キム・ナムギル×ハン・ガイン共演。
数々の傑作ドラマを手掛けてきたイ・ヒョンミン監督による愛と復讐のドラマ。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
赤と黒【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
原題:悪い男
全17話
平均視聴率:15.1%
最高視聴率:16.0%
放送年度2010年5月から韓国で放送
演出:イ・ヒョンミン/イ・ジョンジェ
脚本:キム・ジェウン/イ・ドヨン/キム・ソンヒ
【シム・ゴヌク(チェ・テソン)役】キム・ナムギル
【ムン・ジェイン役】ハン・ガイン
【ホン・テソン役】キム・ジェウク
【チェ・ソニョン役】キム・ミンソ
【ホン・モネ役】チョン・ソミン
【ムン・ウォニン役】シム・ウンギョン
【ホン・テラ役】オ・ヨンス
【ホン会長(ホン・ジョンス)役】チョン・グクファン
【シン女史(シン・ミョンウォン)役】キム・ヘオク
【ホン・テギュン役】チョン・ウィガプ
【龍先生役】豊原功補
本作は、『サンドゥ、学校へ行こう!』『ごめん、愛してる』『雪の女王』などの傑作ドラマを手掛けてきたイ・ヒョンミン演出作品。
当初は全20話の予定だったのですが、撮影中に主演のキム・ナムギルが兵役のため急遽降板となった為、17話に短縮されたそうです。
日本から豊原功補らも出演しているのもみどころとなります。
本作は韓国、日本両国が舞台となっており、三重、岐阜、名古屋などで日本ロケも慣行されています。
OST情報
本作はOSTも大人気で、「Sub title」、「オニバスの花」、「告げよう」、「どこに」、「ときどき一人で泣きます」など人気曲が満載です。
インスト曲もドラマを象徴する名曲が多く「回想」などは特に印象的です。
赤と黒【韓国ドラマ】あらすじ
シム・ゴヌク(キムナムギル)は幼い頃に育ての親の元から無理矢理引き離され、ヘシングループの後継者ホン・テソンとして育てられることになります。
しかし、DNA検査の結果血の繋がりながないと判明するとすぐに捨てられてしまったのです。
その後施設で過ごすことになったゴヌクは、成長するとヘシングループへの復讐をはじめます。
素性を隠してホン一家に近づいたゴヌクは、ホン姉妹たちを利用し一家に入り込んでいきます。
そんなことは知らない末娘のモネ(チョンソミン)は、ゴヌクの怪しい魅力に惹かれ心を奪われていくようになります。
姉のテラ(オヨンス)はモネとは違いゴヌクを無視していたのですが・・・。
そんな中、セレブ生活に憧れるジェイン(ハンガイン)はゴヌクを後継者のテソンだと思い込み近づいてきます。
ゴヌクもあえてテソンの振りをし続け、こうして二人の運命的な出会いが始まることになります。
一方、ゴヌクを捨てたあとに会長と別の女性との間に生まれた子をホン・テソン(キムジェウク)として引き取ったホン一家でしたが、テソンは家族の愛を感じることがないまま暮らしていました。
テソンは孤児院出身のソニョン(キムミンソ)を愛するのですが、彼女を不幸にすることを恐れ別れを決心します。
しかし、そのあと彼女はテソンの住むマンションの屋上から転落死してしまい・・・。
赤と黒【韓国ドラマ】みどころ
本作は財閥の身勝手さによって人生を滅茶苦茶にされた男の復讐劇であり、男女の愛憎劇でもあります。
キム・ナムギルの代表作であり、彼にセクシーな俳優というイメージを付けた作品でもあります。
彼の演じるゴヌクの怪しげでミステリアスなキャラクターが本作一番のみどころで、悪い男だと分かっていてもどこか哀愁の漂う彼に多くの女性が魅了されました。
キム・ナムギル以外にもキム・ジェウクという人気イケメン俳優も出ていて、ゴヌクとはまた違った悲しみを背負っています。
そこにハン・ガイン、オ・ヨンス、チョン・ソミンといった人気女優たちが関わってきます。
特に愛の無い結婚をしていたオ・ヨンス演じるテラは、本作の女優たちの中でも一番美しかったと言われるほどで、このテラとゴヌクの絡みもみどころとなります。
このメインキャスト以外にも、上記したように多くの有名俳優が出演していて複雑な人間関係を見せてくれています。
かつて自分を捨てた復讐のためにホン一家に近づくゴヌク、そうとは知らずゴヌクに惹かれていく姉妹たち、セレブに憧れテソンに接近するジェイン、後継者の一人でありながら幸薄いテソン、ヘシングループに対する愛情が人一倍強い会長夫人など、登場人物それぞれに魅力があり、視聴率以上に高い人気を誇った作品です。
本作には日本でのシーンも多くあり、豊原功補などの日本人俳優も悪人か出演しているのにも注目です!
赤と黒【韓国ドラマ】感想と評価・評判
かなり後追いで見た作品なんですが、かなり豪華なキャスティングですね!
当時はまだそこまでの人気でなかったりしただけなんですが、特に女優陣の豪華さには目を引くものがあります。
ですが作品としては基本苦手なジャンルで、どう見ても女性向きの内容なんですよね。
これが女性主人公が美貌を利用して男たちを手玉に取っていく作品だとまた違ったんでしょうけど。
とはいえ、それぞれタイプの違う女性たちが皆ゴヌクに惹かれていくのは面白く、男としては羨ましい限りでしたね。
ただ、ヒロインであるはずのジェインがゴヌクとテソンを二股にかけてるようでイライラさせられ、年上女性のテラの方が印象が強かったというのはヒロインとして残念でしたね。
そして本作の一番の問題点は、主演のキム・ナムギルが急な入隊により急遽ドラマが短縮された!ということです。
本来は20話予定だったものが17話に減り、しかも15話からはキム・ナムギルの代役が出ていてゴヌクの出番も極端に減りおかしなことになっているんです。
なのでドラマとしてもスッキリとしない終わり方をしています。
これが予定通り20話作られていたらもっと評価の高い作品になっていたことでしょう。
セクシーさと哀愁感漂う彼の魅力が堪能出来る作作品になっています。
ただ、急遽短縮されてしまったドラマなので、内容的にはスッキリとしない終わり方となっているのは残念です。
最後に
本作は好き嫌いが激しく分かれる作品だと思います。
まず、主人公に感情移入出来るかどうかという点がありますし、ヒロインの二股ぶりに理解を示せるか、そして会長夫人の変貌ぶりに付いていけるかなど、キャラクターの癖がかなり強いドラマなんです。
結末が凄く分かりにくいのも評価が割れるところで、短縮された故の苦肉の策なのか、それとも最初っからこういう結末にするつもりだったのか、そういう結末についてああだこうだと考えたり語るのが好きな人にはたまらない作品かもしれません!