イ・ボヨン×チョ・スンウ×キム・テウ×チョン・ギョウンの豪華共演で贈るタイムスリップ・サスペンス!
スリリングな展開と緻密に張り巡らされた伏線が魅力の作品です。
キャスト、あらすじ、感想、最終回についてなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
神様がくれた14日間キャスト一覧
原題:神の贈り物14日
U-NEXT全16話
平均視聴率:8.8%
最高視聴率:10.4%
放送年度2014年3月から韓国で放送
演出:イ・ドンフン
「大胆な彼女」
「愛の贈りもの〜My Blessed Mom〜」など
脚本:チェ・ラン
「一枝梅〜イルジメ〜」
「ブラック~恋する死神~」など
【キム・スヒョン役】イ・ボヨン
放送作家。
【キ・ドンチャン役】チョ・スンウ
元刑事の興信所所長。
【ハン・ジフン役】キム・テウ
弁護士。スヒョンの夫。
【ヒョン・ウジン役】チョン・ギョウン
刑事。スヒョンの元恋人。
【ハン・セッビョル役】キム・ユビン
スヒョンの娘。
【チャン・ミスン役】パク・ヘスク
スヒョンの母。
【チュ・ミナ役】キム・ジニ
スヒョンの後輩の補助作家。
【イ・スンニョ役】チョン・ヘソン
ドンチャンの母。
【キ・ドンホ役】チョン・ウンピョ
死刑囚。ドンチャンの兄。
【キ・ヨンギュ役】バロ(元B1A4)
知的障害者。ドンホの養子。
【チュ・ビョンウ役】シン・グ
路上生活者(実は大企業の会長)。
【ナ・ホグク役】アン・セハ
ウジンの後輩刑事。
【ワン・ビョンテ役】ヨン・ジェウク
ハッカー。
【ジェニー役】ハン・ソナ(元Secret)
元美人局の詐欺師。
【キム・ナムジュン役】カン・シニル
韓国大統領。
【イ・ミョンハン役】チュ・ジンモ
大統領秘書室長。
【パク・ジヨン役】イェ・スジョン
キム・ナムジュンの妻。
本作は豪華キャストにより制作されたサスペンスドラマです。
視聴率は振るいませんでしたが、アメリカでリメイクされることが決定するなど、その内容は高く評価された作品です。
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神様がくれた14日間 あらすじ
テレビ局で放送作家をしているキム・スヒョン(イボヨン)は、弁護士の夫と一人娘と共に幸せな生活を送っていました。
しかし、スヒョンが手掛けた女性連続殺人事件を扱った番組放送中に、スヒョンの娘が誘拐され殺害されてしまうという事件が起きます。
その後、四十九日を過ぎても立ち直ることの出来ないスヒョンは、娘の遺体が発見された貯水池で自殺を図ろうとするのですが・・・。
一方、スヒョンが自殺を試みていたとき、興信所を営むキ・ドンチャン(チョスンウ)が池に投げ込まれていました。
さらに同じくして、死刑囚として服役していたドンチャンの兄ドンホ(チョンウンピョ)の刑も執行されます。
自殺したはずのスヒョンでしたが、気が付くとそこは娘が殺害される2週間前の世界でした。
過去にタイムスリップしてしまったことに戸惑いながらも、このことを利用して娘を救おうとドンチャンと共に犯人探しを始めることになります。
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神様がくれた14日間 みどころ
本作は巧妙なトリックと驚きの展開が魅力のサスペンスドラマです。
ヒロインは何者かに娘を殺害されてしまい自殺を決意するのですが、その過程で2週間前にタイムスリップしてしまいます。
タイムスリップしたことで何故その事件が起きたのか、そしてその裏に隠された真相とは何なのかを探っていくという流れなのですが、タイムスリップ後は1日を1話で描くという「24 TWENTY FOR」形式になっているのも特徴です。
このような凝ったサスペンスドラマは韓国の十八番とするジャンルですが、本作にはサスペンスもののメインとなる刑事や財閥、政治家たちの他にも、主人公が放送作家であったり、探偵やアイドル、詐欺師やハッカーなども登場するなどバラエティ豊かなキャラクター構成となっています。
タイムスリップによって再び与えられたチャンスを活かし、スヒョンは娘を救うことが出来るのか!?
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神様がくれた14日間 感想・評価
タイムスリップも1日1話構成も特に珍しいものではないですが、それをうまく融合してエンターテイメントに仕上げるのが韓国ドラマの特徴です。
タイムスリップ自体にはリアリティーも何もないのですが、娘を思う母親の強さやそこからくる切迫感はリアルですし、サスペンスドラマ自体も流石のクオリティーでした。
都合良く何度もタイムスリップをするわけでもなく、当然その度に未来が変わることもないので、タイムスリップものは苦手だとか気にせずに普通にサスペンスとして楽しめばいい作品だと思いました。
サスペンスものなのでストーリーが二転三転するのはあたりまえなのですが、その頻度が非常に多く毎話毎話スリリングさが途絶えないというのも嬉しいところ。
そんなハイテンションが最後までもつのか?という不安もありましたが、全16話という比較的短いドラマなのでその点も大丈夫でしたね。
ただヒロインは、娘を救うためとはいえ周りに対してかなり迷惑な行動をとるので、これぞ母親の凄さだといってしまえばそれまでですが、人によっては不快に感じるかもしれません。
キャラクターとして魅力的なのはヒロインだけでなく、ヒロインと関わる男性陣や子役の演技も素晴らしく、展開のみを楽しむドラマでないのも高ポイントでした。
しかし、いくらどんでん返しが魅力とはいえラストの展開はこれまで見てきた視聴者の気持ちを裏切るもので不満が残りましたね。
最終回については?
本作のラストについては衝撃度の高さを狙ったのかもしれませんが、キャラクターに思い入れがあればあるほど納得がいかないものでした。
熱心に見ていたからこそ「そりゃないよ~」と思ってしまうという、なんともモヤモヤした気持ちになってしまうんです。
最終回の謎や疑問点については、本作自体の評価に大きく影響するものでした。
主要人物の衝撃的な死(?)に驚かされたのに加え、見る人によって色々な解釈が出来るというパターン。
この後どうなったのかを視聴者に委ねるというラストについては否定はしませんが、死んだのかどうかも定かでなく、死ぬ理由についても予想しか出来ないというのはやり過ぎだよ!としかいいようがありません。
しかもハメられただけであって死ぬ必要もないと思えるから尚更納得出来ないんです。
途中までどんなに面白くても最後に台無しにされてしまうという作品はごく稀にありますが、本作もそんな残念な作品でした。