パク・シフ9年ぶりの時代劇出演作として注目を集めた本格アクションロマンス!
共演はコ・ソンヒ、チョン・グァンリョル、ソンヒョク他。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
風と雲と雨【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全42話
平均視聴率:4.81%
最高視聴率:6.33%
放送期間:2020年5月17日~7月26日まで韓国TV Chosunで放送
演出:ユン・サンホ
「師任堂(サイムダン)、色の日記」
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」など
脚本:パン・ジヨン
「夜警日誌」など
原作:イ・ビョンジュ
【チェ・チョンジュン役】パク・シフ
朝鮮最高の観相師。
【イ・ボンリョン役】コ・ソンヒ
巫女の力を持つ王女。
【イ・ハウン役】チョン・グァンリョル
興宣大院君(フンソンデウォングン)
【チェ・インギュ役】ソンヒョク
壮洞(チャンドン)キム氏家の養子。
【キム・ビョンウン役】キム・スンス
壮洞(チャンドン)キム氏の策略家。
【キム・ジャグン役】チャ・グァンス
壮洞(チャンドン)キム氏の首長。
【ナハプ役】ユン・アジョン
キム・ジャングンの妾。
【イ・ハジョン役】ERU(イル)
壮洞(チャンドン)キム氏と対立する王位継承候補者。
【ヨン・チソン役】イム・ヒョンス
チョンジュンの護衛。
視聴率はTV Chosunのドラマとしては歴代最高クラスで、高視聴率ゆえ全20話から21話に延長されることになりました!
スポンサーリンク
風と雲と雨【韓国ドラマ】あらすじ
名家に生まれ、若くして科挙に首席合格した天才チェ・チョンジュン(パクシフ)は、親友のインギュと共に山奥に入った際イ・ボンリョン(コソンヒ)という少女と運命的な出会いを果たします。
ボンリョンは人の未来を見通すという神の力の持ち主で、時の王の隠し子でもありました。
そんなボンリョンに惹かれていくチョンジュンでしたが、二人の仲に嫉妬したインギュ(ソンヒョク)の陰謀により二人は引き裂かれチョンジュンの父も殺されてしまいます。
その結果、チョンジュンは山奥で隠とん生活を送ることになり、ボンリョンはその能力に目を付けた貞純王后の弟に捕らえられてしまいます。
歳月が流れ、観相師となったチョンジュンは、興宣大院君と力を合わせ絶大な権力を持つキム一族と対立していくこととなるのですが・・・。
スポンサーリンク
風と雲と雨【韓国ドラマ】みどころ
本作は、朝鮮最高の観相師と神力を持つ王女との切ない愛と、権力者たちとの王位争奪戦を描いたロマンス時代劇です。
観相学とは人相学とも呼ばれ、観察力を活かしてどういった人間なのかを判断する学問で、韓国時代劇では度々作品のテーマにもされてきました。
本作は、王位後継者でもなく剣士でもない主人公が、四柱推命や易学の力でキングメーカーになるというもので、史実とファンタジー要素を組み合わせた斬新な時代劇に仕上がっています。
占い師でありサイコメトラーでもある主人公と、霊能力がある王女とのロマンス、二人の関係を嫉妬するかつての親友と敵か味方かはっきりしない権力者たち、そして主人公たちを見守る存在や影響を与えた人物など、個性豊かな登場人物たちの存在もみどころとなります。
王そのものではなく、次の王を擁立しようとするキングメーカーたちの戦いを描いた作品です。
過酷な運命に翻弄される切ないラブロマンスは必見です!
スポンサーリンク
風と雲と雨【韓国ドラマ】感想・評価
何かとお騒がせしたパク・シフも大ヒットした「黄金の私の人生」で大復活し、本作では久々の時代劇に挑戦しました。
しかし個人的にはキャラクター設定とパク・シフはイマイチ合っていなかったように感じましたね。
パク・シフは時代劇に向いた俳優さんだとは思うのですが、ヒロインのコ・ソンヒや友人役のソンヒョクとも年齢差があるのでパク・シフより若い方の方が良かったですよね。
コ・ソンヒとは実年齢が一回りも違うので、それだと子供の時に出逢い惹かれあったという設定に無理が出てきます。
そもそも、コ・ソンヒ自体も現代劇向きに思えませんでしたし(高貴な役向きじゃない?)、俳優としては好きでもキャスティング的には微妙だと思いました。
子供時代を演じた俳優さんやその他の若手俳優
たちはそれぞれに魅力的だった分、このミスキャスティングはもったいなく感じましたね。
ストーリー自体も、韓国や中国ドラマに時々出てくる霊能者的存在が全面に出てくるのがどうにもピンと来ないんですよね。
観相師や巫女という存在自体は否定しませんが、それがキングメーカーになったり王女という立場にあるのは理解できませんし、その上このドラマは日本が幕末だった頃が舞台ですからね!
これが何百年も前ならまだしも、日本では黒船が来たり近代化を目指そうとしている時期に、占いや予言で王を選ぶなんて私には受け入れられませんでした。
史実にファンタジー要素を入れているとはいえ、もっと過去を舞台にするとか、そもそも架空の世界を舞台にしたらよかったのでは?
子役たちの活躍や脇役たちの成長を見守るなど面白いところもいくつかあったのですが、肝心のファンタジー要素は過剰でしたね!
まとめ:私としては「王女の男」の方が圧倒的に好きでしたね!
役柄と俳優がマッチしていない、そもそも観相師というものが胡散臭い、百数十年前が舞台なのに時代錯誤過ぎるなど、面白いところよりも違和感の方が際立ってしまいました。
風と雲と雨最終回は?
史実をもとにしたとは言わずハナからフィクションとして作っていれば感想も違ったのかもしれませんが、何故か韓国の時代劇は史実を描いていると言いがちなんですよね。
それがマイナスに働いていることが多いと思うのは私だけでしょうか?
最終回に関しても突っ込みどころ満載で、悪人が最後にはいい人として死んだりするのを感動的に描くのはお決まりとはいえ違和感がありました。
殺すように指令したのに、本当に死んだら後悔して涙ってなに?
最終回が詰め込み過ぎなのは毎度のことですが、結局主人公は国を変えられず仕舞いというのもなんともスッキリとしない結末でしたね。
しかも国を見限った?感じですし、もっと主人公たちのやってきたことが活かされていると分かる演出が見たかったですね!