ユン・ヒョンミン×コ・ソンヒ主演によるNetflixドラマ。
人づきあいが苦手なヒロインと、完璧なホログラムAIホロ、そしてホロと同じ顔を持つが性格は正反対の開発者という3人の関係を描いたファンタジーロマンス!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
愛しのホロ【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:私一人のあなた(私一人であなたと)
Netflix全12話
放送年度2020年2月からNetflixで世界配信
演出:イ・サンヨプ
「帝王の娘 スベクヒャン」
「ショッピング王ルイ」
「知ってるワイフ」など
脚本:リュ・ヨンジェ
「犬とオオカミの時間」
「交渉人~テロ対策特捜班」など
【ホロ役】ユン・ヒョンミン
最新のAI。ホログラスと呼ばれる専用のメガネをかけるとホログラムとして現れユーザーのサポートをしてくれる。
【ハン・ソヨン役】コ・ソンヒ
メガネ会社勤務。失顔症のために人の顔が認識出来ない。
【コ・ナンド役】ユン・ヒョンミン(二役)
ホロを生み出したAI開発者。ホロのモデル。
【コ・ユジン役】チェ・ヨジン
ナンドの姉でホロを開発した会社の社長。
【ペク・チャンソン役】ファン・チャンソン(2PM)
マジックミラー社会長の息子。ホログラスをねらってユジンに接近する。
【ソヨンの母親役】イ・ジョンウン
【ユラム役】カン・スンヒョン
本作は、コミカルでユニークな恋愛ドラマを手掛けてきたイ・サンヨプ監督と、サスペンスものを主に執筆してきたリュ・ヨンジェ脚本家によるNetflixオリジナルドラマです。
主演はAIとその開発者の二役を演じているユン・ヒョンミンさんと、失顔症により人とうまく関われないでいるヒロイン役のコ・ソンヒさん。この二人(三役)による恋愛関係が本作の主軸となります。
特にユンヒョンミンさんはいつか挑戦したかったという一人二役を務めることになり、その演技力は必見です!
他にも、数多くの名作ドラマで活躍してきたチェ・ヨジンさんとファン・チャンソンさんにも注目で、現在入隊中のファン・チャンソンさんの事前製作ドラマ(もう一本のドラマ「だから私はアンチファンと結婚した」もあります)としても話題となりました。
本作のOSTはピアノを主とした曲が多く、全体的に落ち着いた印象がありました。
使われている楽曲は「Play J/シャイニングスター」や「KLAZY/ラブアゲイン」などがあります。
愛しのホロの視聴率は?
Netflixドラマであるため、視聴率の統計はありません。
韓国視聴者の意見で「もし地上波放送だったら20%以上出たのではないか」という意見もありました。
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愛しのホロ【韓国ドラマ】あらすじ
メガネ会社に勤め真面目で有能な仕事ぶりで一目置かれていたソヨン(コソンヒ)ですが、彼女にも重大な悩みがありました。
彼女は幼い頃から失顔症を抱えていて、人の顔を認識することも人間関係を上手く築くことも出来ずにいたのです。
そんなソヨンはある日、とあるメガネを手に入れます。そのメガネはホログラスと呼ばれるもので、メガネをかけるとリアルな人間のようなホログラムAIが現れサポートしてくれるという画期的なものでした。
しかし、その最先端技術は悪人たちから狙われていて、悪人からメガネを隠すためにソヨンのカバンに忍びこませたものだったのです。
ソヨンがそうとは知らずにメガネをかけると、彼女の目の前にイケメンAIのホロ(ユンヒョンミン)が現れます。
ホログラムだというホロに最初は戸惑うソヨンでしたが、次第にホロに頼るようになり、いつでも側にいてくれるホロに惹かれていくようになるのですが・・・。
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愛しのホロ【韓国ドラマ】みどころ
人づきあいが苦手で孤独な人生を送るソヨン。そんなソヨンの寂しさを癒してくれるのが同じく孤独な人生を歩んできた天才AI開発者ー・ナンドが生み出したホログラムAIホロ。
ソヨンの側で常に彼女を見守る優しいホロか、それともホロと顔は同じだが冷たいナンドか。
自分が望む相手になってくれるAIという夢のような存在と、人間とが織り成す不思議な三角関係というのが本作最大のポイント!
