元B1A4のジニョン映画初主演作!
パク・ソンウン、ラ・ミラン、イ・ジュンヒョクといったベテラン俳優が脇を固め送る痛快入れ替わりコメディ!!
キャスト、あらすじ、感想、特殊メイクエピソードなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
僕の中のあいつ【韓国映画】キャスト一覧
2019年1月9日
韓国にて公開(日本公開日2019年8月9日)
上映時間:122分
監督・脚本:カン・ヒョジン
「ミス・ギャングスター」
「ミス・ワイフ」など
脚本:チョ・ジュンフン
「マイ・リトル・ブライド」
「麻婆島(マパド)」「ソウォン/願い」など
シン・ハンソル
【キム・ドンヒョン役】ジニョン(元B1A4)
気弱ないじめられっ子の高校生。
【チャン・パンス役】パク・ソンウン
“一流財閥”(ハノ金融)の社長。
【ミソン役】ラ・ミラン
ヒョンジョンの母。
【ヒョンジョン役】イ・スミン
ドンヒョンの同級生。
【マンチョル役】イ・ジュニョク
ハノ金融課長。パンスの右腕。
【キム・ジョンギ役】キム・グァンギュ
ドンヒョンの父。木工所社長。
【ソヨン役】ミン・ジア
パンスの妻。
【ヤン社長役】ユン・ギョンホ
パンスの元弟分でパンスをライバル視している。
本作は、コメディ作品を探している手掛けてきたカン・ヒョジン監督による入れ替わりコメディです。
監督は前作「ミス・ワイフ」でも他人と入れ替わるというテーマを扱っており、本作ではそこにアクションと学園ドラマ要素が加わっています。
主演はアイドルグループB1A4のリーダーとして活躍していたジニョンで、本作は映画初主演作。
ドラマ初出演は2013年「優雅な女」でしたが、その時父親役だったのがパクソンウンです。
パクソンウンはこの時の共演でジニョンがあまりに性格が良かったためとても気に入ったとか。
さらに故郷も同じで格別にかわいがっていたようです。
ドラマ「雲が描いた月明り」では俳優としての成長を感じ、今回この映画に出演するにあたってパクソンウンが監督にジニョンを推薦し、キャスティングが決まりました。
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僕の中のあいつ【韓国映画】あらすじ
ハノグループの社長チャン・パンス(パクソンウン)は、一見すると一流財閥の社長という身なりをしていますが、実のところは手荒い方法で住人の立ち退きをする金融屋。
ある日、足を滑らせて校舎屋上から落ちてきた高校生ドンヒョン(ジニョン)と運悪くも衝突してしまったパンス。
しかも、目覚めるとドンヒョンとパンスの体が入れ替わっていることに気付きます。
しかも、パンスの体は意識不明のままで、入れ替わりの原因を突き止めるためにやむなくドンヒョンとして高校生活を送る羽目になってしまいました。
ところが、それまで気弱でいじめられっ子だったドンヒョンのあまりの変わりように、いじめっ子たちは驚きを隠せないようで、幼馴染みのヒョンジョンからも不審がられてしまいます。
そんな中ドンヒョンはパンスとしての実力を発揮し、ドンヒョンが屋上から転落してきた理由を掴み、ヒョンジョンについての秘密も知ることになるのですが・・・。
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僕の中のあいつ【韓国映画】みどころ
本作は、気弱ないじめられっ子の高校生と、裏社会で名の知れた中年オヤジの体がひょんなことから入れ替わってしまうことで巻き起こる騒動を描いたコメディ作品です。
イケメン俳優として人気の高いジニョンが、特殊メイクによりぽっちゃり姿を披露し、入れ替わりによって気弱な高校生とケンカの強い大人という両極端なキャラクターを演じ分けています。
そして、パク・ソンウンもまた、クールかつカリスマ性のある社長と、その見た目にして気弱というギャップある二役を演じるなど、主演二人の演技力に注目の作品となっています。
そんな二人の変わりように振り回されるのは、ラ・ミラン、イ・ジュンヒョク(イ・ジュニョク)、キム・グァンギュといった名バイプレイヤーたちや、ドンヒョンの変わりように驚くいじめっ子役の高校生たちで、このコミカルなやりとりが本作で一番のみどころとなります。
高校でのいじめや、ヤクザの対立など暗いテーマが扱われているものの、キャラクターの面白さや痛快な展開もあって終始笑って楽しめる作品に仕上がっています。
アクション、コメディ、ラブストーリー、ハートウオーミングドラマなどが詰まった、エンターテイメント性抜群の映画です!
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僕の中のあいつ特殊メイクエピソード
太った高校生になるための特殊メイクは4時間かかったそうで、朝7時の撮影のためには午前2時に起床しなければいけないという大変なスケジュールだったようです。
この扮装を落とすのにも40~50分ほどかかったとか。
また、この特殊メイクは1回に500万ウォン(約50万円)かかるそうで、この撮影中30回やったとのことですから、単純計算でメイクだけで1500万円ということですね。
ジニョンによるとこのメイクをして困ったことは、スマホの顔認証ができなかったこと。
それほどまでに見事な変身でした。ジニョンは
「扮装してから大きなアクションがなくてよかった。少し動くだけでも汗がたくさん出て、冬でも暑かった」
と語っていました。
僕の中のあいつ【韓国映画】感想・評価
アクションとコメディがバランスよく散りばめられた良作!
入れ替わりという設定や、いじめられっ子とヤクザ(?)という対照的キャラクターのギャップなど、内容的にはよくあるものなんですが、いじめられっ子が痩せるとイケメンに変身したり、中身が入れ替わったことでいじめっ子を撃退したりと、定番の流れながらも笑いと痛快アクションが上手くミックスされていて、エンターテイメント作品として見応えがありました。
ただ、ジニョンのイケメンぶり(スリムになった姿)が拝めるのは中盤になってからですし、チャン・パンスが目覚めるのも後半残り30分くらいになってからとかなり遅い!
元々はパク・ソンウン目的で見た作品だったので、活躍場面が前半少しと後半にしかないのはかなり残念でしたね。
とはいえ、ラ・ミレスを筆頭に韓国作品好きならお馴染みの俳優たちが大活躍していたり、ドンヒョンにやり返されるいじめっ子たちもいい味出していたりと、脇役キャラクターも魅力的だったのは嬉しかったですね!
最後に
本作にはラブストーリー要素もあるんですが、ジニョンとイ・スミンが高校生カップルがメインではなく、中身はパンスのドンヒョンとミソンの”高校生とおばさん”カップルの方がメインとなります。
ミソンの娘は生まれ変わったドンヒョンに惚れてしまっているのに、まさかドンヒョンがミソンのことを好きだと告白したり(まぁ、中身はおじさんなんでね)、二人のラブシーンもあったりと、なかなかの変化球が待っています。
とはいえ、周りから見れば親と子ほどの年の差カップルなのでコメディシーンでしかないんですが。
アクションでもコメディでも飛び抜けて面白い!と感じるシーンは無かったですが、癖がなく誰もが楽しめると思います。