「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」イ・ドンウクと「ボクスが帰って来た」チョ・ボア主演!人間界に住む九尾狐と人間の女性が繰り広げるファンタジーアクションロマンス。
キャスト、あらすじや感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
九尾狐伝【クミホ伝/韓国ドラマ】キャスト一覧
全16回
2020年10月より韓国で放送
平均視聴率 5.2%
最高視聴率 5.8%
脚本 ハン・ウリ
「小さな神の子供たち」
演出 カン・シンヒョ
「相続者たち」「マイダス」
チョ・ナミョン
【イ・ヨン役】イ・ドンウク
【ナム・ジア役】チョ・ボア
【イ・ラン役】キム・ボム
【ク・シンジュ役】ファンヒ
【キ・ユリ役】キム・ヨンジ
本作は、人知れず妖怪が暮らす韓国を舞台に運命の出会いを果たした九尾狐の男性と人間の女性の愛と悪と闘うストーリー。
真っ白な肌で聡明、訳があって長く人間界で住んでいる九尾狐役には「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイ・ドンウクです。
従来、九尾狐は女性が演じることが多かった役どころですが、カン・シンヒョ監督によると
「従来とは違う九尾狐にしたくて男性を起用しました。男の九尾狐を誰にするか考えたときイ・ドンウクがぴったりだと思ったし、実際に会ってもそう感じました」
と明かし放送前から男性版九尾狐のストーリーに話題を集めました。
期待を一身に受けたイ・ドンウクは
「トッケビの死神とは違う姿を見せなければならないのでプレッシャーが大きかったです。大きな責任を感じています」
と語っています。
ヒロイン役には初めてのアクション演技を披露したチョ・ボア。
イ・ドンウクとの共演について
「経歴だけ見ると先生のような方ですが、本当にいろんなことを教えてくださり気楽に演じることができました」
とコンビネーションが良かったことや現場の雰囲気も和やかであったことを明かしました。
そして実に4年ぶりのドラマ復帰となったキム・ボムがイ・ドンウク演じるヨンの腹違いの弟役として出演。
兄弟の確執を解きほどくことができるのか、混乱に満ちた二人の因縁の結末も本作のみどころの一つです。
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九尾狐伝【クミホ伝/韓国ドラマ】あらすじ
怪談番組のプロデューサーとして働くナム・ジア(チョ・ボア)は何事にも恐れないサバサバとした性格で都市伝説を扱う番組を作るため毎日、切磋琢磨しているのでした。
そんな彼女は21年前、キツネ峠での奇妙な交通事故で両親が失踪してしまいその真相をつきとめようとしていました。
ある時、ジアは花嫁が駆け落ちして姿を消したとされる結婚式場を取材にいき不審な男、イヨン(イ・ドンウク)に会いました。
ヨンはチョコミントアイスクリームが好物で莫大な資産を有して悠々自適に過ごす九尾狐だったのです。
ジアはヨンが21年前の事故にも関連があると気付き、執拗に彼を追跡するようになり・・・。
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九尾狐伝【クミホ伝/韓国ドラマ】感想
日本のドラマで九尾狐が出てくるものはあまり馴染みがないですが、韓国ドラマではいくつかあるので特別、目新しいものではないですよね。
イ・ドンウクが九尾狐役ときいてすごく納得というか見る前から、はまり役になるんだろうなと予想した視聴者も多かったと思いますが、予想以上の完璧なルックスに拍手でした。
「トッケビ」の時には死神役で大ブレイクしたイ・ドンウクは人間離れした妖艶な美しさをお持ちなので、この世のものではない役でもまったく違和感なくむしろピッタリ。
お相手役のチョ・ボアは明るさが滲み出た笑顔も素敵な女優で、今回の役どころも少し危なっかしいぐらいの元気でまっすぐな性格で好感が持てました。
イ・ドンウクとの相性もとてもよく見えて、実際に付き合ってほしいと思えるぐらいお似合いのカップルに見えました。
もちろん、演技だとは思いますが、チョ・ボアに注がれるイ・ドンウクの眼差しがファンなら嫉妬してしまいそうなぐらい温かく優しかったです。
今回、久々のドラマ出演となるキム・ボムは、相変わらずの美形は健在でアクションシーンも多くお顔だけでなくイケメンな姿を存分に楽しめました。
一応、悪役ということで紹介されているものがありますが根っからの悪党ではなくて、寂しさ故の屈折した愛情表現と思える部分が垣間見え、憎めないキャラクターでした。
内容の方は、最初はすごく面白くてドキドキして見ていたのですが、中盤で若干の中だるみというか飽きてしまうような節がありましたね。
でもお金をかけているだけあって、登場する妖怪も本格派ホラー並みに恐ろしく怖さもあり見応えは充分。
日本のドラマだと妖怪やファンタジー系のものは幼稚さや安っぽさが出てしまって白けてしまう印象がありますが、韓国ドラマだと予算のかけ方やCGを駆使した映像技術がクオリティーを高めていると思うで、ファンタジー系のドラマが得意でない方も一度見ていただきたい作品でした。
最後に
本作は準備に2年近くかかったそうです。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で撮影にも困難を強いられたことが予想されますが、時間をかけ妥協せず1話1話に込められた主演者や制作陣、スタッフさんの努力を感じながら見てみるとひときわ感慨深い思いになりました。