医師ヨハン【チソン韓国ドラマ】キャスト・視聴率・最終回感想!

 

医師ヨハン

「ニューハート」以来12年ぶりの医師役としてチソンが主演!尊厳死の在り方や終末医療をテーマに医師たちが奮闘するヒューマン・メディカル・ドラマ!!

あらすじや感想、視聴率、キャストインタビューなどをまとめました。

 

 

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目次

医師ヨハン【チソン韓国ドラマ】キャスト一覧

全16回

2019年7月より韓国で放送

平均視聴率 8.3%

最高視聴率 12.3%

脚本 キム・ジウン
「チョンダムドンアリス」
「ジギルとハイドに恋した私」

演出 チョ・スウォン
「君の声が聞こえる」
「ピノキオ」
「30だけど17です」

キム・ヨンファン
「恋するシャイニングスター」

【チャ・ヨハン役】チソン

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【カン・シヨン役】イ・セヨン

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【ソン・ソクギ役】イ・ギュヒョン

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【イ・ユジュン役】ファンヒ

 

【カン・ミレ役】チョン・ミナ

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【ホ・ジュン役】クウォン・ファウン

 

【キム・ウォニ役】オ・ヒョンジュン

 

【ミン・テギョン役】キム・ヘウン

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【チェ・ウンジョン役】シン・ドンミ

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本作は日本の傑作医療小説「神の手」を原作にリメイクされたドラマです。

原作は安楽死法設定をめぐる問題にさまざまな立場の人間が向き合うフィクションでありながら非常に臨場感に満ちたシリアスな内容のストーリーです。

そんな作品のリメイク版の主人公の医師に抜擢されたのは「キルミ―ヒールミー」「被告人」など新旧問わず主演をつとめ、演技には定評のあるチソンさん。

10秒で患者の状態を診断する天才医師を好演しました!

医師2年目のレジデントとして勤務するカン・シヨン役には子役として「宮廷女官チャングムの誓い」にも出演したイ・セヨンさんが、父を救えなかったトラウマをかかえならも必死に命と向かい合う道を選択し成長する役どころを演じています。

チソンさん演じるヨハンとのラブラインにも注目!

「アスダル年代記」を通して名を知らしめた新人俳優ファンヒさんも、演劇舞台で身に着けた演技力で本作でも大きな存在感をみせています。

他にもチョン・ミナさんやクウォン・ファウンさんなど病院で共に働く面々はフレッシュで、時には熱く支え合う素敵なキャラクターがそろっています。

 

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医師ヨハン【チソン韓国ドラマ】あらすじ

刑務官の所長である叔父の勧めで医務官のアルバイトとして勤務することになったカン・シヨン(イ・セヨン)は突然、倒れた服役者に慌て成すすべを失っているところに、同じく囚人として服役中のヨハン(チソン)に助けられます。

患者の状態を10秒で把握する天才医師であったと知るも何故、そんな彼が刑務所にいるのか・・・。

ヨハンの指示で患者を救うことができたシヨンは再び医師として復帰することを決意します。

父が理事長を務めていたハンセン病院で勤務することになるも、最年少教授として現れた教授が刑期を終えたヨハンで・・・!?

医師ヨハンキャストインタビュー

カン・シヨン役を務めたイ・セヨンさんが本作で2019年SBS演技大賞を受賞されました。

授賞式では

「とても大きな賞を下さりありがとうございます。いつも現場に行くたびにきちんと演技できているのか考えていて大変でした。監督が、手を放さずひっぱっていって下さいました。チソンさんも最後まで手助けして下さって感謝しています。」

と喜びのコメントを残しています。

またイ・ユジュン役のファンヒさんは共演したチソンさんについて

「撮影前から、本当に一生懸命取り組まれる方だと伺ってはいたのですが、いつも肩越しに見る冊子が台本なのかメモなのか区別できないほどの量をお持ちでした。僕は俳優としての経験がまだ少ないですが、今まで出会った中で最高の俳優だと思います」

とインタビューで語っていました。

 

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医師ヨハンの視聴率は?

2話の時点で10%を超え3話で12.3%という最高視聴率になりました。後半は前半の勢いを失ったものの、平均視聴率8%をキープできたのは有終の美と言えると思います。

残念なのは番組放送時、韓国内で日本製品の不買運動が最も白熱していた時期であり、芸能人が日本に関連する何かをしただけで大きな批判を浴びてしまう時でした。

日本の原作ドラマという点で少なからず影響を受けてしまったのは否めません。

ドラマ自体は素晴らしい出来だったので韓国で作られたものとして視聴している人も多かったようです。

 

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医師ヨハンの感想・評価

韓国医療ドラマのお決まりを踏襲しつつも、キャラクターの魅力とテンポの良さで牽引した医療ドラマ。

しかし、看護師の復讐劇はドラマの本質とはズレていましたし、ラブロマンスもあまり必要なかったかと。

問題だらけの天才医師の存在と、彼に憧れる若手医師たちと個性豊かな病院スタッフ、大病院を舞台とした権力闘争とそれに関わる癖の強い医師たち、そして医療を通して描かれる様々な人間ドラマなど、軸となるのはよくある設定ばかり。ということは、主人公やその他のキャラクターの魅力とストーリー展開が重要となってきます。

