ドロドロ愛憎劇界の名脚本家が手掛けた最新復讐ドラマ!
主演は「女の秘密」のソ・イヒョンと「人形の家~偽りの絆~」「優雅な母娘」などのチェ・ミョンギル。
キャスト、あらすじ、感想、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
赤い靴【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全50話
平均視聴率:16.1%
最高視聴率:19.6%
放送期間:2021年7月5日~11月19日まで韓国KBSで放送
演出:パク・ギヒョン
「花道だけ歩きましょう~恋の花が咲きました~」
「ナンバーシックス~交差する愛~」など
脚本:ファン・スニョン
「ルビーの指輪」「カッコウの巣」
「偉大なる糟糠の妻」など
【キム・ジナ(ジェンマ)役】ソ・イヒョン
幼い頃に父を亡くし、母親も姿を消してしまったので、隣家の養女として育つ。
【ミン・ヒギョン役】チェ・ミョンギル
ローラ代表理事。ジナの母。
【ユン・ギソク役】パク・ユンジェ
フュージョン韓国料理店ヤンサンの代表。
【ユン・ヒョンソク役】シン・ジョンユン
ローラチーム長。ギソクの弟。
【クォン・ヘビン役】チョン・ユミン
ジナの異父妹。ローラ課長。
【クォン・ヒョクサン役】ソヌ・ジェドク
ヒギョンの夫。
最高視聴率24.2%を記録した「カッコウの巣」など、ドロドロ愛憎劇界の名脚本家ファン・スニョンが手掛ける日々ドラマ!
本作も初回より二桁を越える視聴率を獲得し、平均16.1%という高視聴率を記録しシーチキン日々ドラマ視聴率で首位となりました。
主演は「君を守る恋~Who Are You~」「女の秘密」「偽りのフィアンセ」などのソ・イヒョンさんと、数多くの作品で上流階級の奥様や王妃役などを演じていることでお馴染みのベテラン女優チェ・ミョンギルさん。
二人は親子役を演じているのですが、娘は家族を捨てた母親への復讐を誓い、母は自らの欲望のためにあらゆる悪行を犯していくこととなります。
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赤い靴【韓国ドラマ】あらすじ
1999年の夏。
夫のジョングクと靴屋を経営していたヒギョン(チェミョンギル)には、ジナ(ソイヒョン)とジノという二人の子供がいた。
そんなヒギョンは夫のハンドメイドの靴を昔の恋人ヒョクサン(シンジョンユン)の靴会社に納めていたのだが、妻の元恋人に頼ることにジョングクは嫌気がさしており、ヒョクサンへの嫉妬心から妻へ暴力を振るうようになる。そんな状況もあり、ヒギョンはヒョクサン(ソヌジェドク)からの好意に気持ちが揺れ動くようになる。
そんな中、ジョングクがひき逃げに遭い亡くなってしまうという事件が起きる。
そんな事件を市場でコーヒーを販売しているオクキョンとその弟テギルが目撃していた。
オクキョンには心臓手術の必要な子供がいて・・・。
それから月日が経ち、ジナはジェンマと名前を変えて靴のデザインの勉強をしていた。
一方、ジナの母親であるヒギョンは、夫の死後二人の子供を捨て、ヒョクサンと再婚し靴メーカー「ローラ」の代表となっていた。
そんなある日、母の会社によってジェンマのデザインが盗まれてしまい、しかも医師となっていた弟もある事件が切っ掛けで大怪我を負ってしまう。そのことを話すためジェンマはヒギョンに会いに行くのだが・・・。
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赤い靴【韓国ドラマ】みどころ
本作は自らの欲望のためには家族をも犠牲にしていく母親と、そんな母親への復讐心に燃える娘との対立を描いた王道愛憎劇です!
秘めていた欲望を解き放ったがゆえに破滅への道を突き進んでいくことになるヒギョンと、父親や息子を捨てただけにとどまらず娘の成功すらも阻もうとする母に復讐を誓ったジナ。
この母と娘の愛憎劇を中心に、複雑な恋愛関係や嫉妬と欲望が絡み合ったドロドロの人間模様が描かれていきます。
ジナの父親が亡くなった真相とは?金持ちと結婚してもなお、更なる高みを目指そうとするヒギョンの目指すところとは?ジナを巡っての四角関係の結末は?
欲望を満たすために悪の道へと突き進む母親と、そんな母親への復讐のために悪女になっていく娘。二人が辿り着く終着点とは!?
主演女優二人の演技合戦に注目の作品!!
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赤い靴【韓国ドラマ】感想・評価
ドロドロの愛憎劇が好きなら見ておいて損はない一本!
父親の事故死からはじまり、その死の隠蔽とその事故を目撃したものの金銭要求というベタな始まり方をする本作ですが、ここで悪役となるのが財閥や政治家とかではなく、亡くなった者の妻だというのがポイントなんですよね!
シンプルに”金持ちvs貧しいもの”という構図にならず、この事件を切っ掛けに掛け持ちへと成り上がる母親と、そんな母親に裏切られ捨てられた娘という展開になるから惹かれるんですね。
敵対していた相手が実は幼い頃に自分を捨てた肉親だった!なんてパターンはありますが、家族を捨てて出ていった母親が全ての元凶だったわけなんですから、ただの金持ちの悪行よりも腹立ち度は高いですし、当然娘の復讐劇も応援したくなるというもの。
設定や展開自体はどこかで見たようなパターンばかりなんですが、そんな親子間の復讐劇というものがあるからこそ見れる作品だといえるでしょう。
ただ、話がどんどん盛り上がっていく序盤はいいものの、先の展開が読めてしまった中盤以降はもう一つでしたかね。それにヒロインが復讐のために悪女化していくのは賛否の別れるところで、そうやって母親に復讐したとして他の人から恨まれることになるのでは?と考えるとやるせないですよね。まぁ、そこを含めて楽しむドラマなんですが。
そして、多くの人からも不満が挙がっている終盤です。ここをこうした方がいいとかいうレベルではなく、明らかにペース配分がおかしいですよね!まぁ、終盤の展開や最終回が詰め込みすぎで残念だった、というのは韓国ドラマあるあるの一つではあるのですが、これは視聴率によってドラマが短くなったり逆に延長されたりすることの影響なんでしょうか?
とはいえ、最近はそんな飛び抜けて高視聴率になる作品もごくわずかですし、急に話数が変わったとかいう理由ではないと思うんですけどねぇ。それはともかく、韓国ドラマでは最後がイマイチという作品が高確率で存在するのは間違いなく、本作もその一本に数えられる作品だと思います。せっかく何十話もかけて進行してきたのに残り数話がハイペース過ぎたり、それまで引っ張ってきた真相をたたみかけるように明らかにしたりと、かなりの確率で早足展開になってしまうのは勿体ないですね。
それでも愛憎劇の中では楽しめた作品でした!
まとめ:主演女優二人のキャラが立っていて、お決まりの展開でありながらも楽しむことが出来ました!
ただ、序盤の面白さと比べると終盤はイマイチで、急展開過ぎたり結末に納得がいかないのもマイナス要因となりました。
赤い靴【韓国ドラマ】最終回は?
※ネタバレあり!
韓国ドラマでは最後にきて「実はこの人があなたの本当の父親なの」と判明することがよくありますが、本作もそのパターンでしたね。
ただ、親子だと知った途端に急に親密になるのは疑問で、憎んでた相手と実は血が繋がっていたと分かる方が怒り倍増だと思うんですが・・・。
なんで優しくなれる?最後にきて全く共感出来ませんでした!