ユ・スンホ×キム・ソヒョン×エル(INFINITE)×ユン・ソヒという人気若手俳優が豪華共演!
新感覚のハイブリット時代劇の誕生です。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
仮面の王イ・ソン キャスト一覧
原題:君主~仮面の主人~
全20話
平均視聴率:11.8%
最高視聴率:20.3%
放送年度2017年5月から韓国で放送
演出:ノ・ドチョル
脚本:パク・ヘジン/チョン・ヘリ
【世子イ・ソン(パク・チョンス)役】ユ・スンホ
【ハン・カウン役】キム・ソヒョン
【イソン役】エル(INFINITE)
【キム・ファグン役】ユン・ソヒ
【テモク役】ホ・ジュノ
【ウ・ボ役】パク・チョルミン
【イ・チョンウン役】シン・ヒョンス
【パク・ムハ役】ペ・ユラム
【メチャン役】イ・チェヨン
【コン役】キム・ソギョン
【チョ・テホ役】キム・ヨンウン
【キム・ウジェ役】キム・ビョンチョル
【ヒョンソク役】ソン・イングク
【大妃役】キム・ソンギョン
【イ・ユン(王)役】キム・ミョンス
2017年MBC演技大賞4部門受賞作品。
本作の演出を手掛けているのは『きらきら光る』『総合病院』のノ・ドチョルさん。
脚本は映画『哀しき獣』『群盗』のパク・ヘジンさんと、『イ・サン』『階伯ケベク』を共同執筆したチョン・ヘリさんです。
主演のユ・スンホさんとキム・ソヒョンさんは、二人とも子役出身という共通点があり天才子役としても知られています。
それぞれに10代の頃から主演するほど、人気・実力共に若手トップクラスと言えます。
更にINFINITEのエルさんは、ユン・ソヒさんとW主演を務めた『君を守りたい~OneMore Time~』で初主演するなど、すでに他の作品でも主演をこなしています。
そんなユン・ソヒさんはドラマ『ゴハン行こうよ』でデビューし、いきなり主役クラスに抜擢されます。
その後も年に何本もドラマ出演するなど、大忙しです。
この主要キャスト4人以外にも、シン・ヒョンスさん、イ・チェヨンさん、キム・ソギョンさんといった20代から30代の若手にも注目です!
そしてもう一人注目なのが、40を過ぎて注目され出したキム・ヨンウンさん。これまでの中心は映画で、出演本数は相当なもの。
近年はドラマへの出演も増えていて、本作では個性的な悪役を演じています。
更に本作には、数多くのベテラン俳優さんも出演されていて、韓流ブーム以前より活躍されるホ・ジュノさんをはじめ、名脇役パク・チョルミンさん、キム・ジョンスさん、チョン・ギュスさん、キム・ミョンスさん、キム・ソンギョンさんなどなど。
仮面の王イ・ソンOST情報
このドラマのOSTは名バラードが満載!
まずはヒロインのキム・ソヒョンさんが歌う「私の気持ちが聞こえないの」に、エルさんの「僕じゃなくてもいい」。
メインキャスト本人が歌うことで歌の説得力がハンパないですね。
他にも現Highlight(前BEAST)のメイン・ボーカル、ヤン・ヨソプさんによる「男だから泣けなかった」「木」や、「キム・ヨンジ/季節の間」、「キム・ナヨン/大丈夫」、「ソ・ヨンウン/頬に流れる」、「ホ・ヨンセン(SS501)/見つめる」など、その他にもOSTの常連や有名アーティストも参加しています!
仮面の王イ・ソン あらすじ
時は朝鮮王朝時代。
王や朝廷は、怪しい毒の力で秘密結社「辺首(ピョンス)会」に支配されていました。
生まれてからずっと仮面をつけさせられ、素顔を晒すことを禁じられてきた世子イ・ソンは、その理由を知るであろう人物を訪ねるため、仮面を外し秘密裏に王宮から抜け出しました。
イ・ソンは、パク・チョンスという名を騙り市民として外に出た先で、良家の娘カウンとイソンという同じ呼び名の少年と出会います。
イソンは貧しい水売りの息子で、彼らから市民がお金を払わないと水すら飲めない現状を聞き衝撃を受けます。
やがてイ・ソンは仮面をする恐ろしい理由と、この国を影で支配しているピョンス会の存在を知ることになります。
それによって同じ名をもつ二人の数奇な運命と、秘密結社との過酷な戦いの日々が始まるのでした。
仮面の王イ・ソン みどころ
王宮の外のことなど何も知らずに生きてきた王子が、聡明な少女と少年と出会ったことで自分の父親(王)や国の実情を知り、今まで何も知らなかった自分を悔やむことになります。
カウンとイソンという同年代の少年少女と出会ったことで、行動を起こすのですが、それによって悲劇を起こしてしまいます。
このことが物語終盤まで引きずる三人の数奇な運命となるのです。
そこにもう一人の少女ファグンも加わり、この四人を中心とした愛と成長のドラマが本作なんです。
定番の韓国時代劇は宮廷内の権力争いや、王位継承のドラマが殆どですが、本作はそんな王宮を影で支配する秘密結社が存在し、当初は王子対その他権力者という圧倒的不利な状況から始まるんです。
韓国時代劇としてはエンターテイメント性が高く、それほどドロドロしていないので見やすいと思います。
王子という正体を隠してのチョンスとカンウの恋物語は切なく、イ・ソンとイソンの友情もグッとくるものです。
そしてファグンの王子への一途な想いは本作の裏トピックとも言えるでしょう。
正義感の塊のチョンスと、悪の限りを尽くすテモクの対決も一方的でなく、力をつけたチョンスにやり返されるのも見ていて爽快です。
何度も死にかけるチョンスに、それに翻弄されるカンウ、権力争いに巻き込まれてしまったイソン、陰からチョンスを助けるファグン、この四人の関係性が物語の進行と共に変化していくのも面白いですね!
若者たちの成長ドラマであり、運命に翻弄されるものたちのドラマでもあります。
仮面の王イ・ソン 感想と評価・評判
物語流れとしては、これまでの在り来たりな宮廷内での権力争いを描いた作品より面白かったです。
このドラマには圧倒的な悪の存在があるため、小さい勢力争いはあっても大きくはテモクに従うものと、従わないものの二つに分けられていて分かりやすいのがいいですね。
他には、テモクがどうやって朝廷を操っているのか、なぜ王子が生まれてからずっと仮面をつけなくてはならなかったのかという謎もあり、単純な権力争いドラマより個人的には好みでした。
仮面をしていたため顔を知られていない王子が、テモクを倒すために別人として力をつけていくという設定も面白く、それがのちのち諸刃の剣となるというのもうまく考えられています。
しかし、イ・ソン(チョンス)があまりに正義感強すぎて、これまで苦しめられてきた悪人をやっつける爽快感は薄いですかね。
なるべく命は取らない!というのは分かりますが、あれだけ悪いことしてきたのに許されるのは、見ている方としては断罪されて欲しいと思ってしまいました。
これは、残念ながら偽善者っぽく見えてしまいますね。
最後に
主役4人の明暗がここまでハッキリと分かれるのは、ドラマとはいえちょっと可哀想過ぎますね。
ぼやかすのがいいという訳ではないのですが、子悪党は助かり目立った人間は生きるか死ぬか!のどちらかというのは極端過ぎるんじゃないでしょうか。