チョ・ピロ怒りの逆襲|キャスト・あらすじ・ラスト・感想・評価

 

韓国映画チョピロ怒りの逆襲

「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュンと「アジョシ」の監督がタッグを組んだ犯罪映画。

共演はチョン・ソニ、パク・ヘジュン、パク・ピョンウン、イ・ユヨンほか。

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

チョ・ピロ怒りの逆襲キャスト一覧

原題:悪質警察

2019年3月20日韓国にて公開(日本未公開)

上映時間:127分

監督・脚本:イ・ジョンボム

「熱血男児」「アジョシ」「泣く男」など

【チョ・ピロ役】イ・ソンギュン
悪徳警官。

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【チャン・ミナ役】チョン・ソニ
自見の証拠を握る女子高生。

女優チョンソニ

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【クォン・テジュ役】パク・ヘジュン
テソングループ室長。

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【ナム検事役】パク・ビョンウン
テソンの不正を探る検事。

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【チョン・イヒャン役】ソン・ヨンチャン
テソングループ会長。

 

ウォンビンの代表作「アジョシ」の監督として知られるイ・ジョンボム監督の新作。

これまでの作品でソル・ギョング、ウォンビン、チャン・ドンゴンといった名優を主演に起用してきたイ・ジョンボム監督が本作の主演に抜擢したのはラブロマンスから、サスペンス、アクションと幅広く活躍する演技派俳優イ・ソンギュンさん。

イ・ジョンボム監督とイ・ソンギュンさんは韓国芸術総合学校出身の先輩後輩という関係で、卒業したら一緒に仕事をしようと言っていた約束が17年の年を経て実現することに!

そんなイ・ソンギュンさんは、名作ドラマ「私のおじさん」や、アカデミー賞受賞作「パラサイト 半地下の家族」にも出演している名優で、本作では金のために不正や犯罪行為に手を染める悪徳警官を演じています。

本作のキーマンとなる女子高生を演じるのはドラマ「ボーイフレンド」でパク・ボゴムの親友役を演じていたチョン・ソニさん。実年齢よりも一回り近く若い役柄を演じていますが、まったく違和感ない姿を披露しています。

そして、パク・ヘジュンさんは主人公と何度も戦いを繰り広げる悪役を演じ、パク・ピョンウンさんは検事役として主人公を追い詰めることに。他にも、ベテラン俳優ソン・ヨンチャンさんや売れっ子脇役キム・ミンジェさん、映画「感染家族」やNetflixドラマ「恋するアプリ」シリーズで人気急上昇中のチョン・ガラムさんがピロの子分役として登場しています。

さらに、近年ドラマ主演が続いているイ・ユヨンさんが主人公の恋人役として特別出演しています。

 

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チョ・ピロ怒りの逆襲あらすじ

刑事でありながら金のために不正や犯罪に手を染める男チョ・ピロ(イソンギュン)は、監察から睨まれる中である犯罪計画を実行に移します。

しかし、計画の実行役であったピロの子分が突然の爆発事故で死亡してしまい、現場に居合わせたピロも爆発の衝撃で病院送りになってしまいます。

これにより爆発事件の容疑者となってしまったピロは、警察のみならず検察からもマークされることに。ところが、検察が追っていたのは爆発現場に隠されていたとされるテサングループの不正に関する証拠であり、ピロは知らないところで大事件に巻き込まれていたのです。

そんな中ピロは、事件の証拠を握っているとされる女子高生ミナ(チョンソニ)と知り合うのですが・・・。

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チョ・ピロ怒りの逆襲みどころ

本作は警官でありながら犯罪に手を染める男チョ・ピロを主人公とした犯罪ドラマです。

犯罪の内容的には大企業の不正というよくあるものですが、主人公が悪徳警官であったり相棒的存在である女子高生も一筋縄ではいかない厄介者というユニークなキャラクター設定となっています。

加えて、大企業の社員でありながら暗殺者のようなキャラクターがいたり、主人公の不正を暴こうとする監察がいたりと、周りが敵だらけというのも本作ならでは。

権力者からの圧力に負けず犯罪の証拠を掴むといったストーリーではなく、主人公のクズぶりや大企業の裏の顔など人間の汚なさが描かれているのが特徴です。

主人公チョ・ピロは、当初金のためだけに様々な不正を行っていたのですが、訳ありな女子高生やさらなる巨悪と出会ったことでチョ・ピロならではの正義心に火がつくことになり、柄にもなく決死の復讐劇に挑むことに。

果たしてチョ・ピロは、大企業を相手に一矢報いることが出来るのか!?

 

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チョ・ピロ怒りの逆襲 感想・評価・ラストは?

名作韓国映画「アジョシ」の監督による作品だということでどんなスタイリッシュなドラマが展開されるのかと期待していたんですが、その期待はいい意味で覆されることになりました。

まず主人公の悪徳警官ぶりが完全に犯罪で、これまでの韓国刑事物とは一線を画しているんです。

普通なら財閥の不正を暴くために警察上層部やその他権力者たちからの圧力にも負けず、一発逆転の証拠を掴みメディアやSNSなどを活用して逮捕に至るというのが パターンだったんですが、本作の主人公チョ・ピロは犯罪者を見逃すのはもちろん、ヤクザとつるんで金を稼いだり、子分を使って強盗したりと金のためならなんでもするんです。

その上、「アジョシ」のように少女を守る展開の物語でもなく、なんならピロのせいで最悪な事態になってしまいます。

では、少女の方は視聴者の共感を誘うタイプなのかといえばこれも違っていて、金を持ち逃げするわスタンガンで攻撃するわで守ってあげたくなる感じが一切しません。

だったら、この作品のどこが面白いのかと言えば、安易に正義のキャラクターを登場させず、汚ならしさと優しさが同居している姿がリアルな人間だとして描いているからです!

大抵の作品だと、多少ダーティな主人公であっても想像以上の悪人と接すると正義感が芽生え、仲間と共に戦っていく道を選ぶのが普通なんですが、本作にはそんな仲間はいなく権力や金にも屈してしまいます。

しかし、悪人たちがある一線を越えたことでピロの中にもあった正義の心に火がつき感動のラストへと疾走していきます。

数々の犯罪を犯し、多くの人の人生を狂わせ、自分達だけが特別だと思い込んできた悪人たちを逮捕したところで、爽快感など一切感じないというのが韓国のサスペンスものの駄目なところだったんですが、本作の場合は爽快かつ感動のラストが待っていました。

警官としてはダメダメだったけど、人としてあんたの行動は間違ってなかったよ!!

 

まとめ:邦題も原題も良くないけど、内容自体は素晴らしかったです!

チョ・ピロは金に汚い悪徳警官ですが、人としては愛すべきところの多い男だったと思います。

 

最後に

本作は2014年に韓国で起きた「セウォル号沈没事故」が関連している映画です。

日本でも有名なこの事故は、当時の政府や警察、関連した企業などの過失によるものが大きく、この事故に関わった人物として女子高生ミナが登場しています。

彼女をはじめとする韓国の若者たちは、企業や政府の汚さを目の当たりにしたことで大人たちを信用できなくなり、そのせいでミナの人生も悲惨なことになっていたんです。

作中でもテソングループの裏表が描かれていて、そんな汚い社会に対して怒れなかった大人の代表としてチョ・ピロが描かれているんだと感じました。

 

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