田舎街で生まれ育った女性警官と都会からやってきたイケメン獣医とのロマンスを描いたドタバタラブコメディ!
「Red Velvet」のジョイ、新人俳優チョ・ヨンウのロマンスに三角関係として加わるのがウェブドラマデビューしたばかりのペク・ソンチョル。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
田舎街ダイアリーズキャスト一覧
Netflix全12話
演出:クォン・ソクチャン
「パスタ〜恋が出来るまで〜」
「マイ・プリンセス」「ミス・コリア」
「甘くない女たち~付岩洞<プアムドン>の復讐者」など
脚本:ペク・ウンギョン
【アン・ジャヨン役】ジョイ(Red Velvet)
ヒドン里の女性警察官。
【ハン・ジユル役】チュ・ヨンウ
ソウルから来たイケメン獣医。
【イ・サンヒョン役】ペク・ソンチョル
ヒドン里町長の息子で農園で桃を育てている。
【ファン・マンソン役】チョン・ソギョン
ヒドン里交番の所長。
【チャン・セリョン役】ペク・ジウォン
ヒドン里婦人会の会長。
【ヨンスク役】パク・イェニ
動物病院のスタッフ。
「パスタ〜恋が出来るまで〜」「マイ・プリンセス」などのヒット作を手掛けた監督による田舎街を舞台としたラブコメディです。
イ・ソンミンさんが声だけのゲスト出演してるのにも注目です!
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田舎街ダイアリーズあらすじ
ソウルで獣医師をしていたハン・ジユル(チュヨンウ)は、ひょんなことから田舎の農村ヒドン里で祖父が営む動物病院で働くことになる。
都会で犬や猫の診察しかしてこなかったジユルは、牛や豚、ヤギに鳥といった家畜を相手に休む暇もなく働き続けることに。
そんな中ジユルは人気者の女性警察官アン・ジャヨン(ジョイ)と出会い、彼女の顔の広さとお節介ぶりに圧倒されてしまう。
最初は町の人々と距離を置き関わらないようにしていたジユルだったが、彼女と度々関わることでその意識は変化していき、彼女にも惹かれていくようになる。
しかし、常に明るいジャヨンにも秘密があるようで・・・。
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田舎街ダイアリーズみどころ
本作はある田舎街を舞台としたラブコメディです。
田舎で生まれ育った人気者の女性警察官と、都会から来たイケメンの獣医が知り合い、何度もぶつかり合いながらも次第に惹かれ合っていくというストーリーで、町の人々や動物たちとの触れ合いもみどころのヒーリングドラマでもあります。
町の人々を家族のように思い、恋愛には興味がない献身的な警察官なヒロイン・ジャヨンと、そんな彼女が何故か興味を持つクールな獣医ジユル、そしてジユルが現れたことで幼馴染でしかなかったジャヨンを意識するようになるサンヒョン。この3人のラブロマンスを中心に田舎生活の中で起きる様々な出来事が描かれていきます。
そして主人公二人は心に傷を抱えているという共通点があり、ジユルは忘れているもののジャヨンとは子供の頃に知り合っています。そんな二人の再会を描くだけでなく、お互いの傷を癒やし合っていくドラマでもあります。
さらに婦人会のおばさま達が隣町とイザコザを繰り返すドタバタコメディ展開にも注目です!
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田舎街ダイアリーズ感想・評価
特に劇的な展開は無いものの、それが逆に魅力のヒーリング系ラブコメディ!
韓国ドラマとしては珍しく悪役も刺激的な展開も無い作品で、「海街チャチャチャ」と似たテイストの作品でした。
ドラマが短いこともあり、海街〜と比べるとかなりアッサリとした内容なんですが、配信ドラマとしては見応えがある部類かと。
それに刺激的な要素は薄いとはいえ、ヒロインと主人公の関係性は王道の設定ですし、都会から田舎に来ることやロマンスを通して人となりが変わっていくという展開も定番!
自分勝手な元カノの登場なんて、あまりにもパターン過ぎて笑ってしまいました。
その「何でこんなワガママ女と付き合ってたの?!」という疑問も含めてね!
