パク・ジフン、カン・ミナ主演。
大学を舞台に若者たちの友情と恋愛を描いた成長のドラマ。輝かしく思える青春模様の実情をリアルに描く!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
遠見には緑の春キャスト・読み方
読み方:とおみにはみどりのはる
原題:遠くから見ると青い春
全12話
平均視聴率:2,01%
最高視聴率:2,6%
放送期間:2021年6月14日~7月20日まで韓国KBSで放送
演出:キム・ジョンヒョン
「九家の書〜千年に一度の恋〜」
「ジャグラス~氷のボスに恋の魔法を~」
「昼と夜」など
脚本:コ・ヨンス
【ヨ・ジュン役】パク・ジフン
経営学科1年。裕福で見た目も良い人気者。
【キム・ソビン役】カン・ミナ
経営学科3年。真面目で平凡。注目されるのが苦手。
【ナム・スヒョン役】ペ・イニョク
経営学科3年。成績優秀だが無愛想。家族のためにバイトに明け暮れる苦労人。
【ワン·ヨンラン役】クォン・ウンビン(元CLC)
ソビン、ミジュのルームメイトでスヒョンとは長年の友人。
【コン・ミジュ役】ウ・ダビ
ソビン、ヨンランのルームメイトでスヒョンに片想い中。
【ホン·チャンギ役】チェ・ジョンウ
ソビンの幼なじみでジュンの隣人。お調子者かつ浮気者。
本作“遠見には緑の春(とおみにはみどりのはる)”は、青春を新緑のように輝かしいものと例えているのですが、その青春が輝かしいのは遠く離れて見ていてこそであり、実際に近寄ってみれば様々な苦悩や問題を含んでいるもの。いわば皮肉のようなタイトルなんですね!
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遠見には緑の春【韓国ドラマ】あらすじ
裕福な家庭に生まれ、イケメンで人当たりも良く明るいジュン(パクジフン)は、持ち前の気前の良さもあって先輩や男女問わず誰からも人気を集めていた。
ところがそんなジュンにも問題はあり、それは両親や兄から疎まれているという家族間の悩みであり、ジュンはそれを隠して明るく振る舞っていた。
そんなある日、ジュンは先輩のスヒョン(ペイニョク)とソビン(カンミナ)という二人の人物と知り合いになる。
成績優秀で弟のためにアルバイトにも励んでいるスヒョンと、平凡で存在感が薄い故に学内で上手く立ち回れずにいたソビンの二人は、他の学生たちとは違ってジュンのことを上辺だけで判断せず、ジュンの本当の姿を見せることができたのだ。
二人ともはじめはジュンに対して良い印象を抱いていなかったのだが、お互いを知っていく中で徐々に興味を持つようになる。そして3人は課題のためのグループを組むことになり・・・。
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遠見には緑の春【韓国ドラマ】みどころ
大学生を端から見れば、この世の春かのようなキラキラとした青春生活を送っているイメージがありますが、その実情は家庭の問題や将来への不安、そして友情や恋愛に悩むごく普通の若者たちでしかありません。
そんな若者たちの学生生活をリアルに描いたのが本作!
裕福な家庭と優秀な兄を持ち、本人もイケメンで明るく優しいというパーフェクトな人物ジュンですが、実は皆が知る顔は本当の自分ではなく平穏に生きるための手段の一つでしかありません。
そんな一面だけを見て人気者に祭り上げられたジュンでしたが、そんな上辺だけの姿ではなく内面について知ろうとしてくれる人物が現れたことで状況が変わってきます。
目立つことが苦手なソビンと、人とつるむことを嫌うスヒョンの二人で、彼らに関心を持ったことから自身の問題とも向き合っていくようになります。
しかし彼女たちも恋愛や将来に関しての悩みを抱えており、新たな出会いと関わり合いを通して転機が訪れることに!
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遠見には緑の春【韓国ドラマ】感想・評価
なんとなく「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」と似たテイストの作品だなぁと感じた大学を舞台とした青春ドラマ。
チーズ〜のようはミステリー/サスペンス風要素や、主人公が謎すぎるという設定があるわけではないのですが、主人公が大学内で人気者でヒロインはそれと比べると地味で、二人の関係が周りからねたまれるという設定は近いものがあり、しかも主人公の本性について周りが理解していなくて都合よく利用しているという状況も共通していると思いました。
ということは、学内のでの状況も近いものがあり、裕福な主人公に群がってくる男たちや(先輩までたかりに来るのは異常!)、見た目や雰囲気から主人公をアイドルかのようにもてはやすいけ好かない女たちなども本作には登場していて、この薄っぺらい関係性を見せられるのはどうにも苦手でした。
まぁ、同様に考えるソビンとスヒョンが現われることで周りの異常さが際立ってくるんですが、それにしてももっと中立的な人がいてもいいもんですし、勉強中や就職に関する不安があるのなら、人に構わずスヒョンのように自分のことだけに注力すればいいのにと思ってしまいました。
特に主人公のこともよく知りもしないでソビンに嫉妬したりする女性たちや、勝手に持ち上げておいて主人公を妬む男たちは何なんでしょう?
とはいえ、チーズ〜と比べるとかなり解りやすい青春ドラマといった感じで、主人公と家族間の問題や周りからもてはやされる主人公自身の問題、そして苦学生や学内での人間界についても描かれるなど想像しうる内容になっていました。
とはいえ恋愛要素は思ったほどボリュームがなく、強力なライバルなどがいないのはものたりなく感じたところ。
その代わりと言ってはなんですがなんちゃってBLドラマ的な要素があったりと、ブロマンスを超えた演出があるのは好き嫌いが分かれるかも。
まとめ:ウェブマンガ原作なのも納得なBLテイストあり(?)な青春ドラマ!
主人公3人の存在感はありましたが、それ以外のキャラクターがイマイチなのは学園ドラマとしては物足りないところ。恋愛要素も予想以上に薄く、恋のライバルも登場しない、若者たちの成長ドラマ中心の作品でした。
最後に
これこそウェブドラマで十分なんじゃないか?と思えた可もなく不可もなくなドラマでした!
正直不安派手な展開や驚きの設定があったわけでもないので、約1時間×12話という尺でも長く感じたくらいでした。
特徴的だったのは後半になるとやけにBL的な演出があったくらいで、それなら最初からそっちの路線でドラマづくりした方が良かったのでは?と思いました。
調べてみると原作がBL要素があるようなので、そのような展開も取り入れたようなんですが。。
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