BLACKPINKのジェニーが俳優デビューすることで話題となったハリウッドの音楽業界の舞台裏をセンセーショナルに描いた作品!
キャスト、あらすじ、感想、早期終了の理由などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
THE IDOLジェニーキャスティングのいきさつ
このドラマが話題となったのはBLACKPINKのジェニーが俳優デビューした作品ということです。
役名はダイアンで、主人公ジョスリンの親友を務めており、女優名はジェニー・ルビー・ジェーンとしています。
監督は人気ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」のサム・レヴィンソンですが、当初はエイミー・サイメッツが監督をつとめる全6話予定の作品でした。
しかし、撮影の8割以上が終了した時点でレヴィンソン監督に交代し、ストーリーもコンセプトも大幅に変更されたことで全5話となりました。
それにより推定制作費105億円という撮影分は廃棄されてしまったそうです。
変更内容としては、サイメッツ版はカルト集団で女性がセクシャリティを探求するというものだったそうですが、レヴィンソン版になるとSM的嗜好のラブストーリーというかなり刺激的なものに。
監督の変更により一部クルーやキャストも変わったのですが、その結果参加することになったのがBLACKPINKのジェニー。
しかし、彼女の作中での扱いはファンも激怒するもので、セリフもほとんど無い悪女役な上にK-POPのトップアイドルが演じる役柄としてはかなり過激なんです。
本作にはこの他にもミュージシャンや俳優が多数出演しており、サウンドトラックも豪華なものになっています!
参加ミュージシャンは、
・ザ・ウィークエンド
・マドンナ
・プレイボーイ・カルティ
・フューチャー
・ジェニー
・リリー=ローズ・デップ
・アリアナ・グランデなど。
主演は、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘であるリリー=ローズ・デップと、グラミー賞を4度も受賞した世界的ミュージシャン“ザ・ウィークエンド”ことエイベル・テスファイ。
ちなみに本作の制作もエイベル・テスファイがつとめています!
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ジェニのドラマTHE IDOLあらすじ
母親の死と恋人との破局が重なり精神的に不安定となっていたポップスターのジョスリン。
ツアーもキャンセルし新曲で再起を図っていた彼女だが、新曲の出来に納得が出来ずにいた。
そんな中でジョスリンのスキャンダル画像が流出し悪いバズり方をしてしまう。
そのことで更に落ち込んだジョスリンは、ダンサーの親友ダイアン(ジェニー)に誘われてクラブへ出かけることになるのだが、そこでクラブのオーナー・テドロスと出会い恋に落ちることに。
自己啓発の教祖でもあったテドロスと出会ったことで刺激を受けたジョスリンは、度々テドロスと密会し音楽のことや悩みを相談するようになる。
そのうち商業的な考え方のプロデューサーたちの意見を無視して、自分が思い描く音楽で勝負したいと考えるようになり・・・。
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ジェニのドラマTHE IDOL感想・評価
韓国のアイドルをテーマにした作品とは段違いにヤバい内容であり、とはいえストーリーは新鮮ではなく古臭いという···ジェニーが好きな人はもちろん、ザ・ウィークエンド好きな人もガッカリさせる出来かと!
内容はトップスターの苦悩を描くというよくあるものなんですが、その描き方がカルトやセクシュアルなものを絡めたものなので、芸能界の闇を描くという以前に下品に感じたり嫌悪感を覚えるところも多いんです。
ジェニー目的で見る人からすると「ハリウッドの仲間入りをした!」と喜ぶのか、それとも「トップアイドルが演じる役柄としては適さない!」と思うのかは分かりませんが、少なくともこれが女性蔑視的内容だとして批判を集めたのは確かで、デビュー作でわざわざそんな役柄に挑戦する必要があったのかは疑問です。
まぁ、脇役の割には目立っていましたが。
今や大物女優となった人がデビュー作で濡れ場に挑戦して評価されたとか、若い頃にヌードを披露していたというのはよくあることですが、現役のトップアイドルが女優デビュー作に選ぶ作品&役柄としてはかなりキツイですよね。
まぁ、ザ・ウィークエンドは間違いなく世界トップクラスのスターですし、その繋がりで豪華キャストが集まりサントラにも世界的ミュージシャンが参加しているので、その中に入ることで更にステップアップすると考えたのかもしれませんが、彼女のファンからすれば残念に思うかも。。。
そしてザ・ウィークエンドに関しても多くの人が言うように俳優としての才能は感じられず、正直なところ音楽と製作としてだけ関わっておけば良かったのにと思いました。
とはいえ、この刺激的すぎる作品を製作するというのもファンからすれば嬉しく思いませんが。
リリー=ローズ・デップに関しては女優として見れば大したものだと思いますが、それでもかなりショッキングな役柄過ぎて心配になったほど···。
多くの作品のようにあくまでも業界の一側面として描いているのならまだしも、これが普通であり当然のような印象付けがされていたのは問題ですし、あたりにも偏った考え方をサラッと描いていたのがよりヤバく感じました。
こんなリアルがあるのだとしても見たくはなかった!!
セックス、ドラッグ、カルトとヤバ過ぎる内容が下品に描かれていますが、これはいわゆるマンソン事件などでよく描かれるもので新鮮味はありませんでした。
結果、ジェニーファンはもちろん、ザ・ウィークエンドファンもガッカリな作品。せめてコンパクトにまとめて映画にすればまだマシだったかも!?
最後に
ジェニーの扱いがお人形さん的というか、ファンを取り込むためのカメオ出演陣の一人に過ぎないように見えました。
その割には主人公と同様な過激な衣装とダンスシーンを披露していましたが、出演時間が予想以上に短いどころかセリフもほぼ無いという結果に···。
ダンスが過激なことは確かですが、それは作品そのものが過激だったにすぎず、一話短くなったのも監督変更によるドラマの大幅改変が行われた結果に過ぎません。