しかし、いくら完璧な存在でもホログラムなので触ることも出来ず、自分以外からは見ることも出来ないという欠点があり、しかもホロは悪人たちから狙われソヨンもそれに巻き込まれることになります。
本作はSFアクション要素がありながらも、軸となるのは人付き合いが苦手な主人公たちによるラブロマンスであり、そこにホログラムAIとの三角関係という変わった設定や、新技術を狙う悪人の存在などもありサスペンス要素も加わってきます。
大々的に発売する予定だった新世代AIが、ひょんなことからソヨンと出会い恋したことから様々な事件を巻き起こしていく。
ラブロマンス、ファンタジー、SF、サスペンス、ヒューマン要素が上手くミックスされたエンターテイメント・ドラマです!
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愛しのホロ【韓国ドラマ】評価・感想
このドラマは、現代のスマホ依存や人間関係を上手く構築出来ない若者たちを登場人物たちに置き換えた作品なのか、ヒロインが人の顔を認識出来ないというのは別としても、美男美女なのに恋愛下手で友達もほとんどいないというのは出来すぎだと思いました。
ホロの姿は専用の眼鏡をかけた人にしか見えないのに、ヒロインがそれを忘れて会話している姿は周りから変な人に映りますし、次第にホロに依存しすぎて行く様は二次元にハマり現実を直視出来ない社会問題を揶揄したようにも思え、初めはSFとして捉えるのか恋愛ドラマとして認識するのかで悩まされましたね。
通常のドラマより冒険した要素を盛り込みながらも、韓国ドラマでお決まりの”幼い頃に出会っていた”、”ヒロインが不幸”、”三角関係”、”サスペンス的展開”なども当然のようにあるのは、斬新には見えたけど結局はよくあるパターンのドラマという印象になってしまい、私としては初回が一番面白かったというのが正直な感想でした。
最初の方はSF要素満載で近未来のドラマとしては興味をひかれますし、ホロの存在もAIだと認識出来るのですが、ソヨンとホロが変化していくことで普通のカップルのように見えてきて、これが良いのか悪いのかが微妙なところ。
恋愛ドラマとして見るならホロのが人間的になるのは正解なのかもしれませんが、その反面SF的な要素は薄まりその部分にひかれた人からすると退屈に感じるかもしれません。
恋愛ドラマに重点を置くならば、ホロがもっと緩やかに変化したり、ソヨンとホロの関係の発展をもっと丁寧に描いて欲しかったところ。
序盤のテンポが早い分、見る側としてはキャラクターたちのテンションに置いてきぼりになってしまうんです。
まぁ、ホロがすぐにソヨンに惹かれる理由は後半になって分かるのですが。。。
とはいえ、中盤ごろにはキャラクター像が掴めてきて、はじめの頃は嫌なやつでしかなかったナンドがソヨンに惹かれてキャラが変わってきたり、ホロとナンドがソヨンにバレないように入れ替わったりするコミカルさを微笑ましく楽しめました。
そしてキャラクター設定は特殊ながらも、複雑な人間関係や伏線が沢山あるといったタイプの作品ではないので、世界観が理解しやすいですしストーリーが進むごとにどんどん面白くなっていきました。
しかし、全12話のドラマにしてはやはりスロースターター過ぎたので、もう少し早く面白くなって欲しかったですね。2回目を見る際には最初から楽しめそうですが。
個人的には韓国ドラマでは珍しいメガネ女子がヒロインなのは新鮮で、コ・ソンヒさんのメガネ姿も凄く可愛かったのは高ポイントでした!
最後に
本作をSFとして見るか、ラブロマンスとして見るか、どちらで捉えるかで楽しみ方が違ってくる作品だと思いました。
私は初回のようなSFアクションを期待して見ていたので、段々恋愛メインになっていくのは少々残念でしたが、ラブコメ、ラブロマンスとしてはとても魅力的だと思いました!