カンスヨンさんに憧れて俳優を目指したという女優さんも多々いるみんなが尊敬する女優カンスヨンさん。
「子役俳優出身は大人になってから成功するのが難しい」という偏見を最初に破った人です。
プロフィールと来歴、出演作、ドラマ、死因、結婚についてをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.com/より)
女優カンスヨンのプロフィール
姜受延 カン・スヨン 강수연
1966年8月18日生まれ
ソウル市出身
2022年5月7日死去
享年55歳
162㎝
45㎏
AB型
兄二人、妹一人の4人兄弟の3番目
家の前で遊んでいたところ、芸能関係者にスカウトされ、1969年(3歳)東洋放送専属子役としてデビュー。
幼いころからドラマに出演し子役としてかなり高い認知度があったようです。
1980年(14歳)からはKBSに活動を映し、1983年(17歳)青少年ドラマ「高校生日記」が大きな人気を呼び、当時最高のティーンスターとなりました。
高校卒業後は本格的な全盛期が始まります。
1987年(21歳)公開映画「ミミとチョルスの青春スケッチ」はその年の韓国映画興行順位1位を記録。
続く映画「私たちは今ジュネーブに行く」も興行に成功。
映画「シバジ」
1988年(22歳)映画「シバジ」は露出やベッドシーンがあったため、マスコミの関心はそちらにばかり焦点が当てられ、傷つくことがたくさんあったそうです。
しかし海外では作品性が評価されヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞。
この受賞以後、「シバジ」の国内評価がエロから芸術作品へと変わり、劇中の演技を絶賛されるようになったとか。
1989年(23歳)「ハラギャティ 波羅羯諦」では尼僧役を演じたため頭を丸めました。
一夜の芸能インタビューキャプチャー
シナリオの面白さからどうしてもこの役をやりたいという欲のほうが強く、丸めることに対して全く抵抗はなかったそうで、この映画でモスクワ映画祭女優主演賞を受賞。
作品を終えてから6カ月は髪がないため、何の仕事もできなかったとか。
立て続けに世界的な賞を受賞し、ワールドスターと呼ばれるようになりました。
その後も映画を次々とヒットさせ、映画界の興行保証女優として定着。
しかし1994年(28歳)映画「バラの日々」が酷評され、商業的にも初めて失敗。
この時期、テレビで活躍していた女優たちが映画に出るようになり、自然と世代交代が進行されました。
1999年(33歳)映画「虹鱒」は一般ウケはしませんでしたが作品性が高く評価され東京国際映画祭特別賞、百上芸術大賞女子最優秀演技賞を受賞。
2013年(47歳)短編映画「ジュリ」以後、女優活動をしていませんでしたが、2021年(55歳)に映画「ジョンイ」に出演することが報道され、商業映画10年ぶりの復帰だと期待されました。
ジョンイポスター
2022年1月に撮影を終え、2023年1月にネットフリックスで公開。
カンスヨンさんは惜しくも公開前の2022年5月7日に死去。
多くの映画に出演し、主演を務めてきましたが「ジョンイ」が遺作となりました。
カンスヨンのドラマ出演は?
子供時代はドラマにも多数出演していましたが、成人してからの出演はほとんどありません。
映画に関心があってちゃんと映画と向き合って学ぼう、との思いからドラマ出演が遠のいたそうです。
女人天下では凍った川に入るシーンも
そんな中2001年(35歳)の時出演した「女人天下」は14年ぶりのドラマ出演となり、大変話題となりました。
さらにドラマは最高視聴率35.4%を記録して大きな成功をおさめ、カンスヨンさんはSBS演技大賞大賞を受賞。
この6年後の2007年(41歳)「ムン・ヒ復讐に魅せられた女」(49部作)で主演を務め、ドラマはこの作品が最後となりました。
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カンスヨンの死因は?
カンスヨンさんは2022年5月7日に亡くなり、大きく報道されました。
5日の午前中、激しい頭痛を訴えますがすぐには病院に行かず様子を見ていたそうです。
午後になって家族の通報を受け、心肺停止状態で病院に搬送され治療を受けましたが7日に息を引き取った、とのこと。
死因は脳出血と発表されました。
この1カ月前に知人に「体調不良で通院している」と話しており、亡くなる前から何らかの病気があったものと思われます。
また別の知人は「1カ月前に食事をしたが何ともなさそうだった」とも話しており、周囲の人が気づかないような体調不良だったとも推測されます。
カンスヨンさんは仕事のためかプライベートのためかは不明ですが、アメリカに行く予定でした。
功労賞の受賞をアメリカ行きのために断ったという話から、長期で行く計画だったようです。
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カンスヨン結婚は?
カンスヨンさんは未婚でした。
1999年(33歳)のテレビ番組でインタビューで何を聞かれるのが一番嫌いか?と言われ
「なんで結婚しないの?って言われるのはもううんざり。するときになったらする。」
さらに10年経って2011年(45歳)のインタビューでは
「しないんじゃなくてできないんですよ。結婚したいですよ」
とのことでした。
最後に
有名になるとお金も集まってくる代わりに、それを目当てに近づいてくる人もいて、金銭トラブルがあったり人間関係の問題が起きたり、芸能人はそういったスキャンダルも多々あります。
カンスヨンさんは長い芸能生活の中で、こういった報道がほとんどなかったということも特筆すべき点かと思います。
全盛期から映画出演に集中し、広告モデルを務めることもほとんどありませんでした。
ご本人は「お金の欲がない方だから」と話していましたが、真摯に演技だけに生涯をささげた人生だったようです。