チョスンウさんはミュージカルやドラマ、映画など幅広く活躍する演技派俳優として知られています。
ドラマでは初出演であったにもかかわらず「馬医」が大ヒット!日本でも知名度が上がりました。
プロフィール、父や姉など家族のこと、ドラマ「馬医」、「秘密の森」、熱愛彼女と結婚、インスタグラムについて調べました。
(トップ画像:http://www.metroseoul.co.kr)
チョスンウのプロフィール
チョ・スンウ (조승우) 曺承佑
1980年2月12日生まれ
(陰暦3月28日)
ソウル出身
173cm
63kg
B型
壇国大学大衆文化芸術大学院
韓国映画の巨匠イム・グォンテク監督に抜擢された後、映画界で俳優としての地位を固め、ミュージカルスターになりました。2017年現在ドラマ4作、映画18作、ミュージカル24作に出演しています。
お父さんは歌手のチョギョンスさん、お姉さんはミュージカル女優のチョソヨンさんです。(後述)
中学生までは野球選手になりたいと思っていたとか。球が速く、肩も強くて遠くまでボールを投げることができたそうです。
「幼くてとても内気だったです。人の前では恥ずかしくてよく笑うことも、泣くこともできなかったし、夢もなかった。姉が出演したミュージカル『ドン・キホーテ』を見て急に心臓が狂ったようにときめくんです。10分間、身動きできませんでした。そのとき決心したんです。まさにこれだ、私はミュージカル俳優にならなければならない」http://japanese.joins.com
高校は芸術高校に進学し、檀国大演劇映画科に入学しました。
初めは公演直前に何度もトイレにいくなど、緊張して逃げ出したかったのだとか。しかしいざ始まると熱いエネルギーがこみ上げ、緊張が解けていくのを感じたそうです。
そのことについて、
「内気な自分が公演を通じて変わってきたように、自分の知らない観客が、私の公演を見ていい方に変わってくれたらいいと思っています」http://japanese.joins.com
と語っています。
1999年19歳のときに映画「春香伝」でデビュー。
このオーディション受験時にプロフィール写真がなく、スナップ写真を撮って提出。ほかの人はみなちゃんとした写真なのに、一人だけ履歴書用ではない写真が目を引いたというエピソードも。
この作品は韓国映画で初めてカンヌ映画祭に進出してチョスンウさんは幸運にもデビュー作からカンヌ映画祭のレッドカーペットを踏むことになりました。
以後「ワニとジュナ」、「フー・アー・ユー?」 などいくつかの映画に出演して可能性が認められ、2003年「ラブストーリー」では、主人公役の感性的な演技で大衆に知られ注目されました。
2005年、実在の人物をモデルに自閉症児の主人公を演じた映画「マラソン」が大ヒットし、その年の大鐘賞主演男優賞を受賞するなど演技派俳優として認知されました。
この映画の撮影現場で、記者が「自閉症児のようなポーズをとってほしい」と注文したところ、スンウさんは激怒!自閉症児への理解が全くない無礼なお願いだと取材を拒否したことがあります。
翌年2004年にはミュージカル「ジキルとハイド」のリュ・ジョンハンと主人公にダブルキャスティングされて、優れた演技と歌唱力でミュージカルは大成功。
日本で公演した際、チョスンウさんは「もはや言葉が必要ない最高の実力」という絶賛を受けミュージカル韓流熱風を起こしました。
2008年12月に電撃入隊し、無事に兵役を終えています。
イ・ビョンホンさんと共演した「インサイダーズ/内部者たち」は観客動員数700万人を突破し、興行に成功しました。
映画の興行は作品ごとに差がありますが、ミュージカル界では、チョ・スンウ出演ということだけでも、興行が保証されるほど。
「ジキルとハイド」、「ヘドウィグ」、「ラ・マンチャの男」、「ゾロ」、最新作「スウィーニートッド」等、彼が出演するすべてのミュージカルは、ほぼチケットオープンと同時に売り切れになりました 。
2012年、映画とミュージカルにだけ専念していたチョスンウさんは朝鮮時代の医師ベクグァンヒョンの伝記ドラマ「馬医」で主演しました。(後述)
5回で登場するやいなや視聴率がぐんと上がり「やはりチョスンウだ」と認識されました。
チョスンウの父・姉・家族について
お父さんは歌手のチョギョンスさん、お姉さんはチョソヨンさんという芸能一家ですが、お父さんは幼いころに離婚して、別に暮らしています。
左:父チョギョンス 右:チョスンウ
(http://news.tf.co.kr)
お父さんのチョギョンスさんは、数々のヒット曲を持ち、70年代には歌手王と呼ばれた人気歌手でした。
しかしチョスンウさんはデビュー以来、どのインタビューでも父親について言及したことはありません。
父の来歴
70年代各放送局の歌謡番組をさらって全盛期を享受したチョギョンスさんは事業が失敗し、経済的危機に追い込まれてしまいました。
以降、借金を繰り返しながら抜け出せない状況に陥り、1982年単独で渡米。娘ソヨンが6歳、息子スンウが3歳の時でした。