主人公は一見すると何を考えているのかわからず、組織には向かない敵を作りやすい性格ではあるんですが、病気を治すということに関してや患者への洞察力などはすさまじく、正に天才医師を絵に描いたような人物。それなのに感情的になったり、取っつきにくいタイプではないのは新鮮でした。

そしてそんな主人公に惹かれるヒロインも、悩みながらも成長していくトラウマを抱えた人物。主人公のことを疑ってみたり信じたりと感情がコントロール出来ないキャラクターで、この揺れ動くヒロインの立場になっていたドラマを見守ることになります。

ただ、主人公に影響されて医師に戻る決意までしたヒロインが、よく知らない相手から吹き込まれた主人公に関する悪い情報を信じてしまったり、それにより信頼感が揺らいだりしたのにはヤキモキさせられました。他の作品などでもあることですが、信頼する人物や家族の話よりも悪い話の方に影響されてしまうのって何なんでしょう?

主人公への愛情表現もちょっとストーカーっぽかったですし、一回り以上も歳上の教授にグイグイ迫る感じも個人的に苦手でしたね。。。

それでもこの主人公二人のキャラクターはある意味魅力的だったのですが、それ以外が思いの外目立ってこなかったのは残念でした。皆いい子ちゃん過ぎるのも面白味がないのかもしれません。

逆に主人公が医師として働くことに異を唱える検事と看護師は悪目立ちしていて、演出として無理にドラマチックにしているようにも見えてしまったんです。安楽死について賛成か反対かはこの際置いといて、この二人の言動は完全に行き過ぎていました。我が子を誘拐した犯人に対する恨みが主人公に向かったことは分からなくもないですが、それにしたって完全に八つ当たりレベルですし、その描き方も過剰だから逆に問題の邪魔をしているように映ってしまったんです!

医師という職業を貶めているようにも見えましたしね。。

ドラマのテーマに関しては色々考えさせられましたし、登場する希少疾患や謎の病気について探る展開も魅力的でした。でも、そのテーマとはちょっとズレた人がいたことでマイナスとなってしまったのは勿体なかったですね!

あと内容がかなりシリアスなのに思いっきりラブロマンスしてたのも微妙なところで、個人的には師匠と弟子という関係性でも良かったと思うのですが。。。

まとめ:メインの医療ドラマはとても魅力的だと思ったんですが、検事と看護師の暗躍が全面に出過ぎていたり、思った以上にラブロマンス要素が強かったりと、マイナス要素も多い作品でした。

医療ドラマとしては面白かったのに!

最後に

※ネタバレあり!

看護師と検事がなぜ主人公に対して恨みを抱くのか?

それは、我が子を誘拐し殺した犯人を主人公が安楽死させてしまったからなんです。

韓国では死刑制度がないので、重罪犯も無期懲役にしかならないのですが、それなのに病気だからという理由で入院し、しかも病気の辛さから解放されるために安楽死を選択したことが許せなかったんです。

そりゃ、犯人に対する怒りや恨みの行き場が無くなってしまったのは同情しますが、だからといって臨床試験の同意書を看護師が無理矢理書かせたのは完全に犯罪行為で(関係者なのになぜ近づけたのかも不明)、新薬を試したいということは安楽死を望んでいなかったと裁判で判断され主人公に罰が下されてしまったんです。

復讐相手を主人公が奪ってしまったからといって、今度は主人公を責めるのはお門違いじゃないでしょうか?

そして、主人公も看護師の企みを知ってて自ら犠牲になったなんて、怒りの矛先が主人公に向けられたのを我慢したのはいいとしても、刑務所に入ることまで許容するのは理解できません。

だって、その間に主人公の手で助けられた患者さんがいたでしょうから!

検事には法律家としての持論があったのでまだ理解できるとしても、看護師は完全に感情が暴走してしまっていて、主人公がまた問題を起こすことを望んでいたのは人としてどうなのかと思ってしまいました。

実際に問題が起きた際にそれを煽ろうとする感じも不快でしたし、主人公が病気だということに気付いてしてやったりな顔をするのも如何なものかと。

そういう話は医療ドラマでなく、法廷劇や犯罪捜査もので描いてほしいですし、それで視聴者に安楽死について議論しろと言われてもちょっと論点がズレていると思います。

患者は安楽死を望んでいるのに、その家族は反対しているという状況で、医師は患者の気持ちを優先し安楽死させてしまった。

さぁ、これは犯罪か否か?

これなら分かるんです!

それが、犯人憎しのあまり主人公に殺人の濡れ衣を着せて責め立てるなんて酷すぎませんか?この人たちは本当の意味での安楽死を語っていないと思いますね。

そして、終盤で和解してしまうのなら、ここまで過激に描かなくてもよかったのでは??

その上、主人公や敵対相手のみならず、周辺の人物も希少疾患かつ難病だったりするのは出来すぎですし、終盤で主人公の友人である弁護士をあっさりと警察に売ってしまった行動についても疑問が残りました。

どこまで親しかったのかは不明ですが、ヒロインと出会うまでは唯一の味方ともいえる存在で、かつ不治の病のことも告白されたのに、熟考することなくすぐに通報したのにはドン引きしました。

その後一切登場しませんでしたし・・・。

作品を盛り上げようとして詰め込んだ要素が、ことごとく突っ込みどころ満載だったというなんともバランスの悪いドラマでしたね!

 

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