コ・ス、イ・ソンミン、シム・ウンギョン主演による金融サスペンスドラマ。
新たな経済危機に瀕した国を救おうとする者たちのスリリングなマネーゲームを描く!
キャスト、相関図、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
マネーゲーム【韓国ドラマ】キャスト相関図
U-NEXT全16話
平均視聴率:1.97%
最高視聴率:3.52%
放送期間:2020年1月15日~3月5日まで韓国tvNで放送
演出:キム・サンホ
「ファンタスティック・カップル」「私の心が聞こえる?」
「アラン使道伝(サトデン)」「春が来るのかな、春」など
脚本:イ・ヨンミ
【チェ・イホン役】コ・ス
金融委員会金融政策局課長→企画財政部国際金融局長。
【ホ・ジェ役】イ・ソンミン
金融委員会副委員長→経済副首相兼企画財政部長官。
【イ・へジュン役】シム・ウンギョン
企画財政部事務官。
【ユジン・ハン役】ユ・テオ
バハマコリア支社長。
【シャノン・ルシオ役】エイミー・アリヤ
バハマ金融ロビイスト。
【ハン・サンミン役】チェ・ウン
金融委員会金融政策局グローバル金融課事務官。
本作は数多くのヒット作を産み出してきたキム・サンホ監督による作品です。
スポンサーリンク
マネーゲーム【韓国ドラマ】あらすじ
韓国政府とも大きな関わりがあるジョンイン銀行が経営危機に瀕している中、金融委員会金融政策局の課長チェ・イホン(コス)が監査の場で問題発言をしてしまい、委員長のクビが飛ぶ事態となっていた。
次期委員長として副委員長だったホ・ジェ(イソンミン)の名が挙がるのだが、ホ・ジェ自身もある問題を抱えイホンとも対立してしまう。
一方で、新米事務官として働き始めたイ・ヘジュン(シムウンギョン)は、問題のジョンイン銀行に関するある秘密を知ってしまい・・・。
スポンサーリンク
マネーゲーム【韓国ドラマ】みどころ
本作はIMF危機に再び直面した2020年の韓国を舞台に、巨大銀行の不渡り問題を巡る陰謀について描いた金融サスペンスドラマです。
経済界の重鎮を父親に持つ経済官僚と、自らの欲望のために突き進む金融委員長、そして二人が忘れてしまった志を持った新人事務官の3人を中心として、様々なマネーゲームが描かれていきます。
そこにアメリカの投資会社から出向してきた在米韓国人が加わり場を掻き乱したり、国民のことなどお構い無しに振る舞う官僚や政治家、財閥なども登場したりと、韓国経済界の裏側がリアルに表現されています。
韓国は再び経済破綻してしまうのか?
そして政策について対立するイホンとホ・ジェはこの事態をどう納めるのか!?
スポンサーリンク
マネーゲーム【韓国ドラマ】感想・評価
専門用語がバンバン登場するためすべてを理解するのは難しいものの、俳優陣の熱量や危機感は確実に伝わってくる見ごたえ抜群のドラマ!
コ・スさん、イ・ソンミンさん、シム・ウンギョンさんらの演技力がとにかく素晴らしく、立場の違う3人の志や欲望などがひしひしと伝わってきて、韓国の話とはいえ他人事とは思えませんでした。
韓国映画には「国家が破産する日」「金の亡者たち」「権力に告ぐ」などのような金融をテーマにした作品がいくつもありますがドラマとしては非常に珍しく、作品のテーマの一つとしてあってもエンタメに仕上がっていたり、犯罪ものになっていたり、ロマンスがメインであったりと、本作のような骨太な作品は見かけませんでした。
例えるなら「半沢直樹」などで知られる池井戸潤作品をリアルに描いたようなもので、WOWOWで放送される”連続ドラマW”のテイストに近いかもしれません。
ただ、こういった社会派作品は人によっては難解に感じることも多く、実際韓国での視聴率も高いものではありませんでした。
そのため内容をしっかりと理解しようと思うと勉強が必要になってきます。
いわゆる韓国ドラマらしい展開や設定はあまり無いので、その点を理解した上で見てほしいと思いますが、しっかりとしたロマンスもありそちらの面からも楽しむことが出来ます。
現在の韓国の危機的状況を理解した上で見るとハラハラドキドキすることは必死ですよ!
まとめ:経済や金融がテーマという見る人を選ぶ作品ではありますが、出てくる用語や仕組みの意味はよく分からなくても危機的状況にあることや俳優陣の素晴らしさは伝わってくるドラマだと思います。
三者三様の人間ドラマとして見ても楽しめます!
最後に
全体的には韓国経済について上手く描いていた作品ですが、1話のラストで殺人事件(事故扱いになってますが)が起きてしまうのはやはり韓国ドラマっぽいと感じました。
この出来事を切っ掛けにホ・ジェが我が道を行くことになるので起爆剤として必要だったとしても、この”実にドラマっぽい演出”が必要だったかどうかは意見が分かれるところかもしれません。
とはいえ、ホ・ジェやユジンといったキャラクターがいてこそ作品として盛り上がるんですけどね!