ファッション王はユ・アイン×シン・セギョン×イ・ジェフン×少女時代ユリ共演で贈る、ファッション業界を舞台に男女4人の愛と要望を描いた衝撃作!
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
※「ショッピング王ルイ」とタイトルが似ていますが別物です。
(トップ画像公式ページより)
ファッション王【ユアイン韓国ドラマ】キャスト・視聴率
全20話
平均視聴率:11.5%
放送年度2012年3月から韓国で放送
演出:イ・ミョンウ
脚本:イ・ソンミ/キム・ギホ
【カン・ヨンゴル役】ユ・アイン
【イ・ガヨン役】シン・セギョン
【チョン・ジェヒョク役】イ・ジェフン
【チェ・アンナ役】ユリ(少女時代)
【チョ・マダム(チョ・スニ)役】チャン・ミヒ
【ミシン係役】ラ・ミラン
【シン・ジョンア役】ハン・ユイ
【チョン・マノ役】キム・イル
【ユン・ヒャンスク役】イ・ヘスク
【キム秘書役】ユン・ギウォン
【キム室長役】キム・ビョンオク
【ファン会長(ファン・テサン)役】イ・ハヌィ
本作はWeb漫画を原作とし、『パンチ~余命6ヶ月の奇跡』『耳打ち~愛の言葉~』などの演出を手掛けたイ・ミョンウと、大ヒット作『バリでの出来事』を手がけたヒットメーカー、イ・ソンミ&キム・ギホ脚本による作品です。
本作は、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』でブレイクしたユ・アインさんと、『善徳女王』『根の深い木』のシン・セギョンさん主演によるもので、この二人はのちに『六龍が飛ぶ』で再共演しています。
OST情報
本作のOSTで一番注目されるのは、やはり少女時代のソヒョンによる「待ちます」でしょう!
その他にも、チェコ・ナショナル交響楽団によるフルオーケストラ演奏のオープニング曲や、「愛はこんな風に/イ・ヨンヒョン」、「君を夢見る/イ・ジンソン」などがドラマを更に盛り上げます。
ファッション王【ユアイン韓国ドラマ】あらすじ
韓国一と言われたデザイナーを母に持つイ・ガヨン(シンセギョン)は、自身もファッションデザイナーを夢見るも、亡き両親のブティックを引き継いだチョ・スニ(チャンミヒ)の嫌がらせにより苦しめられていました。
ガヨンには誰もが一目置くデザインセンスがあり、受験したニューヨーク・ファッション・スクール(NFS)の合格通知も届いていたのですが、それをスニが隠してしまいます。
その上、スニの娘であるジョンア(ハンユイ)が引き起こしたボヤ騒ぎを、ガヨンの放火だと決めつけて彼女を追い出してしまうのです。
ガヨンはその後、カン・ヨンゴルが営む服飾工場で働くことになるのですが、ヨンゴルはブランド品のコピーを作ることで利益を得ていて、ヤクザからも借金をしていました。
金策に追われるヨンゴルでしたが、そんな中でガヨンがデザインした服が思いがけぬヒットとなり借金を返済することが出来ました。
そして、ガヨンがNFSに合格したことを知り彼女にニューヨーク行きのお金を貸すのでした。
しかし、再びスニの妨害を受けたガヨンはNFS への入学が取り消され窮地に陥ります。
一方のヨンゴルは再びヤクザから追われており、紆余曲折を経てニューヨークにたどり着き・・・。
ファッション王【ユアイン韓国ドラマ】みどころ
本作は、市場の服飾工場からはじまり、世界的なデザイナーとして成功する人々の愛と欲望を描いた作品です。
才能がありながらも環境に恵まれず不遇の時代を送るヨンゴルとガヨン、恵まれた環境で育つも親に頭が上がらないジェヒョクに、田舎で育ちながらデザイナーに成り上がるも評価を得られないアンナ。
この4人を中心に物語りは展開されていきます。
ファッション業界が舞台となっているだけあって、登場する衣装や小物も大きな見どころとなり、ヒロインの成長に合わせて変遷していく衣装も注目となります。
アンナが着用したゴージャスでセクシーな衣装の数々は問合せが殺到したそうですし、ファッションセンス抜群のヨンゴルのクールな佇まいにも目を引かれます。
主人公の二人の周りは敵ばかりで、何度も邪魔されたり警察にも追われる苦境に立たされるのですが、そんな二人がどのようにして成り上がって行くのかというのがポイントとなります。
そして、4人の複雑な恋愛模様の行方からも目が離せません!
ファッション王【ユアイン韓国ドラマ】感想と評価・評判
本作は、好きな俳優ユ・アイン、シン・セギョン主演ということで期待していたんですが、なんとも残念な結果に終わりました。
主人公二人の無茶な設定については目をつぶれるとしても、その後次々と起こるハプニングは到底ありえないもので、全く感情移入出来ませんでした!
これが十数年前の作品だと言うならまだしも、2012年作というのは流石に古臭く感じてしまいます。
多くの突っ込みどころがありながらも、ストーリーの流れとしては貧しいながらも才能溢れる二人が大成功するような話になりそうだったんですが、話が進むにつれて4人のラブストーリーがメインとなり、これまた理解出来ない点が多く話についていけなくなります。
それは登場人物にも言えることで、最初は同情出来て応援したくなるキャラクターだったヒロインが、途中からキャラが変わってしまいヒロインとしてまったく魅力を感じなくなるんです!
ヨンゴルの金のためにヒロインを売るような行動にも嫌気が差しますし、ジェヒョクの示す愛情からも真剣さが伺えません。
最後にアンナ役のユリさんは、周りに演技派が揃っているせいか下手さが浮き彫りになっていました。
作中に登場する伏線のようなものも、沢山出すだけ出して回収されていない、というのも不満でしたね。
そして本作の最大の問題点はやはりラストでしょう。
今までの流れからしてハッピーエンドになることは期待していませんでしたし、取って付けたように丸く収まっても可笑しく思ったでしょうけど、本作の閉め括り方に関しては呆れるばかりでしたね。
名作と呼ばれている作品の中にも最後だけは賛否両論というものもありますが、本作はそんなレベルではなく、まったく意味不明でした。
最後に
本作は、ファッション業界の話よりも主人公たちの恋愛が中心になったことで視聴率が下降したという珍しい作品。
本来は物語の軸が進行しつつ恋愛模様も進展していき盛り上がっていくものなんですが、本作の場合は恋愛にウェイトが移り過ぎたせいで、視聴者を置いてけぼりにしたといった印象でした。
「結末がガッカリした作品」の一つとして挙げられているのも納得の不可解な作品です。
本作の脚本家による作品『バリの出来事』を劣化させたようなラストという意見も多数見られますね!