フィッシュマンの涙【韓国映画】キャスト・感想・レビュー・あらすじ!

フィッシュマンの涙

イ・グァンス×イ・チョニ×パク・ボヨン共演作。新薬の実験によって魚人間になってしまった男を巡り展開される社会風刺ドラマ。

キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。

(トップ画像http://news.tf.co.krより)

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目次

フィッシュマンの涙【韓国映画】キャスト一覧

原題:突然変異

2015年9月15日韓国で公開(日本では2016年12月17日公開)

上映時間:92分

観客動員数:不明

監督、脚本:クォン・オグァン

【パク・グ役】イ・グァンス

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【ジン役】パク・ボヨン

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【サンウォン役】イ・チョニ

【キム弁護士役】キム・ヒウォン

【パク・サンチョル役】チャン・グァン

【ピョン博士役】イ・ビョンジュン

【ドン・シク部長役】チョン・インギ

【カンミ製薬社長役】ミョン・ゲナム

本作は才能ある新人監督を発掘するプロジェクトの一環として制作された作品で、カンヌ映画祭短編部門パルムドールを受賞した『Safe』の脚本家クォン・オグァンさんによる長編監督デビュー作品となります。

フィッシュマンの涙【韓国映画】 あらすじ

大学を卒業しても定職に就けないパク・グは、仕方なくフリーターをしていました。

ある日、報酬目当てで製薬会社の新薬治験に参加したところ、その薬の副作用によって突然変異を起こし”フィッシュマン(魚人間)”となってしまいます。

困ってしまったパクは女友達のジンに助けを求めるも、ジンは自分が注目されたいがために”魚人間の恋人”と称してネットに投稿してしまいます。

それによって注目されることとなったパクは、テレビ局の記者であるサンウォンから取材を受けることに。

一躍時代の寵児となったパクでしたが、人々の悪意によって追い詰められていくことになり・・・。

きむとま
“魚人間”という飛び道具を使いながらも、真のメッセージは社会問題を皮肉ったもの。

フィッシュマンの涙【韓国映画】 みどころ

本作は一見するとSF映画やモンスター映画のように思われるかもしれませんが、実のところ行き過ぎた競争社会やメディアに踊らされる一般市民の愚かさなどが描かれています。

これだけを聞くと実に暗くて重そうな話に思えますが、そこにキモカワなルックスの魚人間が登場することでエンターテイメント作品となっているんです。

個性派俳優や、普段脇役の俳優がメインキャストに名を連ねているのも特徴ですし、ヒロインらしからぬ行動をとるパク・ボヨンさんというのも珍しいところ。

本作に登場する人物の多くは、私利私欲のために魚人間を利用する人ばかりで、そんな社会を皮肉った社会風刺コメディとなっています。

フィッシュマンの涙【韓国映画】 感想と評価・評判

これまでは、新薬の実験でモンスターになってしまうといえばホラー映画やモンスター映画の定番の設定だったのですが、それが本作では何故かキモカワの魚人間になってしまい、そんな化け物を「社会の闇から生まれた弱者」として扱っているのが本作の特徴です。

主人公が新薬治験に臨んでしまった理由、僅かな報酬で社会的弱者を利用し、しかもその弱者に悪意が向くように仕向ける製薬会社やメディアなど、まさに現代の社会問題を描いた作品なんです。

もちろん突っ込みたいところも沢山あるのですが、何故魚人間になったのかは重要ではなく、社会問題をストレートに描かずにエンタメに落とし込んでいるのがナイスアイデアだと思いました!

これは『グエムル-漢江の怪物-』が怪物を巨大権力に見立て、それに立ち向かう家族の結び付きを描いたのに対して、本作では発展しすぎたメディアやそれに振り回される現代人へのメッセージのような作品と言えます。

ただ、アイデアやキャラクターは面白いのですが、一時間半の中にメッセージを詰め込み過ぎている感があり、エンタメでありながら重めの話になっているのは残念で、見る人を選ぶ内容になっているんです。

シンプルにまとめずに、色々と詰め込み過ぎてしまうのが韓国作品の悪いところで、斬新な作品であっただけに実に勿体ないと思いました。

まとめ:斬新なアイデアと社会を皮肉ったメッセージ性は素晴らしいのですが、色々と詰め込みすぎているせいでストーリーが鈍重になっています。

最後に

本作は、タイトルからも魚人間の見た目からも一体何の映画なのか分からないのですが、実際に見てみるとシュールな社会風刺コメディというもの。

作品の緻密さやリアリティーで言うと邦画の方がいい作品が多いのですが、こういった社会問題をエンターテイメント作品に出来るのは韓国映画ならではですね。

しかも、ラストはジーンときます!

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