イ・ジェウク、チョン・ソミン、ファン・ミンヒョン(元NU’EST)共演によるファンタジーロマンスドラマ。
空想上の国・テホ国を舞台に主人公たちの成長と恋を描く!
Netflix非英語圏部門5位にもあがった話題作です。
キャスト、あらすじ、感想、降板問題などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
還魂【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全20話
放送期間:2022年6月18日~
Netflixでも同日配信
最高視聴率:6.958%(最新10話)
演出:パク・ジュンファ
「キム秘書はいったい、なぜ?」
「真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~」など
脚本:ホン姉妹
「美男<イケメン>ですね」
「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」
「主君の太陽」
「ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜」など
【チャン・ウク役】イ・ジェウク
チョンブ館の館主の息子。
【ムドク役】チョン・ソミン
チャン・ウクの侍女。
【ソ・ユル役】ファン・ミンヒョン(元NU’EST)
ソ家の天才。ウクの友人。
【パク・ジン役】ユ・ジュンサン
松林(ソンリム)の総帥。
【コ・ウォン役】シン・スンホ
大湖(テホ)国の世子。
【キム・ドジュ役】オ・ナラ
チャン家の執事。
【チン・ム役】チョ・ジェユン
チョンブ館副館主。
【パク・ダング役】ユ・インス
パク・ジンの甥。ウクの友人。
【チン・チョヨン役】アリン(OH MY GIRL)
チン・ホギョンの娘。ウクの元婚約者。
【ホ・ヨム役】イ・ドギョン
セジュク院の院長。
【チン・ホギョン役】パク・ウネ
チンヨ院の院長。
【ナクス役】コ・ユンジョン
ナクス(落首)の異名で知られる殺し屋。
本作は、これまで数多くのロマンスドラマを手掛けてきた脚本家ホン姉妹と、ヒット作「キム秘書はいったい、なぜ?」の監督によるファンタジードラマです。
イ・ジェウクさんは特別な力を封じられた名家のお坊ちゃん役を演じ、チョン・ソミンさん演じるムドクを侍女として雇うことにします。
表向きはお坊ちゃんと侍女という主従歓迎でありながら、裏ではムドクの弟子となり剣の修行をすることに!
共演は元NU’ESTのファン・ミンヒョン、ユ・インス、OH MY GIRLアリン、シン・スンホ、ホン・ソヒら、若手ライジングスターが多く起用されています。
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還魂【韓国ドラマ】降板問題とは?
当初このドラマのヒロインには女優パクヘウンさんが起用されていました。
しかし、リーディングと1回目の撮影を終えた後、降板することに。
その理由について公式的には「演技力不足」とされました。
こんな女優の評判につながりかねないストレートな理由を公式発表するでしょうか?
これについて
「俳優の意思が反映された降板だったのか疑問」
という声が多く、結局真相はわからないままとなっています。
詳細はこちら↓
還魂【韓国ドラマ】あらすじ
テホ国名家チャン家の跡取りであるチャン・ウク(イジェウク)は、とある事情から能力を封じられていた。
そんなある日、有名な殺手ナクス(コユンジョン)の魂が体に宿った女性ムドク(チョンソミン)を侍女として雇うことに。
そして、ひょんなことからムドクの正体を知ったウクは、自らの能力の封印を解くため秘密の師弟関係を結ぶことになる。
還魂法により能力と体力を失ったナクスは、かつての力を取り戻すためウクを利用しようと考えるのだが、ウクと共に過ごしていくうちに特別な感情を抱くようになっていく。
一方、天才術師ユルやテホ国の世子もムドクのことが気になるようで・・・。
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還魂【韓国ドラマ】みどころ
『還魂』は、架空の国“大湖国”を舞台にしたファンタジーアクション。水の気を操る“術士”たちが活躍するこの国で、「天下四季」と称される、術士の四大名家の子女たちをご紹介。#還魂 pic.twitter.com/kczKn0jbXJ
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) July 13, 2022
本作は韓国の歴史にはない架空の国・テホ国を舞台としたファンタジードラマです。
一見すると時代劇のようではあるのですが、この世界では魔法のような力が普通に存在しており、最新のCG技術を駆使したソードアクションをはじめ、本作のタイトルにも魂を入れ換える”還魂”をテーマにしたファンタジードラマ、そして主人公とヒロインのロマンスなどが描かれます。
主人公の成長と仲間たちとの友情ドラマやロマンスを主軸に、主人公にまつわる出生の秘密とテホ国で暗躍する秘密組織の目的や、ムドクの体に還魂したナクスは力を取り戻すことが出来るのかなど、アクション、ロマンス、コメディが上手く融合したエンターテイメント作品となっています!
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還魂【韓国ドラマ】感想・評価
時代劇×ダークファンタジー×ロマンス×コメディが見事に融合した斬新なドラマ!
