オム・テウン×イ・シヨン×イ・スヒョク共演!
「私の名前はキム・サムスン」の脚本家による大人のラブロマンス。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
一理ある愛【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全20話
平均視聴率:0.925%
最高視聴率:1.293%
放送年度2014年12月から2015年2月まで韓国tvNで放送
演出:ハン・ジスン
「恋愛時代」
「ミストレス~愛に惑う女たち~」など
脚本:キム・ドウ
「私の名前はキム・サムスン」
「キツネちゃん、何しているの?」
「私も、花!」など
【チャン・ヒテ役】オム・テウン
水産研究所研究官。イルリの夫。
【キム・イルリ役】イ・シヨン
初恋相手のヒテと結婚し、ペイント職人として働きながらヒスの介護もしている。
【キム・ジュン役】イ・スヒョク
家具職人。イルリに出会い惹かれていく。
【チャン・ヒス役】チェ・ヨジン
ヒテの妹であり、イルリの憧れの女性。ある日突然寝たきりになってしまう。
【チャン・ギテ役】パク・ジョンミン
ヒテの弟。失業中。
【ユ・ソンジュ役】ハン・スヨン
ヒテの後輩。水産研究所研究官。
【キム・イリ役】ハン・ウトゥム
イルリの妹。
【チョン・スヨン役】リュ・ヘリン
イルリの同級生。
【コ女史役】イ・ヨンラン
ヒテの母。家具屋経営。
【チャン・ミンホ役】イム・ハリョン
ヒテの父。浮気癖のある遊び人。
本作は大ヒットドラマ「私の名前はキム・サムスン」の脚本家が手掛けた話題作です。
また本作のOSTには、 カン・サネ、チャン・ピルスン、J Rabbit、エディ・キムなどの実力派ミュージシャンが参加し作品を盛り上げてくれていますのでこちはも注目です。
スポンサーリンク
一理ある愛【韓国ドラマ】あらすじ
今から14年前、イルリ(イシヨン)が高校生の時に臨時教師として出会ったヒテ(オムテウン)。
一度は離ればなれになるものの再会を果たし、7年前に結婚することに。そして今は水産研究所研究官とペイント職人として平和な生活を送っていました。
しかし、ヒテの家族には浮気癖のある父親とストーカー気質な母親などがいて、いつも二人の仲裁をするのはイルリの役でした。
その上、ヒテには寝たきりの妹ヒス(チェヨジン)もいて、彼女の面倒もイルリが見ていたのです。
そんな中、仕事の関係で家具職人として働いているジュン(イスヒョク)と知り合いになります。
どことなく影のあるジュンが気になり出したイルリでしたが、ジュンの方も次第に彼女に惹かれていくようになります。
しかし、そんな二人の関係をヒテが怪しみ出して・・・。
スポンサーリンク
一理ある愛【韓国ドラマ】みどころ
本作は不倫というものを扱いながらも、同時に日常生活を送る上で現実に起こりうる問題を描いた大人の恋愛ドラマです。
社会生活の難しさ、家族の介護や老後の問題、そして男女3人による恋愛というものをテーマとし、登場人物の心情の変化を丁寧に描いているのが特徴です。
夫ヒテを愛しながらも別の男性ジュンを同時に愛してしまったイルリ、そんな妻イルリに複雑な心境を抱く夫ヒテ、そしてイルリと出会いはじめて愛を知った男性ジュン。
そして、ヒテの妹で介護が必要なヒスと、それを懸命に介護するイルリに頼りきりのヒテの両親。そんな両親のケンカもイルリが仲裁するなどかなり辛い状況にあります。
ヒテとイルリは愛し合っていますし、イルリも愛する家族のために様々なことに奮闘しているのですが、端から見るとやはり苦労を背負っているように見え、ジュンもまたそのように感じてしまうんです。
イルリは夫に浮気されたり暴力を振るわれているわけではないのですが、このような状況なら別の男性に拠り所を求めても仕方のないところ。
果たして男女3人の愛の行方は!?
スポンサーリンク
一理ある愛【韓国ドラマ】感想・評価
本作は韓国ドラマとしては言い意味でも悪い意味でも地味ですね!
不倫を扱ったドラマ自体率先して見るジャンルではないのですが、それはそういった作品がドロドロな愛憎劇といったイメージがあるからなんです。中には不倫をコミカルに描く作品もありますが、そうでない限りは見ないようにしていました。
しかし、本作に関しては不倫に至ってしまった過程が丁寧に描かれていて、不倫を否定するのではなく理解出来てしまうくらいなんです!
ただ単に不倫のスリルやゴタゴタを描くのではなく、それに至った心情が丁寧に描かれているので説得力があると感じました。しかし、韓国での視聴率は低迷したようで、やはり韓国では不倫といえばドロドロな展開がないとウケないんですかね?
日本だとこういった地味目の内容でも大人のドラマとして需要がありますが、韓国はやはり「あり得ない展開」が主流だということでしょうか。
確かに作品としては地味なんですが、たまにはこういった作品もいかなと見ていたんです。ところが後半になると一気に派手な展開になってきて、前半の登場人物の心情を丁寧に描いてきた展開から、韓国ドラマでよく見るパターンへと変わってくるんです。
もちろん盛り上がるのは派手な展開でしょうが、突如テンションが変わっても感情移入出来なくなるのがオチで、結局のところは無難にまとまってしまったというのはガッカリでしたね。
色々なスパイス、トッピングを加えてドラマとしてのを盛り上げるのは容易ですが、その結果深みのある作品から薄っぺらい作品へと成り下がっていたように思います。山場を作るにしても、それが主軸と合っているのかを考えて欲しかったです!
最終回は?
このドラマはヒロインのイルリがヒテとジュンのどちらを最終的に選ぶのかが一番のみどころだったと思うのですが、最終回では何の驚きもない無難なものとなっていました。
途中からの盛り込み過ぎを抑えて、最後にだけ驚きを持ってきて欲しかったですね!
まとめ:韓国ドラマとしては珍しいお金持ちも権力者も出てこない大人なドラマ!
日常生活で誰にも起こりうることを丁寧に描いているのが魅力の作品でしたが、後半はよくある韓国ドラマテイストになってしまいます。それまでと雰囲気が変わってしまって残念でした。