『がんばれクムスン』の監督と豪華キャスト共演で贈るちょっとミステリアスなロマンティック・ホームドラマ。
独身メインキャストたちのロマンスや、家族のハートウォーミングストーリー、そして家族に降りかかる様々な事件などが描かれた作品となっていますが、この作品で一番注目してほしいのは自分勝手なキャラクターたちのやりとりです!
世界観にうまく溶け込めればとっても笑える作品です!
キャストや作品紹介、あらすじ、みどころ、感想などをまとめました。
江南ロマンストリートキャスト一覧
原題:お父様、私がお世話します
全50話
U-NEXT全64話
平均視聴率11.4%
最高視聴率16.1%
放送年度2016年11月から韓国で放送
演出:イ・デヨン/チェ・サンウク
脚本:チョ・ジョンソン
【オ・ドンヒ役】パク・ウンビン
【ハン・ソンジュン役】イ・テファン(5urprise)
【イ・ヒョヌ(デイヴィッド・リー)役】キム・ジェウォン
【ハン・ジォンウン役】イ・スギョン
【ハン・ヒョンソプ役】キム・チャンワン
【ムン・ジョンエ役】キム・ヘオク
【ハン・ソンフン役】イ・スンジュン
【ソ・ヘジュ役】キム・ソニョン
【ハン・ソンシク役】ファン・ドンジュ
【カン・ヒスク役】シン・ドンミ
【パン・ミジュ役】イ・スルビ
【ファン・ミオク役】ナ・ムニ
【オ・グィブン役】キム・ヨンリム
江南ロマンストリートOST情報
本作のOSTは、ミニシリーズとは違い多くの楽曲が使用されているので、一曲ごとの印象は強くありません。
ドラマ的にも”会話劇”のような膨大なセリフのある作品なので、音楽よりそちらに集中させる作りになっていると思います。
江南ロマンストリートあらすじ
ヒョンソプ(キムチャンワン)とジョンエ(キムヘオク)夫妻は4人の子供を独立させ、自宅の一階を貸し出して家賃収入で気楽な老後生活を送る予定でした。
しかし、彼らの子供たちが次々と家に舞い戻ってきたことで、お気楽な生活のはずが苦難の毎日へとなってしまうのです。
長男は仕事をクビになり、妻や子供以外にも義理の祖母や妻の妹まで連れてきます。
次男夫妻は息子の塾代の為に家の保証金が払えず、家族3人で実家に転がり込んできたのです。
一方、三男のソンジュン(イテファン)も台湾から帰国しますが、台湾で出会ったオ・ドンヒ(パクウンビン)が親戚であったことを知ります。
そんな中、一気に大所帯となった一家の向かいの家に、ヒョヌ(キムジェウォン)という青年が引っ越してきます。
一見爽やかな好青年に見えるヒョヌですが、実はある人物への復讐のためにこの街へ戻ってきたのでした。
彼が引っ越してきて以降、街で不可解な出来事が次々と起こり・・・。
ヒョヌの正体とは?
過去にこの街でおきたい事件とは?
ハン一家は家族と共にピンチを乗り越える事が出来るのか!?
江南ロマンストリートみどころ
いい歳をして親に頼りっぱなしの長男と次男に、子供のことに関心がなく仕事ばかりの長男の嫁、反対に子供に依存し過ぎて強烈教育ママとなった次男の嫁や、イ・スギョン演じるヒョンソプの姪は世界を放浪していた厄介者。
そんな面々がは住む部屋で揉めたり、子供の教育方法でケンカしたりと大騒動な毎日なんです。
唯一まともなのは三男のソンジュンと、兄の借金のせいで片身の狭いドンヒくらいもので、他の面々はあまりの強烈キャラっぷりに見ていて呆れるばかり。
韓国ドラマの定番な設定をとにかく詰め込んで、次から次へと事件が起き、片時も心安らぐ時がない一家。
この一家を取り囲む環境を、あまり感情移入せず見ることが出来れば、非常に笑える作品だと思います。
世界観に入り込みすぎると、常に腹が立って仕方ない状態になってしまうのでご注意を!
江南ロマンストリート感想と評価・評判
いわゆる家族ドラマという主軸に、ロマンス、コメディ、復讐ドラマ、骨肉の争い、お仕事ドラマ、出生の秘密など、様々な要素を含んだ作品なんですが、非常に突っ込みどころが多く、キャラクターにも一貫性がない、なんだかよく分からない作品でした。
そうはいっても、人間的には最低だけどキャラクターとしてみれば笑える人物が多く、ヒョンソプ家で繰り広げるシチュエーションコントとしては抜群に面白い!
それなのに、誰にも全く感情移入出来ないという珍しい作品なんです。
ソンジュンは一見良い男に見えて、実は女性から見ればハッキリしなくて情けない男ですし、そのソンジュンに長年振り回されるミジュは最低女であるんですがどこか可哀想でもあります。
登場する殆どの男が情けなく、殆どの女性は強くて口が悪くキーキーわめくタイプばかり。
作中でいい味出してくるキャラクターもいるんですが、すぐに感じ悪くなったりと、キャラがブレブレなんですね。
このドラマは、見ていくのが苦痛になる展開も多く、完走するにはかなりの努力が必要となるかもしれません。
登場人物に好感を持てる人物が少ないのですが、そんな強烈なキャラを演じた役者陣は素晴らしいものでした!
そのお陰でくだらないやり取りに爆笑したり、腹が立ったり出来たんだと思います。
まとめ:シチュエーションコントとして見れば爆笑出来るシーンも多いのですが、総合すると一貫性がない作品でした。
最後に
キム・ジェウォン、イ・スギョン、イ・テファン、パク・ウンビンというそれぞれが主演出来る俳優が出演しているので、期待も大きかったのですが、結果としては後に残るものの無い作品でした。
シットトコムならその時楽しければいいんでしょうが、家族ドラマとしては荒唐無稽なもので、どうせなら同じキャストでコミカルに重点を置いた作品なら良かったのになぁ。