2PMジュノ&イ・セヨン主演。
朝鮮王朝の名君イ・サンと宮女との若かりし日のロマンスを描いた歴史ドラマ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
赤い袖先クットン【韓国ドラマ】キャスト
原題:袖先赤いクットン
U-NEXT全36話
平均視聴率:10.99%
最高視聴率:17.4%
放送期間:2021年11月12日から2022年1月1日まで韓国MBCで放送
演出:チョン・ジイン
「自己発光オフィス~拝啓 運命の女神さま! ~」
「私の愛、あなたの秘密」など
脚本:チョン・ヘリ
「仮面の王イ・ソン」など
【イ・サン役】ジュノ(2PM)
国王英祖の孫(世孫)。のちの正祖。
【ソン・ドギム役】イ・セヨン
見習い宮女。没落した一族の娘。
【ホン・ドンノ役】カン・フン
名門一族出身の役人。サンに忠誠を誓う。
【英祖 (ヨンジョ)役】イ・ドクファ
国王。イ・サンの祖父。
【チョ尚宮役】パク・ジヨン
提調尚宮。宮女の長。
【中殿キム氏役】チャン・ヒジン
王妃。英祖の継妃。
【ソ尚宮役】チャン・ヘジン
ドギムの師。東宮尚宮。
【ホン・ジョンヨ役】チョ・ヒボン
左議政。
【ファワン翁主役】ソ・ヒョリム
英祖の娘。イ・サンの叔母。
韓国でベストセラーとなった小説「袖先赤いクットン」を原作とした2PMのジュノの除隊後初の復帰作。
復帰作でありながらMBC演技大賞で男性最優秀演技賞、百想芸術大賞でTV部門男性最優秀演技賞を受賞しています。
2021年MBC演技大賞で8冠、第58回百想芸術大賞で2冠獲得!
視聴率は初回の5.7%から最高17.4%まで伸ばし、人気の凄まじさから1話延長されるまでになりました。
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赤い袖先クットン【韓国ドラマ】あらすじ
没落した一族の娘ドギム(イセヨン)は幼い頃から宮女として仕え、持ち前の聡明さから尚宮たちから目をかけられていた。
ある夜、ドギムはひょんなことから国王英祖の孫イ・サン(ジュノ)と知り合うことになるものの、サンが身分を偽っていたことから正体を知らぬままサンの窮地を救うことになる。
それ以降、ドギムにほのかな想いを寄せていたサンだったが、再会することがないまま数年の月日が経つ。
数年後、成長したドギムとサンは思わぬ形で再会を果たすこととなる。
結果としてサンを池に落とすことになったドギムは反省文を書くように命じられるも、書庫で出会ったサンを司書と勘違いしてしまい、またしても無礼をはたらいてしまう。
これ以降、度々関わることになったサンとドギムは次第に距離を縮めていくのだが、同じくして宮中では勢力争いが激しさを増しており・・・。
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赤い袖先クットン【韓国ドラマ】みどころ
これまで何度も映画やドラマで描かれたイ・サン(正祖)の物語を宮女とのロマンスを中心に描いた作品。
幼い頃に運命的な出会いをしたジュノ&イ・セヨン扮する次期王と宮女とのロマンスは、これまでのイ・サン像を覆すものとなっているのが本作一番のみどころなんですが、ポイントとなるのは王宮内で大多数を締める宮女たちに焦点を当ててあるということです。
もちろん有名なイ・サンの祖父・英祖とイ・サンの父・思悼世子との複雑な愛憎関係や、王宮内での権力闘争など定番の要素も盛り込まれているのですが、男たちのドラマのみにするのではなく宮女たちの友情に注力していたのは現代的かもしれません。
そして2007年のイ・ソジン主演による「イ・サン」と時代も主人公も同じで展開も似たところがある2作品はどこが違うのか?見比べてみるのもオススメです!
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赤い袖先クットン【韓国ドラマ】感想・評価
イ・サン(正祖)を題材とした作品といえば、
・映画「王の涙−イ・サンの決断−」
・ドラマ「イ・サン」
・「秘密の扉」(米びつ事件についてがメイン)
などが有名ですが、本作は「イ・サン」に登場する人物も登場し(同一人物だが名前は違っていたりしてそれは「イ・サン」の方がフィクション色が強いかららしいです!)、ラブストーリーを中心として描いたドラマになっていました。
2作品を見比べてみるのは大変ですが、時代に合わせてアレンジされているのが分かって面白いですね。
特に本作に登場する女性たちは時代劇であるのに現代的に感じて、ヒロインが愛情よりも友情を選択しようとするところや、側室となることで窮屈な生活になることを嫌がっているところなどは完全に現代の女性的な考え方だと思いましたね!
ただ、耐える女性がいい!と思う人にとっては良く思えないかもしれません。
そんな女性像だからか時代劇であっても古臭く感じることもなく、「イ・サン」を見てストーリーを知っていても別モノとして楽しむことができました。
イ・ソジンとハン・ジミンによる「イ・サン」は当然名作ですが、本作のジュノとイ・セヨンの相性も負けていません。
時代劇は長くて苦手!と避けていたという人にもオススメです。
まとめ:時代劇としては定番のイ・サンのドラマを史実に沿いながらも現代的にアップデートした歴史ロマンス!
主演の二人は文句なく良く、長ったらしくなくコンパクトにまとめられている点も高評価でした!!
最後に
見る前は「またイ・サンが題材かぁ…」と敬遠しようかと思っていたんですが、日本の時代劇の方が戦国武将や幕末の志士などコスりまくってるんですよね!
それに、実はイ・サンの恋を描いた作品は「イ・サン」以来らしく、他はシリアスな展開がメインなんです。
もちろん、権力闘争や悲劇なども描かれていますが、主演の二人がとにかく華やかでいいんですよね。
「イ・サン」は見ていたので展開の予想はつきますし、大まかな結末も分かってはいたのですが、ロマンスや女性たちの友情ドラマが中心になっていたので途中で飽きることもありませんでした。
フュージョン時代劇を抜きにして考えるなら、最近の時代劇の中で一番面白かったかもしれません!!