「私のIDはカンナム美人」イ・ムスヒャン主演!!
1人の女性を愛し、守り抜こうとした兄弟の運命と愛を通じて痛みや苦しみを知る女性のノスタルジック・ラブストーリー
キャスト、あらすじ、感想、視聴率などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
私がいちばんキレイだった時キャスト一覧
全回32回(16話)
2020年8月より韓国で放送
平均視聴率 3.1%
最高視聴率 5..0%
脚本 チョ・ヒョンギョン
演出 オ・ギョンフン
「ベートーヴェンウィルス」
ソン・ヨンファ
【オ・イェジ役】イム・スヒャン
【ソ・ファン役】ジス
【ソ・ジン役】ハ・ソクジン
【ケリー・チョン役】ファン・スンオン
【アンバー役】ステファニー・リー
本作は兄弟で一人の女性を愛してしまった悲しくも淡い恋愛模様をテーマに、家族の確執や屈折した愛の形をも盛り込んだロマンスラブストーリーです。
ヒロインには「私のIDはカンナム美人」や「優雅な一族」などに主演したイム・スヒャンさんです。
人には言えない悲しい過去を持ちながらも明るく健気に生きる姿が、2人の男性をも虜にさせるイェジ役を見事に演じています。
男性の主人公には「力の強い女ト・ボンスン」など存在感のある演技で数々のドラマに出演作のあるジスさんが務めました。
兄の嫁になってしまった女性への初恋をずっと胸に抱きながらひたむきに、彼女の幸せを願う高校生から青年まで多感な年代を持ち前の俳優力で表現し視聴者を引き付けました。
そして、弟と同じ女性に惹かれ、温かく影のように支える愛を与える弟とは対照的に、実直で強引とも思えるぐらいまっすぐに熱烈な愛を注ぐ兄のジン役にはハ・ソクジンさん。
キスの達人と異名を持つほどラブシーンが上手な俳優さんだけあって、女性をエスコートするなにげない仕草も魅力的で大人の男性としての落ち着きや安定感も自然に表れています。
挿入される美しい風景や街並みに癒されながらも、3人をとりまく周囲の人々も個性の強い俳優さんたち揃いで、壮絶なシーンや圧倒される場面も散りばめられています。
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私がいちばんキレイだった時あらすじ
オ・イェジ(イム・スヒャン)は美術講師のとしてソ・ファン(ジス)のいる高校に教育実習としてやってきます。
イェジに惹かれていたファンは恋心をかくしながらも様々な面でイェジを助け支えているのでした。
ある日、ファンの家にやってきたイェジは以前から大ファンだった陶芸家がファンの父であることを知ります。
陶芸の勉強をするために住み込みで過ごすようになり、ファンは益々イェジへの想いの募らせる一方、ファンの兄でありカーレーサーのソ・ジン(ハ・ソクジン)もまたイェジに好意を持ち始めました。
ファンとは違ってストレートにアプローチするジンに対して、始めは関心を示さなかったイェジでしたが、だんだん気持ちが動いていきます。
ついに結婚を決めたイェジとジンを温かく見守るファンは単身でアメリカ留学を決意します。
結婚後、ジンはカーレーサーから退くものの、イェジの後押しによって復帰を決めます。
しかし、その後、突如としてジンの行方がわからなくなってしまい・・・。
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私がいちばんキレイだった時視聴率について
平均視聴率は3%代で、あまり伸びなかったです.
最終回に5%という最高視聴率で絞められたのはヒロインが最終的にどのような選択をするのか見届けたいという視聴者を引き付けた結果ではないでしょうか。
全体的に重くて暗めのドラマなので好みは分かれると思います。
私がいちばんキレイだった時感想
番組予告を初めてみたときから明るいドラマではないことは顕著でしたが、ノスタルジックな雰囲気が素敵だったのと、キャストが豪華だったので放送前から気になっていました。
田舎の自然を写した風景が、まさにノスタルジックという言葉にマッチするようなどこか懐かしさを感じました。
はじめは高校生役として登場したファン役のジスさんの淡い恋が微笑ましくも、届くことのないピュアな想いは痛々しいほど。
そして、兄であり大人としての魅力、経済力全てを持ったㇵ・ソクジンさん演じるジンが恋のライバルとして現れてしまってはファンに勝ち目がなさすぎて心が痛かったです。
確かにジンはイケメンでお金持ち、女性の扱いにも慣れているからサプライズ演出も上手でアプローチされて落ちない女性はそうそういないよねってくらいの男性でした。
とどめを刺したのは夜の海で泳げないイェジを抱きかかえ大きな月を眺めるシーン。
ハ・ソクジンさんの鍛え上げられた肉体美もお目見えする貴重な場面で、うっとりでした。
案の定、ジンと結婚を決めることにしたイェジなんですが、2人のイケメンが必死になって取り合うぐらい魅力的な女性なの?って思ってしまいましたよね。
なんか魔性感が漂っていて同性に嫌われるタイプの女性像だったのでヒロインは全く好きになれなかったです。
かっこよく成長した後も一貫してずっとイェジを想い続けるファンがかわいそうでした。
兄弟との三角関係の恋愛と並行して、家族の模様も描かれているのですが、不幸な境遇で育ったイェジの叔母さんがまた強烈すぎてちょっと引いてしまいました。
他にも愛するが故の元カノの行動など、“静”をイメージさせる本作からかけ離れた演出がアンバランスを感じてしまい入り込めなかったところがあります。
最終回もすっきりさっぱりというかんじではなかったです。
心にひっかかりを残すようなモヤモヤとした感情が湧きました。
最後に
不幸な女性が幸せをつかむシンデレラストーリーはベタではありますが夢と憧れが膨らみ、見るとモチベーションが上がりますよね。
韓国ドラマでいうところの、不幸の境遇の設定は大げさなほど徹底していてある意味現実離れしているもののそれだけ落差がはっきりして分かりやすいのがいいところだと思いますが、本作はそういった明確な分かりやすさが欠けてしまっていてもどかしさが残ってしまったように感じます。