このことについてチョギョンスさんは
「最初は借金督促を避けるために、偽装離婚という形で離れました。ところが、長期間離れて過ごすので、根拠のない噂が出回り、結局離婚するしかなかったんです。すべての荷物を妻に預けたわけであり、結果的に一人で暮らそうと、子供たちも捨てたのです。家長として最低限の義務すらできなかったので今更何も言えません。」(チョギョンスインタビューよりhttp://news.tf.co.kr)
と語っています。
アメリカの永住権を得るために、現地で書類上の結婚をしたとか。
永住権取得して家族をアメリカに呼ぼうと思っていたようですが、取得までに2年かかり、書類上とはいえ再婚したことで、韓国にいる家族との間に溝が深まって、関係が離れていきました。
そして18年後の2001年に帰国。成功した息子に会いたくても、自責の念が募り、会えなかったそうです。
チョギョンスさんは2004年大腸がんと診断され、手術後12回の化学療法を受けました。
「自分の人生が終わってしまうかもしれないという恐怖の中で、子供に会いたい気持ちが募っていきました。」(http://news.tf.co.kr)
息子さんの出演した作品はすべて観たとか。
その後、息子さんが主演を務めたミュージカルを観た後、勇気を出して控室を訪れ、20余年ぶりに対面。
その後もやはりわだかまりがあり、しばらく会えなかったようです。
お父さんの写真
(http://entertain.naver.com)
現在二人のお子さんが30代になってからは、
「奥さんは今日一緒に来ていないの?」
と聞くなど、チョギョンスさんの当時の事情や立場を理解してくれるようになったといいます。
(この再婚相手は渡米当時、永住権のために結婚した人なのか、別の人なのか定かではありません)
現在、チョギョンスさんはライブカフェを運営し、30年ぶりに新曲も出すなど歌手として活動しています。
姉:チョソヨン
http://entertain.naver.com
お姉さんはドラマにもいくつか出演しましたが、主にミュージカルに出演しています。
スンホさんほど有名じゃないので、情報があまりありませんでしたが、
お父さんの発言からお姉さんは既婚者であるとわかりました。
「結婚式で新婦が父親と手をつないで入場する場面があるけど、娘が結婚する前に一度私のところに来た。”お父さんは式に参列できない状況だから、おじさん(お母さんの兄か弟)と一緒に入場する”というから、わかったと答えた。考えてみたらいまさら私が手をつないで結婚式に参列するのもおかしなことで。あとから写真を持ってきてみせてくれた。娘の結婚式に手をつないで入場したかったができなかった。
あと数年したら息子も結婚するだろう。そうなったらやっぱり参列はできない。それが悲しい。いまさら出てきて”俺が父親だ”と式場に行くのもおかしいし。行けない立場であることが悲しい」
(チョギョンスインタビューhttp://www.mydaily.co.kr)
ドラマ「馬医」について
公式ページより
2012年、チョスンウさんにとって初めてのドラマ出演だった「馬医」は、1600年代の朝鮮時代に初めて外科手術を行った実在の人物がモデルの物語。
もともとは獣医でしたが、人間の医師にになり、その後王の主治医になったというドラマチックな人生を描いています。
デビューから14年間もドラマ出演を拒んできたチョスンウさん。
その理由は
「ドラマ制作の現場が過酷で、満足に休息も取れず健康も害してしまうような状況で自分の満足いく演技ができそうにない」
というもの。
イビョンフン監督は過去にもオファーを試みましたが、断られています。
しかし今回出演を承諾したのは、
ずっと後回しだったテレビドラマは影響力が非常に大きく、やはりそれは無視できない、いつかは一度テレビのお仕事をするべきだと思ったのでしょう。Kstyle
と監督は語っています。
監督はチョスンウさんをキャスティングした理由について2つ挙げています。
ひとつはドラマ主人公としての新鮮さ。初のテレビドラマ出演ということで、世間には何のイメージもついてないフレッシュさがありました。
ふたつめはまなざしの優しさ。正義を代弁する主人公の役なので、まなざしがそれにふさわしい人がいいということで選ばれました。
「馬医」はイビョンフン監督の前作「ホジュン~宮廷医官への道」「宮廷女官チャングムの誓い」とストーリーが似ているなどの批判もあり、最終的に視聴率は20%を超えられませんでした。
俳優陣の演技に対して、脚本が未熟だったとする評価がみられましたが、チョスンウさんの正義のまなざしに心打たれた視聴者も多く、スンウさんの代表作となりました。
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最新ドラマ「秘密の森」情報
(公式ページより)
2017年6月から放送!チョスンウ、ペドゥナ主演!スリル満点のアクションドラマ!
