イ・ジュンギ、ムン・チェウォン主演。
連続殺人事件の容疑者となった男と、刑事として愛する夫を追うことになる妻の姿を描いたサスペンス・ラブストーリー!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
悪の花【韓国ドラマ】キャスト一覧
全16話
平均視聴率:3.927%
最高視聴率:5.715%
放送期間:2020年7月29日~2020年9月23日まで韓国で放送
演出:キム・チョルギュ
「ファン・ジニ」「美しい私の花嫁」
「シカゴ・タイプライター」「自白」など
脚本:ユ・ジョンヒ
「裸の消防士」「九尾狐伝」など
【ペク・ヒソン(本名ト・ヒョンス)役】イ・ジュンギ
金属工芸家。家庭的なジウォンの夫。実は連続殺人事件の容疑者として指名手配中。
【チャ・ジウォン役】ムン・チェウォン
殺人課刑事。ヒソンの妻。
【キム・ムジン役】ソ・ヒョヌ
週刊誌の記者。ヒョンスの高校時代の同級生。
【ト・ヘス役】チャン・ヒジン
ト・ヒョンスの姉。特殊メイクアップアーティスト。18年前の事件の真相を知る人物。
【コン・ミジャ役】ナム・ギエ
ヒソンの母。薬剤師。
【ぺク・マヌ役】ソン・ジョンハク
ヒソンの父。大学病院長。
【ムン・ヨンオク役】チョ・ギョンスク
ジウォンの母。スーパー経営。
【ペク・ウンハ役】チョン・ソヨン
ヒソンとジウォンの娘。
本作はドラマ「クリミナル・マインド」で共演したイ・ジュンギさんとムン・チェウォンさんが3年ぶりに共演したサスペンスドラマです。
イ・ジュンギさんは完璧な夫と殺人事件の容疑者という二つの顔を持つ主人公を演じ、封じ込めた忌まわしい過去と愛する妻の両方から追われることになります。
そんな主人公の妻で殺人課刑事役を演じるのはムン・チェウォンさん。こちらも夫の前だけで見せる女性らしい姿と、鋭い勘と高い捜査能力で事件を解決に導く有能な刑事という二面を見せています。
そして二人の仲を割くために現れたような人物キム・ムジンを演じるのが、ドラマ「テバク」「グッドワイフ」「みんなの嘘」などでシリアスな役どころを演じているソ・ヒョヌさん。雑誌記者で18年前の連続殺人事件についても知る彼が主人公の前に現れたことが全ての始まりとなります。
更に、容疑者ト・ヒョンスの姉であり、18年前の事件の真相を知る人物ト・ヘスを演じるのは悪女役のイメージが強いチャ・ンヒジンさん。イ・ジュンギさんとはドラマ「夜を歩く士(ソンビ)」以来、5年ぶりの共演となります。
加えて、ナム・ギエさん、ソン・ジョンハクさんといったベテラン俳優が主人公ヒソンの両親に扮しているのですが、彼らにも秘密があるようで・・・。
これ以外にも重要な役どころで、チョ・ビョンモさん、キム・ジフンさんが登場するので要注目です!!
本作はOSTも印象的で、テーマ曲ともいえる「DOKO/Psycho」や、「4Menシン・ヨンジェ/Feel You」などがあります。
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悪の花【韓国ドラマ】あらすじ
金属工芸家として働き家事や子育ても完璧にこなす家庭的な夫ペク・ヒソン(イジュンギ)と、そんな夫を深く愛している殺人課刑事の妻チャ・ジウォン(ムンチェウォン)と娘ウンハ(チョンソヨン)の3人は誰もが羨む幸せな日々を送っていました。
そんな3人の前に雑誌記者キム・ムジン(ソヒョヌ)が現れたことから全てが狂い始めていきます。
今から18年前に世間を騒がせた連続殺人事件がありました。
その事件の犯人が金属工芸家だったこともあり、馴染みの刑事ジウォンに夫を紹介してもらったムジンは、そこでもう一人の容疑者ト・ヒョンスを見つけてしまうのです。
ト・ヒョンスという本名や過去を隠して生きてきたヒソンは、そんな自分を知るムジンを地下室に監禁するのですが・・・。
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悪の花【韓国ドラマ】みどころ
長年連れ添ってきた夫が連続殺人事件の容疑者だったとしたら?
