ソン・ジュンギ主演のNetflix映画。
キム・テリ、チン・ソンギュ、ユ・ヘジン共演によるエンタメ要素満載のSFアドベンチャー作品です!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
スペース・スウィーパーズキャスト一覧
2021年2月5日からNetflixにて全世界同時公開
上映時間:137分
監督・脚本:チョ・ソンヒ
「私のオオカミ少年」
「探偵ホン・ギルドン 消えた村」など
脚本:ユン・スンミン
ユガン・ソエ
【キム・テホ役】ソン・ジュンギ
ゴミ回収船勝利号操縦士。
【チャン船長役】キム・テリ
勝利号の船長。
【タイガー・パク役】チン・ソンギュ
勝利号の機関士。
【バブズ役】声優:ユ・ヘジン
勝利号のロボット船員。
【サリヴァン役】リチャード・アーミティッジ
宇宙開発企業UTSのCEO。
【ドロシー、コンニム役】パク・イェリン
勝利号が宇宙で発見した少女。
【カン・ヒョヌ役】キム・ムヨル
UTSの科学者でコンニムの父。
本作はNetflix配信による製作費240億ウォンをかけた韓国初の宇宙SF映画です。
ソン・ジュンギさんとチョ・ソンヒ監督のタッグは、2012年公開の映画「私のオオカミ少年」に続き二度目となります。
当初、本作は2020年8月頃に劇場公開予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により公開が延期された結果、動画配信サービスのNetflixにて独占公開されることとなりました。
ちなみに、公開後26ヵ国で1位を記録しています。
主演は、ドラマ「太陽の末裔」でアジア全域で人気となったソン・ジュンギさん。本作では悲しい過去を背負った操縦士役を演じ、少女コンニムと出会ったことで彼にどのような変化が訪れるのかもポイントとなります。
そして映画「お嬢さん」ドラマ「ミスター・サンシャイン」などのキム・テリさんは、船員の中で一番年下でありながら船長という男勝りな役柄を演じています。彼女も過去に秘密があるようで、その辺りも物語に重要な要素となってきます。
映画「犯罪都市」や「エクストリーム・ジョブ」といった大ヒット作出演で人気を博したチン・ソンギュさんは、元麻薬組織のボスというハードなキャラクターで、全身タトゥーだらけなのに家事全般が特異で子供にも優しいというギャップが魅力のキャラクターをえんじています。
更に「LUCK-KEY/ラッキー」「コンフィデンシャル/共助」「タクシー運転手」と立て続けにヒット作に出演しているユ・ヘジンさんは、ロボットの声優役として参加するなど、人気俳優4人がメインキャストに名を連ねる豪華なものとなっています。
そして本作のヒロインで癒しの存在でもあるコンニムを演じるのは子役のパク・イェリンちゃん。本作で見せた可愛らしさと確かな演技力もあって、今後の更なる活躍に注目が集まりました。
他にも映画「ロード・オブ・ザ・リングシリーズ」の続編として知られる「ホビット」(トーリン・オーケンシールド役)などに出演するイギリス人俳優のリチャード・アーミティッジさんが悪役に扮し、映画「悪人伝」などのキム・ムヨルさんがコンニムの父親役として出演しています。
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スペース・スウィーパーズあらすじ
2092年、地球の環境汚染は進み人間がほとんど住めない状況に陥っていました。
そんな中、宇宙開発企業UTSは選ばれた人だけが暮らせる施設を宇宙空間に建設し、地球に住む人々との格差をより一層広げていました。
一方、UTSによって選ばれなかった人々の多くは、宇宙空間に溢れたゴミを清掃する業者として働いていました。
そんなゴミ清掃員の1人であるテホ(ソンジュンギ)はゴミ回収船勝利号の操縦士であり、チャン船長(キムテリ)、機関士のタイガー・パク(チンソンギュ)、ロボットのバブズ(声:ユヘジン)と共に腕利きのゴミ清掃員として知られていました。
ある日もゴミ回収船たちによるゴミ争奪戦が行われていました。その最中、回収したゴミの中から一人の少女(パクイェリン)を発見するのですが、この少女の存在が勝利号のクルーたちを事件に巻き込むこととなり・・・。
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スペース・スウィーパーズみどころ
本作は韓国初となる宇宙SF映画です。
ソン・ジュンギ、 キム・テリ、チン・ソンギュ、ユ・ヘジンという豪華俳優陣共演による、アクション、コメディ、アドベンチャー、そしてハートフルな要素も加わった痛快エンタメ作品。
SFならではの派手なシーンと、それを描いたVFXのクオリティはなかなかのもので、そこに韓国らしい肉弾戦や泣きの要素も上手くミックスされています。
メインキャスト4人のキャラクター分けも上手く、硬派なSFが苦手とされる女性でも楽しめるユーモアが盛り込まれているのも特徴です。さらに、可愛らしい子役が演じるドロシー/コンニムの存在が重要で、これにより宇宙SFの中にほんわか要素や家族ドラマのようなテイストも入っていくるんです。
王道SFアクションと韓国映画らしいエンタメ要素が見事に融合した作品!
終盤は泣けます!!
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スペース・スウィーパーズ感想・評価
韓国映画と言われてイメージするものは、サスペンスや時代劇、社会問題を扱ったヒューマンドラマ、そしてラブロマンスといったジャンルが思い浮かぶかと思いますが、最近ではエンタメ要素満載のアクションコメディや、VFXをフル活用したファンタジーもの、そしてゾンビ系作品も大ヒットを飛ばすようになりました。
そんな中、意外にも作られていなかったのが本作のようなSFジャンルなんですね。それも宇宙もの!
しかも一介のゴミ回収業者の元に世界の命運を握った少女が現れる、といったエンタメの見本のような展開が軸にあり、個性的なキャラクターにコミカルなやりとり、環境問題と格差社会が更に酷くなった未来という世界観、そしてアクションとアドベンチャー要素など、痛快かつ気楽に楽しめるエンタメ作品に仕上がっていました。
細かいことを言えば「スターウォーズ」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「カウボーイ・ビバップ」に似た設定や展開も見受けられますし、本作のテーマの一つとなっている”宇宙ゴミ(スペース・デブリ)”というものは、すでにマンガやアニメ(「プラネテス」など)で扱われているもので既視感もあるのですが、そこに泣きの要素も盛り込んでいるところは流石韓国だと思いました。
SFマニアからすれば突っ込みどころもあるでしょうし、展開が都合よすぎるとも思うんですが、幅広い人が楽しむNetflix作品としてはこれくらい分かりやすい方が正解なんだと思いますね!
最後に
本作はハリウッド作品ほどのスケールはありませんし、VFXの技術もまだまだだと思ったのですが、 ストーリーの展開はベタながらも満足のいくものでしたし、小難しくなく誰もが楽しめるレベルのSFとなっていたのもの良かったですね。
恋愛要素がないのも正解でしたし、子役の可愛さも抜群で、これでもっと予算があったならハリウッド大作と遜色ないレベルになっていたと思いますね!
普段あまりSFを見ない女性でも十分楽しめる作品です!!