チャン・ソヒ、オ・ユナ、キム・ジュヒョン、ダソム(元SISTAR)、イ・ジフン共演による復讐劇!
愛する人を失った3人の女性たちの友情と復讐を描いたヒット作です。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
復讐のカルテット【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:姉は生きている
全54話
BSテレ東にて2020年11月12日より放送開始予定
平均視聴率:14.0%
最高視聴率:24.0%
放送期間:2017年4月15日から2017年10月14日まで韓国で放送
演出:チェ・ヨンフン
「蒼のピアニスト」
「上流社会」
「最後から二番目の恋」
「グッド・キャスティング」など
脚本:キム・スノク
「妻の誘惑」
「私はチャン・ボリ!」
「いとしのクム・サウォル」
「皇后の品格」など
【ミン・ドゥルレ役】チャン・ソヒ
子役出身女優。かつてのトップスター。ストーカーに母親を殺される。
【キム・ウニャン役】オ・ユナ
専業主婦。大企業の秘書出身。自宅火災で娘を亡くす。
【カン・ハリ役】キム・ジュヒョン
亡くなった両親の文房具店を営む。結婚したばかりの夫を亡くす。
【ヤン・ダリ(セラ・パク)役】ダソム(元SISTAR)
恋人ギチャンの研究資料を盗みコンリョングループに就職。身分を偽っている。
【ソル・ギチャン役】イ・ジフン
ダリの元恋人。開発した天然化粧品の研究資料をダリに盗まれる。孤児院出身で幼い頃の記憶がない。
【ク・セジュン/シン・セジュン役】チョ・ユヌ
コンリョングループ会長の婚外子。
本作は、「私はチャン・ボリ!」「いとしのクム・サウォル」「皇后の品格」などの大ヒットドラマを手掛けてきたキム・スノク脚本作品。
チェ・ヨンフン監督とは「蒼のピアニスト」でもタッグを組んでいます。
主演は、落ち目のわがまま女優役のチャン・ソヒさんに、夫への復讐も誓う主婦役のオ・ユナさん、3人の中でも一番ヒロインらしいキャラクターを演じるキム・ジュホンさん、そして次々と罪を重ねていく悪女役にアイドル出身のダソムさんという4人。
ダソムさんは本作での演技が評価され2017年SBS演技大賞で新人賞を獲得し、女優としてもブレイクすることになります。
他にも、イ・ジフンさん、チョ・ユヌさん、FTISLANDのイ・ジェジンさんといったイケメン俳優や、ソン・チャンミンさん、ピョン・ジョンスさん、ヤン・ジョンアさん、ソン・ジョンホさん、ソン・ヨウンさん、アン・ネサンさん、ファン・ヨンヒさん、パク・クァンヒョンさんなどが脇を固めています。
そしてキム・スンハンくん、オ・アリンちゃん、チン・ジヒさんなど子役陣の活躍も見逃せません。
更には、イ・ユリさんが「私はチャン・ボリ」での役名ヨン・ミジョンとして登場しているのをはじめ、ソン・ハユンさん、チェ・デチョルさん、チョン・スギョンさん、ソン・ビョンスクさん、ソンヒョクさんなど、豪華俳優陣がゲスト出演しているのにも注目です!
そんな本作のOSTには、 ピョン・ジンソプをはじめ、チャン・ユンジョン、チョン・ミンジュ、キム・ヒョンジョンらの楽曲が使用されています。
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復讐のカルテット【韓国ドラマ】あらすじ
亡くなった両親の代わりに妹の面倒を見ながら遺された文房具店も切り盛りしていたハリ(キムジュヒョン)は、苦労の末結婚するも新婚旅行へ向かう途中で交通事故に巻き込まれて夫を亡くしてしまいます。
そしてこの事故の影響で救急車の到着が遅れた結果、女優のドゥルレ(チャンソヒ)は母親を、主婦のウニャン(オユナ)は娘を亡くしてしまったのです。
警察署で顔を合わせたハリ、ドゥルレ、ウニャンの3人は、事故を引き起こした末に現場から走り去ってしまった一人の女性の姿を探し始めます。
その事故の原因となった女性ダリ(ダソム)は、お金に困り、恋人であるギチャン(イジフン)からある研究資料を奪いコンリョングループに売り渡そうとしていました。
しかし、その最中に事故を起こしてしまい・・・。
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復讐のカルテット【韓国ドラマ】みどころ
同じ日に同じ事故現場で愛する人を失った3人の女性たち。
すべての原因がある女が引き起こした事故にあることを知った3人は女への復讐を誓うのです!