そんな刺激的なテーマを用いたサスペンスドラマ。
犯罪者を好きになったり、恋人が実は犯罪を犯していたりという設定はよくありますが、夫の正体が実はサイコパスで妻は刑事という設定は斬新ですよね。
しかし、あくまでも指名手配されている容疑者という立場であり、本当に殺人犯なのか、何故名前を変え過去を隠して生きてきたのかというのは謎で、それを妻であるヒロインや主人公の高校時代の同級生である雑誌記者が追うことになるんです。その上、主人公の複雑な家庭についてや、名前を借りているペク・ヒソンの家族の秘密などもあり、後半になるとスリラー的展開になってくるのも本作ならでわ。
それでいて、主人公とヒロインのラブロマンの行方についても注目ですし、主人公の姉と雑誌記者の恋愛などもあり、サスペンスのみならずラブストーリーとしても楽しめる作品になっています。
過去や遺伝子から逃れようとする主人公と、夫を愛しながらも刑事として容疑者を追うことになるヒロイン。二人の切ない追走劇の行方は!?
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悪の花【韓国ドラマ】感想・評価
ドラマ「TWO WEEKS」や「美しい私の花嫁」などでもそうでしたが、愛するもののために逃げたり追いかけたりするという展開は最高ですね!
本人たちにすれば最高どころか最悪だとは思いますが、視聴者からすればラブサスペンスというのは最高のエンターテインメントなんですよね。それを再確認できた作品ですね。
まずイ・ジュンギさんとムン・チェウォンさんの相性はいいですし、二人とも大好きな俳優さんなのでキャスティングだけで惹かれる作品でしたね。
イ・ジュンギさんは圧倒的なカリスマ性で悪をねじ伏せるという役どころも似合うのですが、個人的には暗い過去を持っていたり逃げるしかない状況に置かれたキャラクターというのが一番似合っているように思います。
父親が連続殺人犯だと分かると、周りはもちろん本人ですら自分をサイコパスなんだと思い込むように。
本当にそうなのか?正体を隠してはいたけど自分自身についても偽っていたのか?ということを探すドラマでもあるのが面白く、ヒロインである妻も夫を疑ってしまうことになります。
この点は少し残念で、あれだけラブラブな二人で、あんなに完璧な夫だったのに、何度も夫を疑ってしまっているというのはガッカリでした。
仕事として刑事として証拠があって疑うならまだしも、父親が殺人犯だからとか、これまで正体を隠していたから怪しいというので疑うのは寂しすぎます。
十何年も一緒に生きてきたのに、それで怪しいところが無かったのなら何があろうと信じてほしかったですよね!
最初から最後まで信じきる姿が見たかったというのは贅沢でしょうか?
まとめ:後半スリラー要素が強くなりテイストが変わってきますが、サスペンスとラブロマンスのバランスがよく飽きることなく楽しめました!
財閥や政治家の犯罪というお決まりの設定に飽きた方や、イ・ジュンギさんとムン・チェウォンさんのラブロマンスを堪能したい方にもオススメです。
最後に
※以下ネタバレありーーーーーーーーーーーーー
事故から目を覚ますと記憶を失っていた。
韓国ドラマ王道の展開ではありますが、ジウォンへの愛を確かめる意味で必要だったとはいえ「またこのパターンか!」とガッカリしました。早く別のパターンを見つけてほしいものですね。
あと、昏睡状態で登場したキム・ジフンさん。「あ、この人絶対重要キャラクターだわ」ってバレバレですよ!
まぁ、予想がつくから面白いとも言えるのですが。。。