シン・ソンロク、イ・セヨン主演!
大切な人を探す男女が時空を越えて繋がる!?過去と現在が交差することで未来を変えることになるファンタジー・ミステリードラマ。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
カイロス運命を変える1分キャスト一覧
U-NEXT全32話
平均視聴率:3.0%
最高視聴率:3.8%
放送期間:2020年10月26日~12月22日まで韓国MBCで放送
演出:パク・スンウ
「W-君と僕の世界-」など
ソン・チウク
「チェックメイト!~正義の番人~」など
脚本:イ・スヒョン
「マイ・ヒーリング・ラブ~あした輝く私へ」
「昼と夜」など
【キム・ソジン役】シン・ソンロク
ユジュン建設最年少理事。
【ハン・エリ役】イ・セヨン
公務員を目指すフリーター。
【ソ・ドギュン役】アン・ボヒョン
ユジュン建設の課長。ソジンの右腕。
【カン・ヒョンチェ役】ナム・ギュリ
ソジンの妻。バイオリニスト。
【イム・ゴヌク役】カン・スンユン(WINNER)
エリの護衛。
【キム・ダビン役】シム・ヘヨン
ソジンの娘。6歳。
【チョン・ヘギョン役】ソ・ヒジョン
ダビンのベビーシッター。
【クァク・ソンジャ役】ファン・ジョンミン
エリの母。心臓に持病がある。
【パク・スジョン役】イ・ジュミョン
エリの親友。
【イ・テクギュ(テッキュ)役】チョ・ドンイン
ソジンの秘書。
【ユ・ソイル役】シン・グ
ユジュン建設会長。
2020年のMBC演技大賞で3冠獲得したファンタジー・ミステリードラマ。
主演は「星から来たあなた」「皇后の品格」などのシン・ソンロクさんと、子役として様々な作品に出演し「花遊記(ファユギ)」「王になった男」などを通して主演女優となったイ・セヨンさん。
シン・ソンロクさんが演じるのは大企業の最年少理事というエリートで、美しい妻と可愛い娘に恵まれ誰もが憧れる生活を送っていたのですが、ある日娘が消えたことで絶望を味わうことに。
そんな主人公の手助けをすることになるヒロインを演じるのは、「トロットの恋人」でシン・ソンロクさんと共演経験のあるシン・セヨンさん。母を探す過程で未来の主人公と繋がり、別の時間軸で事件解決に挑むことになります。
共演は大ヒット作「梨泰院クラス」出演でお馴染みのアン・ボヒョンさんで、本作では主人公を支えるキャラクターとして活躍を見せています。「赤い月青い太陽」などで知られる元アイドルのナム・ギュリさんは主人公の妻役として出演し怪しい雰囲気を醸し出しています。
クラシック曲「サンサーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ」が効果的に使われたOSTも注目です!
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カイロス運命を変える1分あらすじ
ユジュン建設の最年少理事として注目を集めるキム・ソジン(シンソンロク)は、美しい妻ヒョンチェ(ナムギュリ)と可愛い娘のダビン(シムへヨン)と共に幸せな日々を送っていました。
しかし、妻がバイオリン演奏を披露するチャリティーイベントの会場においてダビンが姿を消してしまうという事件が起きたことで、完璧だと思っていたこれまでの生活の粗が見えてくることに。
一方、母親の心臓移植手術ために必死に働いていたハン・エリ(イセヨン)にも、母親が突然行方不明になるという事件が起きていました。
同時にスマホをなくしていたエリは、自身の番号に電話をかけてみたのですが、その電話に出たのは娘を捜しているソジンだったのです。
しかも、電話の向こうのソジンはエリよりも1ヶ月未来に生きていることが分かり・・・。
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カイロス運命を変える1分みどころ
本作は娘と母を探す主人公たちが、”現在”と”過去”に分かれて事件解決に奔走するというファンタジー・ミステリードラマです。
本作は娘を誘拐されたことで幸せな日々が崩れていく主人公が現在を舞台とし、心臓移植が必要な母親が行方不明になったヒロインは過去を舞台としてストーリーが進行するという斬新なドラマです。
スマホを通して現在と過去が繋がってしまうという設定があり、それにより得た情報を元に過去を変えたり、そのことで未来が変わってしまうという展開が連続する緻密さが魅力の作品となっています。
主人公二人はわずか一分間のみの通話から様々な選択をしていくのですが、一つの事件を解決したとしても新たな問題が起きたり、何かの事件を防げたとしてもその影響で予想外の事態を引き起こしてしまうなど、ハラハラドキドキの展開がテンポよく展開されていきます。
娘の誘拐事件を引き起こしたのは誰なのか?
