韓国の大人気タレント、シン・ドンヨプが本人役を演じた異色のヒューマン・コメディ!
共演はチョン・サンフン、チェ・ヒソ。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
愛と笑いの大林洞ビッグフォレストキャスト一覧
原題:ビッグフォレスト
平均視聴率:1.33%
最高視聴率:2.2%(初回)
放送年度2018年9月から韓国tvNで放送(全10話)
演出:パク・スウォン
「刑務所のルールブック」など
脚本:クァク・キョンユン
キム・ヒョニ
アン・ヨンジン
【シン・ドンヨプ役】シン・ドンヨプ
不祥事を起こし芸能界から干された元人気芸能人。巨額の借金を背っている。
【チョン・サンフン役】チョン・サンフン
アボカド金融社員。一人娘を育てているシングルファーザー。
【イム・チョンア役】 チェ・ヒソ
書店店主。中国出身の朝鮮族。一人息子を育てているシングルマザー。
【ダニエル・チェガル役】チョン・ムンソン
アボカド金融部長。サンフンの上司。
【ファン・ムンシク役】キム・ミンサン
アボカド金融課長。
【キム・ヨン役】チョン・グクファン
中華料理店トンベク食堂店主。常連であるドンヨプに助言をしている。
本作は、当時のケーブルテレビドラマの視聴率を塗り替え話題となった名作「刑務所のルールブック」のパク・スウォン監督が、大人気バラエティ「SNL KOREA」の製作陣と共に作り上げた作品。
主演は、韓国で国民的MCと呼ばれている大人気タレントのシン・ドンヨプさんです。
キャストの訃報
2022年8月、この作品でデビューした女優のユジュウンさんが亡くなった、と報道されました。
ご冥福をお祈りします。
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愛と笑いの大林洞ビッグフォレストあらすじ
韓国のトップMCとして活躍していたドンヨプ(シンドンヨプ)は、テレビの仕事に行き詰まりを感じるようになり事業に手を出すも失敗。
これにより莫大な借金を抱えた上、飲酒運転により捕まってしまい芸能界を追われてしまうことになります。
一方、シングルファーザーとして頑張っているサンフン(チョンサンフン)は、娘には銀行員だと嘘をついて消費者金融で働いていました。
上司や顧客からの横暴に耐える日々を送っていたサンフンでしたが、そんな中でドンヨプの担当となり彼の家を訪ねることに・・・。
丁度その時自殺を試みていたドンヨプは、借金回収のために訪ねてきたアボカド金融のサンフンたちにより連れて行かれてしまいます。
そして利息分を1週間以内に準備しろと言われたドンヨプは絶望的になり、再び自殺をしようと道路に飛び出すのですが、見知らぬ女性によって止められてしまいます。
その女性はドンヨプと同じくアボカド金融に借金があるようで、ドンヨプにある提案をしてくるのですが・・・。
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愛と笑いの大林洞ビッグフォレストみどころ
本作は韓国のチャイナタウン”大林洞(テリムドン)”を舞台としたブラックコメディです。
大人気芸能人であるシン・ドンヨプさんがもし落ちぶれたらどうなるのか!?という想像から始まった本作は、多種多様な人々が生活する町で繰り広げられる笑いと涙のヒューマンドラマであり、ドタバタコメディでもあります。
落ちぶれた人気芸能人と、気の弱いシングルファーザーに訳ありシングルマザーという個性的なキャラクターが交わることでどんなドラマを見せるのかに注目です。
“大林洞(テリムドン)”という町は雑多ながらも3人にとっては特別な場所であり、忙しい日々の中にあるそれぞれの人生模様が描かれていきます。
話の展開はスピーディーですし、コミカルな演技が上手い俳優さんたちが揃っていてコントのようなドラマになっているのも特徴です。
それでいて、苦しい状況にある人々がそれを乗り越えていく姿は感動的ですし、サンフンとチョンアのロマンスもあるなどバラエティーに富んだ内容となっています。
本作を手掛けたのは、ヒューマンドラマと笑いを見事にミックスさせた名作「刑務所のルールブック」のパク・スウォン監督なので、個性的な作品が好きな人には是非とも見ていただきたいです!
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愛と笑いの大林洞ビッグフォレスト感想・評価
世界のコメディ映画やドラマでも有名人が実名で登場したりすることはありますが、本作の場合それが特別出演として登場するのではなく主人公になっている点が面白いところ。
ただ、主演のシン・ドンヨプさんの人気を知らない人からすればイマイチこの面白さが伝わりませんし、興味も引かれないのかもしれません。
韓国での視聴率も低かったようですし私も正直期待していなかったのですが、しかし実際に見てみればそこは「刑務所のルールブック」を撮った監督の作品だけあってなかなかに面白い作品でした!
まず、似たり寄ったりの設定が多い韓国ドラマとしては斬新な設定でしたし、主人公の知名度を知らずに見ても周りの反応などからどういう人なのか想像出来ます。
逆に言えば、シン・ドンヨプさんの変なイメージが付いていない分素直に楽しめたかもしれません。
落ちぶれた芸能人と、気の小さな消費者金融の借金取り、そして舞台はチャイナタウン。
これは「刑務所のルールブック」と非常に似通った設定で、(殺人を犯した野球界のスーパースターと、気のいい看守と囚人たち、舞台は刑務所)笑いあり涙ありのブラックコメディという点も同様でした。
ドラマの展開や設定だけを見るとあり得ないように思えますが、全体の雰囲気としてはコントのようなのでほとんど気になりませんでしたし、おかしな設定だからこそ笑えたと言えます。全10話という短さも丁度良かったですね!
最後に
韓国のドラマとしては珍しいタイプの作品で個人的に好みでした。
普通に考えればあり得ないような展開はあるものの、それを温かく見れるのが本作の魅力でもあり、柄の悪い人が沢山出て来ても根っからの悪人がいないのも良かったですね。