さらに田舎街ならではの人々との交流であるとか、都会の喧騒から離れた生活など、田舎ならではの持ち味も堪能できますし、老人や子供との関わりも癒やされます。
特に、お爺さんと牛の別れのエピソードなどは重要で、感動的であると共に主人公の記憶を呼び覚ますための分岐点にもなっています。
加えて、婦人会のおば様方のキャラクターの濃さだったり、隣町の婦人会との揉め事などはコミカルさ満載でした。
隣町の婦人会長はウザくて嫌いでしたが、まぁこういう人って地域に一人はいますよね。。
このように韓国ドラマならではの無茶な展開などは無くても、ロマンス、ドタバタコメディ、ヒーリングドラマとしての魅力は満載で、そんなドラマが短い時間(約30分×12話)で楽しめるというのは嬉しい限りです!
そして、肝心のロマンスも思った以上にピュアなもので、子供の頃から好きな相手の再会は勿論、相手が忘れていても一方的にアピールしたり、それに腹を立てるでもなく気遣ったり、相手のことを思い出したのに素直に謝れなかったりと、いい歳の大人が中学生かのようなピュアピュアな恋愛模様を繰り広げるんです。
これが都会を舞台にしてたら嘘くさく感じたのかもしれませんが、若い人が少ない農村だから微笑ましく思えたのかも。ある意味ヤキモキさせられたともいえますが。
それに、ジョイさんの嫌味のないビジュアルや笑顔がヒロインのキャラクターにピッタリで、言葉数の少ない主人公との相性もかなり良かったと思います!
ただ、ヒロインは女性としては魅力的でも警察官としては完全に異色で、田舎だからこれで成立しているのかもしれませんが、都会だと問題な行動ばかり。
この設定を真面目に取るか、キャラクターとして楽しむかは人それぞれかもしれません。
そして、ライバルキャラであるサンヒョンは微妙で、主人公が現れたことで幼馴染であるヒロインを意識し主人公に対抗心を燃やすのはいいとしても、明らかに主人公への対応が冷たすぎますし、それをコメディとして見れないのも痛いところ。
見た目は完璧なんですけど、悪役でも意地悪なキャラクターというわけではないのでライバルとしては弱いんですよね!そこは勿体なかったですね。
いい人に振り切ったほうがまだマシだったかも?
まとめ:近年の評価が高い作品と比べると地味な作品だと思いますが、刺激的な作品を見るのに疲れた方やまったりとした作品が好きな人にとっては最適なドラマだと思います!
ヒロインは可愛いですし主人公との相性も最高で、「海街チャチャチャ」のような作品が好きならオススメしたいドラマです!!
田舎街ダイアリーズ最終回ラスト感想
ーーー*ネタバレあり!ーーー
終盤になって突然登場する主人公の元カノ。
韓国ドラマにはよく登場するタイプではありますが、こんな自分勝手で図々しいキャラクターは田舎街だと浮きまくってましたね!
ですが、こんな場違いキャラがいるからこそ主人公たちが急接近したともいえますし、その結果二人の背中を押す結果になったともいえます。いわゆる“引き立て役”としては役立ったのかもしれません。
とはいえ、個人的には元カノ自体登場しなくてもよかったように思います!
本作が普通のドラマのように1時間×16話という尺だったならまだしも、終盤に差し掛かるところでようやく恋敵が登場するのでは遅すぎると感じたからです。それも2,3話だけですしね。
本来なら序盤から登場して四角関係で進行しても良かったですし、過去の恋愛や別れた事情などを描いてこそ盛り上がるというもの。
しかし、本作では取ってつけたかのように終盤に登場し、本来サンヒョンが担うべき役割を奪った結果、ライバルキャラとしての存在感が薄まることに・・・。
しかも、そんなライバルが登場してもお互いの想いをなかなか素直に口に出せず、そんな姿にイライラさせられることになるんです。
序盤はそれが微笑ましく思えていましたが、いい大人がいつまでもウジウジしているのは流石に情けない!
二人して元カノに気を遣っているのにも腹が立ちましたし、ここまで来ると自分の気持ちに正直な元カノの方がまともに思えてくるほどでした。
そして、主人公たちがくっついてからは二人のイチャイチャを見る展開になり、サンヒョンは完全に恋の相談役に!ちょっと可愛そう。。
このサンヒョンを活かすためにも、三角関係が最後までもつれても良かったかなぁ。。。