失踪した母の行方と時空を越えて繋がったソジンとエリの関係性とは?!
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カイロス運命を変える1分感想・評価
分かりやすくいうと「シグナル」みたいな設定を軸に、「明日、キミと」のような過去を変えることで未来も変わる展開や、「ただ愛する仲」でも描かれたビル崩落事故を描くなど、韓国ドラマで特徴的な要素を色々と盛り込んだ感じの作品。
シグナルでは壊れたトランシーバーを通して過去と繋がっていましたが、本作ではたった一ヶ月前の過去と繋がるのでスマホでいけちゃうというお手軽さなんです。
まぁ、時間指定があり通話も1分間のみと色々と制約はあるのですが、たった一ヶ月前ならもっと色々と出来ることはあっただろうという突っ込みどころはありました。シグナルと比べるとこの辺の設定の甘さが目立ちましたが、ストーリーの緻密さや複雑さにおいては本作の方が上回っていたかもしれません。
ストーリーのテンポもいいですし、次々と事件が起きるので退屈することなく見ることが出来ます。
とはいえ、集中して見ていないと(ちょっとよそ見をした隙に)今映っているソジンが現在と過去のどちらのソジンなのか分からなくなってしまうという難点もあります。ちゃんと見てれば済む話なのですが。。。
よくあるサスペンスものに飽きた人ならハマるタイプの作品かもしれませんね!
しかし、個人的にはファンタジー要素のあるミステリーは苦手なので(上記の作品もそこまでハマれなかった)、サスペンスというよりもエンタメとして楽しんだ作品でした。
だって、ファンタジー設定を入れてしまうと何でもそれで誤魔化せちゃいますから!
タイムパラドックス的な問題はもとより、そんなコロコロと過去や未来を変えてしまったら現状よりも悪化しそうですし、そんな上手くいくはずないと思ってしまうんですよね。
つまりは、あくまでもファンタジーとして見た方が断然楽しめる作品だといえます。
さらにキャラクター的にも気に入らないところがあって、それはソジンがあまりにもエリ頼み過ぎないか?ということ。
現在で起きたソジンの問題を解決するために過去のエリが走り回るというのは不公平で、エリが頑張らないと現在のソジンではどうにも出来ないというのはあまりにもエリの負担が大き過ぎます!
このように突っ込みどころを探せばいくらでも挙げられるのですが、そういったひねくれた見方をしなければエンタメドラマとして良く出来た作品だと思いますよ。
まとめ:ストーリー自体はよく考えられたものですし、どんどん未来が変わっていく展開も見ていてハラハラドキドキして、一度見始めたら止まらなくなるタイプの作品だと思いました。
しかし、ミステリーとしては突っ込みどころも多く、一つ気になると粗ばかりが目についてしまう可能性もある作品ですね!
最後に
まさか悪役俳優として突き進むもんだと思っていたシン・ソンロクさんが主演をするまでになろうとは・・・。
すでに「パフューム」で主演を務めていたとはいえ、本作のようなサスペンスものだとシン・ソンロクさんは当然悪役として出てきそうですもん!だってどう見ても悪人顔ですやん!!(失礼!)
そういえばアン・ボヒョンさんも「梨泰院クラス」での悪役イメージが強いですけど、「彼女の私生活」「マイネーム」などではいい人役だったので本作の複雑な役どころも違和感なく、下手すると主人公よりも目立っていたかもしれません。