序盤の印象は武侠ファンタジーといった感じで、CGを多用した超絶アクションはまさに中国ドラマそのもの。
そこにロマンスやコメディといった韓国ドラマ的な要素が入ることで、アクションものが苦手な人でも楽しめる内容になっています。
これまでにもこういったファンタジー寄りの時代劇はありましたが、本作の舞台は過去の韓国(朝鮮)ではなく架空の国となっているので普通の王宮ドラマとは違う設定や要素が盛り込まれているんです。
そのため、よくある王族と有力な臣下との権力闘争や、王族とヒロインとのロマンスなどはなく、そこが違うだけでもかなり新鮮に見えます。
ただ、エンタメとしてのツボはしっかりとおさえていて、能無しだと思われていた主人公の成長ドラマに、ヒロインとの格差恋愛と複数の恋敵、そして強大な力を得ようとする悪の存在など、普通の時代劇と違って史実や常識に従わなくていい分、かなり自由度の高い作品になったかと。
ヒロイン・ムドクを巡っての四角関係も面白く、子供じみた主人兼弟子のウクをはじめ、エリートでスマートなユル、イジメっ子タイプながらもムドクを妙に気に入っている世子と、タイプがバラバラなのも見応えがあります。
特に世子はかなり好きなキャラクターで、主人公のウクとの妙な友人関係はもちろん、ムドクとのコミカルなやり取りを繰り返すうちにいいヤツに変わっていく展開(ラストあたりは将来名君主になりそうなレベルに!)、そしてムドクに対する淡い恋心など、嫌なヤツでしかなかった初登場時のイメージを覆すほどの成長っぷりなんですよね。
確かに、妬みや嫉みなんかが垣間見えるシーンもありましたが、だからこそ人間臭く思えましたし、それを抑え乗り越えてきたから世子としての風格が備わったのかと。とはいえ、終盤での世子はかなり不穏な感じだったので、続編でまた悩ましいことになるかとしれないんですけどねぇ。しかし、そこは決して屈するな!と応援したいところですが。
ムドクを取り合ってウクとバチバチの関係にならなかったのは物足りない!と感じる方もいるかもしれませんが、そこで大人になれたからキャラクターとして好きになれたんですよね。
それに比べるともう一人の恋敵であるユルはちょっと地味過ぎたかなぁと。
この人もまた、ムドクと結ばれないからと嫌なヤツになったりすることもなく、最後までムドク想いの好青年だったんですけど、世子と比べると見せ場は少なかったですね。もう少し感情的になっても良かったかも?
あと、キム・ドジュと鈍感すぎるパク・ジン、そして中身はおじいさんのイ先生とのコントのような熟年ロマンスも実に面白かったですね!
とはいえ、ファンタジーなので設定に疑問があったり、理解できないところもあったのですが、そもそもフィクションなのであまり気にしないほうが楽しめるかと。
まとめ:アクション、ファンタジー、コメディ、ロマンスが上手く融合した新しい韓国時代劇!
権力闘争ばかりが描かれるこれまでの韓国時代劇は正直得意ではありませんでしたし、ロマンス劇系時代劇もこのみではなかったのですが、このファンタジーが軸のものなら楽しめることを発見しました。
気になるところを多く残したまま終わっていますが、それは続編に期待ということで!!
還魂【韓国ドラマ】シーズン2は?
2022年7月、シーズン2のヒロインがコ・ユンジョンであることが噂されています。
これに関して製作陣側は、
「シーズン2についての発表は1のネタバレになる可能性があるため、答えられない」
としています。ヒロインが変わるかどうかについてはまだわからないものの、還魂がシーズン2を作る予定があることはすでに発表されています。
最後に
悲恋のラブロマンスに号泣させられる「九家の書」や、ゾンビ要素を存分に取り入れた世界的ヒット作「キングダム」シリーズなど、私が好きだと感じた韓国時代劇は王道のものではなくファンタジー要素盛り盛りのものばかりだったんですが、本作もそれ等と並ぶくらい面白い作品でしたね。
ムドクのどこか田舎臭いキャラクターはパッと見の印象はイマイチですし、他の女性キャラクターと比べても美人度という点では正直劣るのですが、癖のある喋り方は可愛らしいですし、ツンケンしているところも個性的で魅力度はも最高でした。元々、チョン・ソミンさんの事は好きだったのですが、このムドクというキャラクターが実にピッタリなので、本作により更に好感度が増したのは言うまでもありません!
あと、ナクス役として実に魅力的だったコ・ユンジョンさんは思ったほど登場シーンが少なくガッカリしたのですが、12月からの続編ではこのナクスの話がメインになるなんて噂もあるので、そちらも楽しみでなりません。
まぁ、とても気になるところで本作が終わっているので、ナクスの話が無くても早く続きが見たいんですけどね!!