと思うんですが、ドラマとなると間延びしてしまったり取って付けたように感じてしまうからです。
犯罪者と警察という敵対する立場であるはずの二人が長々と恋愛出来るのか?と言われれば正にその通りで、だからこそこれまでドラマではあまり扱わなかった設定なんだと思うんです。
とはいえそこはジャンルものがお得意なOCNだけあってしっかりと仕上げてきました!
これまで良質のサスペンスドラマを手掛けてきたOCNですが、意外にも殺し屋と刑事のラブロマンスというのは本作が初だそうで、ありきたりの犯罪捜査ものや猟奇的殺人をエンタメとして描いたものとはまた違った魅力が本作にはありました。
私が最初にケーブルテレビドラマ局OCNの作品に触れたのは「神のクイズ」シリーズなんですが、本作もこの人気シリーズと同様に明るさはないもののスタイリッシュかつ重いテーマを扱っている作品でした。
とはいえ、後半につれて出てくる子供の虐待や非人道的犯罪などについては見ていて辛くなるもので、この辺りが許容できるかどうかで好みが別れてくると思います。
そんな内容なこともあって日本のドラマによくある1話解決型の作品や、愉快な犯罪捜査ドラマが好きな方にとっては苦手に感じるかもしれませんが、海外のサスペンスドラマや韓国の上質なサスペンス映画などが好みの方にとっては有難い作品だと思います。まさに私がそう感じましたから!
最終回は?
チャン・ギヨンの魅力が詰まった本作ですが、最終回は賛否が分かれるものとなっていました。
キャラクターに思い入れがあれば最後には幸せになって欲しいと願うところですが、作品のテイストからいって悲しい結末になるのは最初から予想できたと言えます。
個人的には無理矢理ハッピーエンドに持っていかなかったのは正解だと思いましたね。
まとめ:作品のテーマは重苦しいものの、主演二人のスタイリッシュさやスマートなアクションなど魅力的な要素は多分にありました!
犯罪の内容は好き嫌いがハッキリと分かれるものだと思いますが、一度見始めると主人公の正体や彼の行く末が気になり目が離せなくなることでしょう!!
最後に
殺し屋やスパイが主人公の作品で、過去の記憶が無かったり幼少期に悲惨なトラウマがあるという設定はよくあるもので、子供が大人たちの道具にされたり、犠牲になったりという設定も残酷ではあるものの斬新というわけでもありません。
しかし、テーマが似ていても誰が出演しているかや発表時期によっても人への伝わり方は変わってくるもので、本作の主演が人気俳優チャン・ギヨンであるというのも大きいと思います。
ドラマ「ここに来て抱きしめて」では警察官を演じていたのが本作では殺し屋を演じているという落差もあり、彼の魅力を通して作品のテーマについて考えてみるのも一つの手だと思います。
「マイ・ディア・ミスター」での借金取り役もかなり強烈なのでそちらもオススメです!