チャン・ヒョク、チョ・ボア主演。
女子生徒たちから人気の男性教師とそんな教師に執着する女子高生との愛憎模様を描いたラブサスペンス。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
（トップ画像公式ページより）
愛の棘キャスト一覧
原題：棘
2014年4月10日韓国にて公開(日本公開日2014年9月27日)
上映時間：118分
監督：キム・テギュン
「火山高」「オオカミの誘惑」
「クロッシング」「暗数殺人(脚本)」など
脚本：イ・ソンミン
/映画「赤ちゃんと僕」
/ドラマ「推理の女王1&2」「浮気したら死ぬ」など
【キム・ジュンギ役】チャン・ヒョク
女子校の体育教師。
【ハ・ヨンウン役】チョ・ボア
ジュンギに想いを寄せる女子高生。
【ソヒョン役】ソヌ・ソン
妊娠中のジュンギの妻。
【ミンジュ役】イ・ドア
ジュンギとは友人の同僚体育教師。
チャン・ヒョクが「火山高」以来、13年ぶりにキム・テギュン監督とタッグを組んだ作品。
ヒロイン役のチョ・ボアは本作がスクリーンデビュー作。
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愛の棘あらすじ
女子校の体育教師をしているジュンギ（チャンヒョク）は、校内の女子生徒たちから慕われる人気者。
ある日、女子生徒のヨンウン（チョボア）からの好意を知り彼女のことが気になりはじめる。
そんな中、雨に濡れたヨンウンに体操着を貸したことで、ジュンギとヨンウンの仲は急接近することになる。
それ以降、ヨンウンとの関わりを避けるようになったジュンギだったが、ヨンウンのジュンギに対する想いは高まるばかりで、様々な手を使いジュンギとの接触を図り、遂には家庭教師としてジュンギの妻を雇い、彼女と親密になりジュンギの時宅へもやって来るようになるなどヨンウンは暴走しはじめるのだが・・・。
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愛の棘感想・評価
ヤバ過ぎる女子高生と、そんな彼女の分かりやすい罠に引っかかった馬鹿な教師を主人公としたサスペンススリラー。
内容的にはどこかで見たことがある新鮮味に欠けるストーリーで、ただ主人公が女子高校生と教師というだけ。
エロティックな女子高校生の誘惑に男性教師が負けてしまうところは同じ男として理解できるところもありましたが、あからさまな女子高生の想いに応えるなかなか気付かない奥さんはちょっと鈍感すぎますし、家庭教師としての教え子からのプレゼントを断りもせず受けとり喜んだり、あっさり度自宅へ招き入れるのは危機感が足りないとしか思えませんでした。
確かに教師、女子高生、妻の3人の演技力はとても好かったですし、キャストも魅力的でしたが、ストーリーがありきたりなので驚きはありませんでした。
とはいえ、女子高生のサイコっぷりや、終盤の行動の数々はショッキングかつ話を盛り上げるものでしたね。
愛情を知らずに(受けずに)育った女子高生については、可愛そうだと思うところもありますが、ここまでブッ飛んだ行動を取れるのかというのは理解に苦しむところもありますし、特に終盤に関してはエンタメにするためか少しやり過ぎにも想えましたね。
しかしチョ・ボア演じるエロティックかつサイコな女子高生は存在感抜群でしたね！
最後に
—＊ネタバレあり！—
ラストシーンを見ると教師の方も女子高生を本当に愛していたんじゃないか？という予想も出来ましたね。
しかし、女子高生のサイコっぷりと鈍感だった奥さんの異常な反撃展開の方が際立ち、教師と生徒の純愛を匂わすような描写がほぼないのは勿体ない！
やりたくもない教師の仕事をし、妻ともできちゃった婚の主人公は現状に満足していません。
女子高生の誘いに乗ったのもそれが原因だったのかもしれませんが、それにしたって女子高生のアピールがヤバ過ぎて、本当に教師のことを愛していたのか、ただの執着なのか、それとも救いを求めていただけなのかが分かりませんでした。
この辺の描き方が違っていたなら、教師がダメなのは前提として本当にヤバいのは妻になったかもしれませんね。