ナム・ジュヒョク×シン・セギョン共演!
若手人気俳優が多く出演する、少女マンガを原作としたファンタジー・ラブコメディ。
キャスト一覧、あらすじ、感想、みどころをまとめました!
ハベクの新婦キャスト
原題:河伯の花嫁2017
全16話
平均視聴率:3.11%
最高視聴率:3.66%
放送年度2017年7月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN)
演出:キム・ビョンス
脚本:チョン・ユンジョン
【ハベク役】ナム・ジュヒョク
【ユン・ソア役】シン・セギョン
【シン・フエ役】イム・ジュファン
【ムラ(ヘラ)役】クリスタル〈f(x)〉
【ビリョム(アンビン)役】コンミョン(5urprise)
【ナム・スリ役】パク・ギュソン
【ユ・サンユ看護師役】シン・ジェフン
【チョ・ヨンミ役】チェ・ウリ
【シン・ジャヤ役】ペ・ヌリ
【ミン秘書役】ソン・ウォングン
【チュ・ゴルリン役】イ・ダリョン
このドラマは同名の少女漫画のスピンオフバージョンで、ファンタジーラブコメディとして描かれています。
ハベクの新婦あらすじ
神界の一つである水国の次期王であるハベク(ナムジュヒョク)は、王になるために必要な”神石”を求めて人間界に行くことになります。
人間界には管理神が三人いて、それぞれに神石を託されていたのです。
水国のムラ(クリスタル)、天国のビリョム(コンミョン)、地国のジュドンを探すためにはその居場所を指した座標が必要なのですが、何のアクシデントか人間界に来た際に”神力”と共に失ってしまったのです。
しかも、本来たどり着く場所とは違うところに着いてしまい、何故かユン・ソア(シンセギョン)という精神科医をその衝撃で気絶させてしまうのです。
その後、ソアが人間界にいる”神の従者”だということが判明し、神石を探す手助けをするよう求めるのですが・・・。
ファンタジー、ロマンス、コメディを基本にし、そこにミステリー要素も盛り込まれた作品となっています。
ハベクの新婦みどころ
やはりキャストのビジュアルの良さは女性ファン必見だと思います!
ナム・ジュヒョク演じる普段クールなハベクが発するロマンチックなセリフの数々や、最上級のツンデレっぷりを発揮する姿に胸キュンすること間違いなしですね。
それでいて、世間知らず(人間界知らず)な行動や発言に笑わされます!
シン・セギョン演じるソン・ユアは、思ったことと反対の事を言ってしまうひねくれっぷりで、最初は何て不器用な人なんだと呆れてしまうのですが、人となりやこれ迄に歩んできた人生を知ることで、可愛そうな人だなと思うようになります。
このドラマの特徴として、悪人らしき悪人が登場しない!というのも珍しいもので、ハベクとユアの関係に嫉妬するムラは、愛情の裏返しというのが分かりますし、この人もかなり不器用なタイプなんですよね。神なのに。
そして、ビリョムは登場時なんて嫌なやつなんだろうと思ったんですが、この人は一途なタイプで子供のような嫌がらせをしてただけだったりするんです。嫌がらせの規模が大きいですが。
しかも、大きな問題については一人で抱えてたりして、次第にいいやつに思えてきます。
そもそも、神様なのに人間以上に人間らしいというのはどうなのか?と突っ込みたくなりますが、そこがこのドラマのネックでもありますね。
そして、シン・フエですよ。この人は、最初ただの天然なのかと思ってたんですが、話が進むごとに色々な面が見えてきて、ふたを開けてみると一番謎の多かったキャラクターでした。
個人的にはこの人に感情移入してしまうことが多く、もっとスポットが当たって欲しかったなぁと思うキャラクターでした。
本作は、広く言えばファンタジードラマなんですが、登場人物(神が多いですが)たちは個性豊かな面々ばかりで、色んな設定がありながらも基本は「愛のドラマ」となっています。
ハベクの新婦原作漫画との比較
原作漫画が大ベストセラーだっただけに、かなり期待された始まった本作。
韓国で原作と比べた評価を調べたところ、
・ナムジュヒョクの化粧に違和感
・近代化じゃなくて、原作に沿ったものであってほしかった
・あまりに原作と違って、がっかり
といったものばかり。原作とは別物と思って観たほうがよさそうですね。
ハベクの新婦感想と評価
主演ふたりをはじめ、他のキャストも美男美女が多く、とても女性受けしそうなドラマでした。
しかし、ファンタジーが下地にあるせいか、16話には収まりきらなかったせいなのか、色々と分からないところや、突っ込みどころが多々ある作品でしたね。
結局、管理神たちは人間界で何してるんですかね?芸能人してたりしますけど。
ハベクは生まれながらにして「神々の神」であるはずなのに、他の神(ムラやビリョム)から敬われている感じがなく、その理由もよく分からないですし、そもそも神の世界の説明なんかが欲しがったですかね。
原作マンガを読んでたら分かるのかもしれませんが、誰がどう偉いのかとか、神たちの関係性などが説明不足な気がします。
人によったら一話目で置いてきぼりを食う可能性もありますね。
悪人が出てこない!というのも、いいところではあるんですが、やはり盛り上がりにも欠けていますし、シン・フエというキャラクターも、もっと変貌していくかと思いきやそうでもなく肩透かしを食いました。
最初っから最後まで報われなくて、可愛そうでしたね。正直、主人公たちよりこの人のことの方が気になりましたね!
正直をもうひとつ言うなら、ヒロインのキャラクターがどうも好きになれませんでした。
父親からの愛情を感じられず育ったため、ひねくれた性格になったのは仕方ないにしても、なんでそんな性格で精神科医になったのか理解出来ませんし、ちゃんと患者と向き合っていなかったのにも腹が立ちました。
そんな人が多少変わっていったところで、フエのことに真っ直ぐ向き合えた気がしませんでしたね。
まとめ:神様たちよりヒロインよりも、シン・フエに感情移入してしまい、そうすると神たちの嫉妬劇を冷めた目でしか見れませんでした。色々と分からないことも多過ぎて、全体的に中途半端な作品になっていると思いました。
最後に
このドラマは細かいことは気にせずに、「あのシーンがキュンキュンきた!」とか、「やっぱりあの俳優はカッコいい!可愛い!」とか言うものなのかもしれません。
原作を読んでた人からは酷評のようですし、何も知らずに単純にビジュアルから入った方が楽しめるのかもしれませんね。