キム・ソナ主演。
児童虐待という社会問題をテーマに様々な家族の愛の形を描いた社会派ヒューマンミステリー!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
赤い月青い太陽【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
平均視聴率:4.76%
最高視聴率:6.0%
放送年度:2018年11月21日から2019年1月16日まで韓国で放送
演出:チェ・ジョンギュ
「Two Weeks(トゥ・ウィークス)」
「オクニョ 運命の女(ひと)」
「オー・マイ・ゴッド~私が突然ご令嬢!?~」など
脚本:ト・ヒョンジョン
「ケ・セラ・セラ」
「愛もお金になりますか?」など
【チャ・ウギョン役】キム・ソナ
ハンウルセンターの児童カウンセラー。夫と娘の3人暮らし。
【カン・ジホン役】イ・イギョン
殺人課刑事。正義感が強い。
【チョン・スヨン役】ナム・ギュリ
殺人課刑事。感情を表に出さない謎多き人物。
【イ・ウンホ役】チャ・ハギョン(VIXXエン)
ハンウルセンター施設管理室職員。
【ホ・ジンオク役】ナ・ヨンヒ
ウギョンの母。
【チャ・セギョン役】オ・ヘウォン
ウギョンの妹。
【キム・ミンソク役】キム・ヨンジェ
IT会社副代表。ウギョンの夫。
【ホ・チャンウク役】ヨン・ジェヒョン
情報課警察官。
【ホン・ギテ役】パク・スヨン
殺人課チーム長。
【イ・ヨンジュ役】ハ・ウンス
ミンソクの愛人で、ジホンの元恋人。
本作はラブコメの女王として知られるキム・ソナがシリアスな役柄に挑み、2018MBC演技大賞最優秀演技賞を受賞した社会派ドラマです。
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赤い月青い太陽【韓国ドラマ】あらすじ
ある日、児童カウンセラーとして働いているチャ・ウギョン(キムソナ)は、いつもの帰り道で1人の女の子を誤って轢いてしまいます。
その後、警察で事情聴取を受けることになったウギョンでしたが、そこで自分が轢いてしまった子供が男の子だと知らされます。
自分は緑の服を着た女の子を轢いたのだと主張したウギョンでしたが、警察から見せられた映像には男の子が映っており・・・。
確かに自分は女を見たはずなのにと困惑しながら、それ以降ウギョンは女の子の幻覚を見るようになります。
その上、次々と起こる殺人事件にも巻き込まれるようになり、被害者が児童虐待をしていた者ばかりだということに気付くのですが・・・。
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赤い月青い太陽【韓国ドラマ】みどころ
本作は謎多き交通事故から始まる社会派のミステリードラマです。
通常、児童虐待というテーマを扱う場合は、どのようにして加害者を捕まえるのかだったり、虐待するに至った犯人の背景などを描くのが一般的ですが、本作の場合はそんな犯人たちに対する罰が軽すぎるのではないか?ということが扱われています。
親子関係にあるといった理由や、子供が被害を強く主張出来なかったりすることで、本来与えられるべきはずの罰が加害者に与えられてないのではないか?という非常に強いメッセージ性がある一方で、それをヒューマンドラマとして描くだけでなくミステリーやスリラー要素も加えられているのが特徴となります。
本作で起こる連続殺人事件の被害者は皆、児童虐待の加害者であり、誰かがその人物たちに制裁を加えているわけなんです。
見ていて決して気分がいいものではない児童虐待というものをテーマにしながらも、法の不備や世の中の実情といったものまで描かれていて、色々と考えさせられる内容となっています。
そして登場人物たちにも様々な謎があり、ヒロインの隠された過去を始め、ヒロインの周辺にいる人物たちにもミステリアスな一面があったりと、先が予想出来ない展開も本作の演技魅力となります!
この裁きは正義なのか悪なのか?そして事件の真相とは!?
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赤い月青い太陽【韓国ドラマ】感想・評価
韓国には日本よりも過激で衝撃的なサスペンスドラマがたくさんありますが、本作がそれらの作品と違うのは児童虐待という社会問題がベースにあるということです。
権力者による犯罪やサイコパスが起こす連続殺人事件などは、モデルケースがあったとしてもフィクションとして一線を引いて楽しめるのですが、個人的には性的虐待や児童虐待といったものはどうにも感情移入し過ぎてしまい、直視出来なくなってしまうんです。
人によっては思ったよりも見やすかったという意見もあるようですが、最初から拒否反応を起こしてしまった私にはそうは感じられませんでした。もちろん、そこにメッセージがあるのは分かっているんですが、とはいえドラマという長い時間それを見続けるのはキツいですよね!
しかし、そのあたりをドラマだと割り切って見れる人ならば、社会問題とミステリー要素が上手く合わさった上質のヒューマンドラマとして楽しめることと思います。
まとめ:個人的には好みの作品ではなかったですが、社会問題をエンタメ作品に上手く取り入れたメッセージ性の高い作品だったと思います!社会的制裁が軽すぎる犯罪者を裁くことは罪なのか!?を問いかける問題作。
最後に
ドラマの題材は好みでなかったですが、主演のキム・ソナさんに関してはさすがの演技力を見せてくれました!
ただ、その分他の俳優さんたちがイマイチに感じてしまい、キャラクターとしての魅力もあまりありませんでしたね。
このドラマは児童虐待をした加害者が被害者となっていく過程を描いていて、それを行った犯人にも犯罪とはいえどこか同情するところもあるんですが、ラストの展開が余計で結果邪魔になっていた気がします。それは大きな欠陥でしたね!