イギリスのスパイサスペンスドラマをチ・ジニ、キム・ヒョンジュ主演でリメイク!
正体を隠してきた元エージェントの男が家族を守るために奮闘する様を描いた作品。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
アンダーカバー君を守り抜くキャスト一覧
U-NEXT全28話
放送期間:2021年4月23日~6月12日まで韓国JTBCで放送
平均視聴率:3.81%
最高視聴率:5.229%
演出:ソン・ヒョヌク/パク・ソヨン
脚本:ペク・チョルヒョン
/ソン・ジャフン/チョン・ヘウン
【ハン・ジョンヒョン役】チ・ジニ(現在)/ヨン・ウジン(1991年)
自閉症の息子と共にバイクショップを経営。/イ・ソクギュ。安全企画部のエージェント。
【チェ・ヨンス役】キム・ヒョンジュ(現在)/ハン・ソナ(1991年)
人権派弁護士。ジョンヒョンの妻。/学生運動家。
【イム・ヒョンロク役】ホ・ジュノ
国家情報院の企画調整室長。
【ト・ヨンゴル役】チョン・マンシク
国家情報院企画調整室アルファチーム長。
【カン・チュンモ役】イ・スンジュン
大統領府秘書室民政首席。ヨンスの友人。
【オ・ピルジェ役】クォン・ヘヒョ
レンタカー会社を経営。元安全企画部幹部。
【コ・ユンジュ(キム・ドヒ)役】ハン・ゴウン
安全企画部の元アンダーカバーエージェント。投稿が見つかりません。
英BBCのスパイサスペンスドラマ「アンダーカバー」をチ・ジニ、キム・ヒョンジュ主演でリメイク。
「愛人がいます」で共演した二人が再共演したことでも話題となりました。
そして「ペントハウス」で大ブレイクしたキム・ヨンデが特別出演しているのも注目です!
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アンダーカバー君を守り抜くあらすじ
学生運動が激しかった時代の1991年のデモ現場で出会ったジョンヒョン(ヨンウジン)とヨンス(ハンソナ)。
それから20年が経った現在、二人は結婚し二人の子供をもうけている。
ヨンス(キムヒョンジュン)は人権派弁護士となり弱者のために日々活動し、ジョンヒョン(チジニ)はそんな妻のかわりに自閉症の息子の面倒を見ながらバイクショップを経営する穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、ヨンスに高位公職者犯罪捜査所の所長就任の話が持ち上がると、各方面からヨンスの就任を阻止しようとする動きが出始める。
ヨンスに高位公職者犯罪捜査所とは大統領や総理、国会議員といった権力者たちの犯罪行為を監視する機関で、その設立をよく思わない人々が数多くいたのだ。
一方、ジョンヒョンのもとへ一人の男性が訪ねて来る。
その男はト・ヨンゴル(チョンマンシク)というジョンヒョンのかつての同僚で、ジョンヒョンが安全企画部のエージェントをしていたことを知る人物であった。
ヨンゴルはそんなジョンヒョンに妻であるヨンスの所長就任を止めさせるよう脅迫してくるのだが…。
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アンダーカバー君を守り抜くみどころ
元エージェントということを家族に秘密にしてきた男が、権力者たちが関わる重大な事件に巻き込まれた家族を守るために奮闘するスパイサスペンスドラマ。
ちなみにタイトルの“アンダーカバー”とは、おとり捜査、潜入捜査を意味します。
学生運動真っ只中の1991年と現代が交錯する展開が特徴のドラマで、主人公のであるジョンヒョンとヨンスが出会いやエージェントとなった経緯、そしてヨンスの高位公職者犯罪捜査所の所長就任を阻止しようとする者たちの目的や、20年前から続く事件の顛末が描かれます。
家族にはエージェントであったことを秘密にしてきた男が、妻に正体がバレないように陰ながら動いたり、子煩悩な父親だと思っていたことがキレキレのアクションを披露したりと、バラバラドキドキの展開が繰り広げられます。
そして、そんな夫の正体を知った妻はどんな行動に出るのかも注目ポイントとなります!
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アンダーカバー君を守り抜く感想・評価
イギリスBBCのスパイドラマのリメイク作品ではありますが、それが上手く韓国に置き換えられた良質なドラマでした!
国家情報院という組織が実際にある韓国だからこそ成立したドラマであり、日本だと公安などに置き換えるしかなくリメイクするには厳しい作品だと思いますね。
とはいえストーリー自体は映画やドラマでよく見かける設定で、主人公が正体を隠して家族とともに暮らしているというものも目新しくはありませんでした。
ですが、実際に韓国では近年までこういった軍事政権と国民との対立が起きていたり、頻繁にデモも起きるお国柄ですし、本作以前にも同様のテーマをあつかった作品がいくつも作られてきたという下地があるので、だからこそ無茶のように見えても違和感がないですよね。
この設定のドラマをもし日本で作るとしたら舞台を60年代や70年代にしないと成立しないでしょうね。
とはいえ、権力者たちの悪行とそれを暴こうとするもの達の戦いというのは本作以外でも描かれているものですし、もっといえば昔から度々テーマにされる王道の設定なので新鮮味はありませんでしたね。
たまたまリメイクしやすい設定のドラマがイギリスで作られたから飛びついた!といった感じでしょうか?
確かに悪い作品ではなかったですし、現在と過去の主人公のキャスティングも良く違和感なかったんですが、同じリメイク作品なら「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」やチ・ジニ主演の「サバイバー 60日間の大統領」の方が好みでしたね!
ただ過去と現在を行き来するストーリーの割にはゴチャゴチャしなかったのは良かったですね。
最後に
高位公職者犯罪捜査所という名前でないとしても、このような組織が韓国に実際にあるのか、それとも設立が検討されたことがあるのかは知りませんが、つまりは現在ある警察や検察では国会議員といった権力者たちの犯罪を暴けないし、検挙も出来ないということなんですかね?
そんな垣根を超えた組織が実際に出来たとしても納得!と思える韓国って…。