ペドゥナが8年ぶり、チョスンウが3年ぶりに選んだ作品ということで、実力派の二人であるだけに注目されました。
頭は切れるが冷徹な検察官と、破天荒な女性刑事。正反対の2人が追うのは、ある殺人事件の真相。だがその裏には、組織内部に横行する深刻な不正が絡んでいて…。(www.netflix.com)
「秘密の森」は、事前制作で作られたドラマでした。
韓国ドラマは視聴者の反応を見ながら台本が書き換えられ、撮影していくというのが常識。
そのため、直前で台詞を覚えなければならなかったり、間に合わせるために徹夜の撮影が続いたりと、現場はかなり過酷なんだとか。
そういったドラマ制作環境が気に入らないというチョスンウさんにとって、事前制作というのはこの作品を選んだひとつの理由であると言えるでしょう。
ドラマは平均視聴率6.6%、最高視聴率7.3%に終わりました。これはケーブルテレビとしてはかなり高い数値です。
クオリティが高く「映画より映画らしい」と好評でした。
チョスンウ熱愛彼女と結婚は?
(http://entertain.naver.com)
2004年、女優のカンヘジョンさんとの熱愛が報じられ、それ以降公認カップルとして知られていました。彼女は1982年生まれで、スンウさんより2歳年下です。
出会いは映画界の集まりだったとのこと。
ときに公式の場に二人で現れることもありました。
2006年映画「とかげのかわいい嘘」でカップル役としても共演し、話題になりました。
しかし、3年後破局。
カンヘジョンさんの所属事務所は
「2人は最近別れており、各自俳優業に専念することを決めた。」
と発表しました。
(その後カンヘジョンさんは2009年にヒップホップグループEpik Highのリーダーであるtabloさんと結婚・出産しました)
ハンソナインスタより
http://www.suwon.com
2017年5月元シークレットのメンバー、ハンソナさんとの熱愛のうわさがありました。
女優アン・セハさんの結婚式での写真。「神様がくれた14日間」の俳優陣と記念ショットとともに、花束の写真を投稿。
一部のネットユーザーから熱愛ではないか?との噂が立ちました。
ソナさんはすぐに釈明し、噂は沈静化されました。
結婚は?
韓国ではチョスンウさんは落ち着いた雰囲気と若いころからの認知度の高さから、成熟した印象を与え、既婚者であると勘違いしている人が大勢います。
チョスンウと検索すると「結婚」というワードが出てきて「未婚だ」という情報が出てきます。
30代後半になって、そろそろかと思われていますが、現在までまだ結婚報道はありません。
理想の女性は?
サプサル犬
(doopediaより)
チョスンウさんはサプサル犬(朝鮮半島原産の番用犬種)を飼っており、サプサル犬広報大使です。
サプサル犬のほか、犬1匹と猫1匹も飼っていて、女性に会うとき、最も重要な条件の一つは、動物を愛している人だとのこと。
理想の女性として
「自分のやることを一生懸命やり、おおらかで、Gパンに白いTシャツが似合うこと。兵役を終えてからの理想のタイプは自分より賢明な人で私をよく面倒見てくれるそんな人がいい」
と答えました。(2017年6月 http://osen.mt.co.kr)
チョスンウのインスタグラム
2021年現在もチョスンウさんのインスタグラムアカウントはありません。
SNSは一切やっていないようです。
最後に
共演した俳優たちが共通してチョスンウさんについて「共演者を没頭させる俳優」と評価しています。
自分だけでなく、相手までも役に引き込んでいく能力があると言われ、作品の完成度が高まる理由とされています。
ご自身は「自分の故郷は舞台」とし、「映画やドラマに出るのは好奇心、挑戦、冒険」だとしています。
人気に固執しない姿に役者魂を感じました!