イム・スジョン、イ・ドヒョン主演。
数学を通し絆を深める教師と生徒の切なくも美しい純愛ロマンスであり、教育機関や名門校の不正を描いた作品。
キャスト、あらすじ、感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
メランコリア【韓国ドラマ】キャスト一覧
全16話
放送期間:2021年11月10日~12月30日まで韓国tvNで放送
平均視聴率:2.4%
最高視聴率:3.617%
演出:キム・サンヒョプ
「トンイ」「女神降臨」など
脚本:キム・ジウン
「ジキルとハイドに恋した私」「医師ヨハン」など
【チ・ユンス役】イム・スジョン
2017年アソン高校数学教師/2021年塾講師。
【ペク・スンユ役】イ・ドヒョン
2017年アソン高校生徒/2021年アソン英才学校数学教師。
【ノ・ジョンア役】チン・ギョン
アソン高校教務部長。
【リュ・ソンジェ役】チェ・デフン
チ・ユンスの婚約者。教育省企画調整室行政事務官。
【ソン・イェリン役】ウ・ダビ
アソン高校不動の全校1位。スンユの幼馴染。
メランコリアの意味とは?
先生役のイムスジョンと生徒役のイドヒョンの実年齢差は16歳!
「メランコリア」とは憂鬱を意味する英単語です。
数学の天才が経験する憂鬱な感情を表現している、ということでしょうか。
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メランコリア【韓国ドラマ】あらすじ
名門校が集まる江南地区の中でも特に有名なのが牙城(アソン)財団が運営する名門アソン高校。
しかし、その実態は理事長の長女ノ・ジョンア教務部長(チンギョン)による不正の温床となっていた。
地位も名誉も財力も備わった者たちだけの上流層学校にしたいと考えていた彼女は、その為なら何でもする野心家だ。
そんなアソン高校に一人の女性教師が新しく赴任してくる。
彼女の名前はチ・ユンス(イムスジョン)。
生粋の数学オタクである彼女は、これまでに数多くの生徒を各種数学コンテストに入賞させた実績を持っており、数学の成績が重要な大学入試の為に学校が迎え入れたのだ。
そんな彼女は、列車で偶然すれ違った青年ペク・スンユ(イドヒョン)と運命的な再会を果たす。
そして彼女は全校最下位の生徒であるスンユに数学の才能を見いだし徐々に親密になっていく。
しかし、かつて数学の天才とまで呼ばれたスンユの成績が向上していくにつれ、二人が教師と生徒という関係を越えた不適切な仲にあるという噂が広まっていく。
4年後、再会したユンスとスンユは、アソン高校の不正を暴き名誉を回復しようと決心するのだが…。
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メランコリア韓国ドラマのみどころは?
数学を通して惹かれ合う女教師と生徒とのロマンスと、教育機関や名門校の不正を描いたドラマ。
教師と生徒の禁断の愛を描くというのは定番の設定ですが、本作はそこに数学という斬新な題材を取り入れることで新鮮に見ることができます。
数学オタクの女教師と、トラウマを抱えた数学の天才生徒が試練を乗り越えていく展開や、偏見に負けずに想い合っていく純愛ドラマのなどがある一方で、名門校を上流層優遇の学校に変えようとする権力者たちの不正や、子供たちにプレッシャーをかける親たちと子どもたちの苦悩、主人公二人の関係をスキャンダルなものにして計画の邪魔をさせまいとする教務部長の目論見なども描かれます。
女教師と生徒の純愛の行方は?
主人公たちは名門校の不正を暴き名誉を回復することができるのか!?
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メランコリア【韓国ドラマ】感想・評価
あれ?何か予想したものと違う?!と思ったのは私だけでしょうか?
これは日本での宣伝の仕方の問題かもしれませんが、このドラマは現代版「魔女の条件」(主演は松嶋菜々子と滝沢秀明)かと思って見ませんでしたか?
確かに二人のロマンスはあるのですが、あくまでもプラトニックなものでしたよね。
それはそれで好みでしたが、そこに韓国ドラマにありがちな権力者たちによる不正や子どもたちへの圧力、そんな権力に屈する教育現場や教師たちなんかを持ち込むからドロドロなドラマになってしまうんです。
正直、教師と生徒のロマンスを描くなら必要なのは生徒のトラウマや、二人の愛を邪魔するものたちだけですし、権力者たちの子供だけを優遇する学校の不正を描くドラマなら、校内の実情を描いたり不正を暴く展開だけで十分ですよね。
しかし本作ではこれら全てを描こうとしているから、教育現場の不正を暴くドラマを教師と生徒の禁断の愛で挟むような形になっているんです。
結局ドラマの殆どを占めるのは不正を暴く展開であり、その中で様々な悪人たちのハラスメントを見せられるだけ。
この手の内容は確かに韓国でウケが良いのですが、すでに「スカイキャッスル」や「ペントハウス」などでもっとど派手に描かれているので新鮮味もないんです。
だからこそ、教師と生徒のロマンスや、数学という要素を入れて美しく描こうとしたのかもしれませんが、その意図が見えたのは最初と最後くらいだったかもしれません。
まとめ:教師と生徒の禁断の愛を描くのがメインではなく、教育機関や名門校の腐敗を描いた作品でした。
ドラマの宣伝の仕方は禁断の愛を全面に押し出していたので、そちら目的で見た方からすると期待外れに思うかもしれませんが、ドロドロなのはロマンスではなく教育現場と親たちの醜悪ぶりでしたね…。
最後に
韓国ドラマお馴染みの設定とはいえ、最近こういった教育現場での不正や不条理が描かれる作品が多いですよね。
韓国ドラマといえば、財閥の不正を描くのがお決まりでしたが、最近はもっと身近なところにシフトしてきたんですかね。
とはいえ、やってることは似たようなもので、結局は金持ちは更に金持ちになろうと不正を働き、そのために周りが被害を被ったり追いやられるという流れなのはありきたりかと…。