2018年SBS演技大賞で三冠を受賞した人気作。
イ・ジェフン、チェ・スビン、イ・ドンゴン共演。
仁川空港で働く人々の人間模様とロマンスを描いたヒューマンラブストーリー!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
輝く星のターミナルキャスト一覧
原題:キツネ嫁星
平均視聴率:8.0%
最高視聴率:9.7%
放送期間:2018年10月1日から2018年11月26日まで韓国で放送
演出:シン・ウチョル
「シークレットガーデン」
「パリの恋人」「プラハの恋人」
脚本:カン・ウンギョン
「浪漫ドクターキムサブ」「ガラスの靴」
「製パン王キム・タック」「九家の書~千年に一度の恋」
【イ・スヨン役】イ・ジェフン
仁川空港旅客サービスチーム新人職員。名門大学出身の秀才。
【ハン・ヨルム役】チェ・スビン
仁川空港旅客サービスチーム職員。トラブルメーカー。
【ソ・イヌ役】イ・ドンゴン
仁川空港運営企画チーム長。出世頭。
【ヤン・ソグン役】キム・ジス
仁川空港旅客サービスチーム長。
【オ・デギ役】キム・ギョンナム
仁川空港保安チーム隊員。大家族の末っ子。
【ナ・ヨンジュ役】イ・スギョン
仁川空港保安チーム。元柔道の国家代表選手
【コ・ウンソプ役】ロウン
仁川空港係留場運営チーム社職員。ヨルムの同期
本作は、「シークレット・ガーデン」のシン・ウチョル監督と、「浪漫ドクターキム・サブ」のカン・ウンギョン脚本家がタッグを組んだ作品。
2018年SBS演技大賞で作品賞、イジェフンが男性最優秀演技賞、チェスビンが女性最優秀演技賞を受賞しました。
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輝く星のターミナルあらすじ
やっとの思いで仁川空港に就職することが叶ったハン・ヨルム(チェスビン)は、配属された交通チームで数々のトラブルを巻き起こし、入社1年にして激務と噂される旅客サービスチームへ異動させられることに。
しかも、そこでヨルムの指導員となったのは自分よりも後輩のイ・スヨン(イジェフン)で、無愛想で社交性も乏しいと有名な人物だったのです。
しかしスヨンは驚くほど有能で、旅行客とのトラブルに巻き込まれたヨルムを助けてくれます。
しかも、1年前の自動車事故の際ヨルムを救ってくれたのもスヨンだったということを思い出し、それ以降ヨルムはスヨンのことが気になり始めます。
入社以来、人との関わりから距離を置いていたスヨンの方もやがてヨルムに惹かれるようになるのですが・・・。
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輝く星のターミナルみどころ
本作は、多くの人々が利用する空港を舞台に、そこで働く人々の活躍と苦悩を描いたヒューマンラブストーリーです。
空港が舞台と聞くとパイロットやCAを主人公としたドラマのように思うかもしれませんが、本作の主人公たちはグランドスタッフと呼ばれる地上勤務職員たちです。
登場人物たちは、お客様と接する機会が多い旅客サービスチームの面々から、空港の安全を守る保安チーム、交通チーム、商業施設チームなど様々で、これら職員を数多くの有名俳優さんが演じています。個性的なキャラクターが沢山いるのも本作のみどころとなっています。
内容は、主人公たちのロマンスをはじめ、職員たちの成長ドラマや職員同士の確執、そして主人公にまつわる秘密など、様々な要素が盛り込まれています。
スヨンが周りに秘密にしていることとは何なのか?そして、スヨンとソ・イヌとの確執とは!?
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輝く星のターミナル感想・評価
個人的に思い入れのあるドラマ「九家の書~千年に一度の恋」の監督&脚本家コンビによる作品ということで期待していたのですが、主人公に関するあり得ない設定のおかげで残念な結果になってしまいました。
キャストは豪華なんですが個人的には好みではなかったですし、空港内での様々なエピソードが描かれる前半は良かったものの後半からはSFなのか?というような現実味のない展開になっていくのがガッカリでした。
主人公が障害者というのはいいとしても、機械の身体(身体に埋め込まれた機械)の不具合かなにかで馬鹿力を発揮するだとか、身体が磁石に引き寄せられるとか、機械の影響で身体が炎症を起こすなど、まるでB級SF映画のような設定が何故このドラマの中に必要だったのか分かりませんし、そんな話が後半の中心になってしまうのは脚本家が交代でもしたのか?というレベルの不可解さでした。
更に言うなら、当然のように盛り込んでくるサスペンス的な要素も余計でしたし、それよりも空港内での群像劇にとどめておいた方が良かったと思いますね。
SFやサスペンスの要素を入れるよりも、ソ・イヌとイ・スヨンのブロマンスをちゃんと描くとか、中途半端なまま終わっている悪役やサブキャラクターたちのエピソードをまとめるとか、終盤は駆け足で進んでしまうという韓国ドラマ定番の展開を覆すなど、そういったところに力を入れて欲しかったですね!
まとめ:キャスト、スタッフは豪華なものの、あり得ない設定と伏線がきちんと回収されないまま終わってしまう展開など、不可解な点が多い作品でした。
特に主人公のキャラクター設定が謎で、肝心のラブストーリーが入ってきませんでしたね。空港を宣伝することが目的のドラマというのがみえみえなのもちょっとねぇ。。。
輝く星のターミナルラストの後ろ姿について
※以下ネタバレを含みますのでご注意!
個人的にイ・ジェフンが苦手な上、妙なキャラクター設定もあって主人公に感情移入することが出来ませんでした。
しかし、サブキャラクターであるデギとヨンジュのサイドストーリーは面白く、こんなエピソードがいくつも積み重なったストーリー展開になって欲しかったところです。
とはいえ、最終回で主人公とヒロインのハッピーエンドが見れるのは期待していたんですが、ヒロインの顔しか映らないクライマックスシーンは驚きで、主人公は後頭部だけしか見えず顔が映らないという謎の演出がされていたんです。
これは俳優さんの好き嫌いは関係なく、ラブロマンスのラストとしては意味不明ですよね!この結末は、これまで楽しんで見ていた人からすれば怒り心頭なんじゃないでしょうか?
そして、障害者の恋愛というものをテーマにしながらも、ラストで安直に治療が成功しているということ!
これが難病を海外で治してきたというものならまだしも、一生付き合っていかなくてはならないであろう身体の障害というものを、”アメリカに行ったら解決した”というのではあまりにも軽すぎます。
作中で二人散々悩んできたはずなのに、車イス生活になろうとも二人一緒に歩んでいくという結末にせず、これまで以上の機械を手に入れたから大丈夫というのではメッセージ性もありません。
個人的には途中から冷めてしまった作品でしたが、この結末ではラスト直前まで楽しんでいた人さえも裏切られた気持ちになると思いますね。