本作は、4人の女性たちを主人公とした復讐劇です。愛する人を失った女性たちは、わがまま放題の女優ドゥルレ、ゲスな夫に浮気されている主婦ウニャン、健気なヒロイン・ジュヒョンというタイプの全く違った3人なんですが、共通の敵たる悪女ダリへ復讐するために協力することに。
ヤン・ダリ/セラ・パクはアメリカで事件に巻き込まれて帰国、その後も恋人の研究資料を盗み出し、逃走途中で交通事故を引き起こし死亡者を出す、更には身分を偽って大企業に入るなど次々と罪を重ねていきます。
この最悪の悪女に対して3人の女性たちは復讐を遂げることが出来るのか!?
この他にも、女性たち3人の友情ドラマや、大企業の相続問題、更には複雑な人間ドラマとロマンスといったお決まりの要素もあり、これらがテンポよく展開されていきます。
復讐のカルテット【韓国ドラマ】感想・評価
以前は本作のような復讐劇にはまったく興味がなかったんですが、近年は楽しみ方が分かったとでもいうのか面白く見れるようになりました。
この手のタイプはカン・ハリのような幸薄のヒロインがメインとなるのが一般的かと思います。
しかし本作の場合は1人の悪女によって愛する人を殺された(直接的ではないですが)3人の女性が友情も深めつつ復讐するというもの!
正直なところ、この3人の女優さんについてはあまり知らなかったの興味を持てず、悪女役のダソムさんについては知っていたので彼女を中心として楽しみました。
本作を見る前にドラマ「私たち、恋してたのかな?」を見ていて、そこでのダソムさんは後半好感が持てるようになるというタイプだったので、本作のような悪女役をその前に演じていたのは衝撃でしたし、先に本作を見ていたら「私たち~」を見た際に好感を持てなかったかもしれません!
それくらいに本作でのキャラクターが最悪なんですよ!!
ヒロインよりも悪女の方が目立ってしまうという作品はこれまでにもよくあり、そういうパターンの場合は復讐ものとして成功している証拠。
悪女が印象的だと彼女がどれだけ罪を重ねていくのかや、それがどうやって崩れていくのかに注目が集まりますし、キャラクターが濃い分だけエンターテイメントとしても楽しめるからです。
もちろん本作は彼女が罪を重ねていくのを楽しむ作品ではなく、彼女が原因で愛する人を失ってしまった女性たちがどう復讐していうのかがメインなんですが、悪女以外にも多くの悪人がいてそちらにもドラマがあり、正直その悪人たちの足の引っ張りあいや活躍の方が面白かったんですよね。
追い詰めても直ぐに息を吹き返すというパターンに飽きたり話が長いと感じながらも、テンポ自体はいいので毎日少しずつ見るのなら問題なく楽しめると思いました。
最後に
本作のメインキャスト3人が主演っぽくなかったから楽しめた作品だと言えます。
普通なら復讐する側に感情移入して、悪人たちに腹が立ったりいつまでも罰が下されないことにイライラしてしまうと思うんですが、私の場合は主人公たちにそこまで思い入れがなかった分一歩引いて楽しめたんですよね。
悪人が一人だけでなく、悪の団体対正義(被害者)の団体という図式になっていたのも良かったのか、悪役に魅力があったからこそ面白かったんだと思います!
ただ、悪人たちの運が尽きていく展開や、罰が下されるシーンはもっと長くても良かったですかね。
何十話も様々な悪行を見せられてきたのに、ラストの数十分程度だけでクライマックスを描くというのは短すぎです。