ラ・ミラン、イ・ソンギョン、スヨン(少女時代)、ユン・サンヒョン共演。
男勝りな女性刑事コンビが女を食い物にする悪党どもに正義の鉄槌を下す痛快アクション・コメディ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ガールコップス【韓国映画】キャスト一覧
2019年5月9日から韓国にて公開(日本未公開)
上映時間:107分
観客動員数:162万人
監督、脚本:チョン・ダウォン
【パク・ミヨン役】ラ・ミラン
今はソンサン警察署嘆願室に所属しているが、かつては女性機動隊で活躍した伝説の刑事。
【チョ・ジヘ役】イ・ソンギョン
ソンサン警察署嘆願室所属の刑事。ミヨンの夫ジチョルの妹。
【ヤン・ジョンミ役】スヨン(少女時代)
ソンサン警察署嘆願室所属。ハッカー。
【チョ・ジチョル役】ユン・サンヒョン
ミヨンの夫。現在無職。
【嘆願室室長役】ヨム・ヘラン
ミヨンとジャンミの上司。
【ウジュン役】ウィ・ハジュン
性犯罪グループのリーダー。
本作は韓国の姪バイプレイヤーとして知られるラ・ミランの初主演映画です。
日本未公開作品ではありますが非常に豪華なキャスティングとなっています。
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ガールコップス【韓国映画】あらすじ
かつては女性機動隊員として活躍していた凄腕刑事ミヨン(ラミラン)。そんなミヨンも結婚・出産し、今は市民からの問い合わせや苦情に対応する嘆願室勤務となっていました。
今も同僚たちからは恐れられる存在でしたが、かつては検事志望だった夫は相変わらず無職なため、慣れない部署でありながらも家族のためにと頑張っていたのです。
そんな中、強力班所属の問題児ジへ(イソンギョン)が嘆願室に異動してきます。実はジへはミヨンの夫の妹で、ミヨンたち家族と同居もしていました。自宅でも何かと衝突するミヨンとジへでしたが、職場まで一緒になり常に顔を突き合わせることに。
嘆願室での人員削除が噂される中、ミヨンの前にある若い女性が現れてスマホを置いたまま何も言わずに立ち去ってしまいます。
それを不審に思ったミヨンは彼女を追いかけるのですが、目の前で車に跳ねられてしまい意識不明の重体となります。
その後、彼女の残したスマホを確認すると、そこには何者かによって撮影された彼女のアダルト動画があり、今にも動画サイトに投稿されようとしていたのです。
このことに怒りを覚えたミヨンとジへは、様々な部署に捜査をするようにと頼み込むのですが誰も取り合ってくれず、仕方なく同僚のジョンミ(スヨン)の手を借りて自分達で事件を解決しようと極秘捜査を開始するのですが・・・。
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ガールコップス【韓国映画】みどころ
本作は韓国作品としては珍しい女性刑事コンビの活躍を描いたアクションコメディ作品です!
作品のテーマとなるのは近年たびたび話題となっているデジタル性犯罪というもので、それ以外にも女性警察官の立場の弱さや、警察の性犯罪への取り組みの弱さといったものも描かれていて、それが過剰に描かれていないのも特徴です。
しかし、一番のみどころは主演のラ・ミランが悪人たちを次々と倒していくアクションシーンであり、イ・ソンギョンとのコンビネーションの良さも必見となります。
他にも、スヨンやヨム・ヘランとのコミカルなやりとりだったり、出演シーンは短いながらもいいタイミングで登場するユン・サンヒョンのコミカル演技など、犯罪の内容は重いながらもコメディ要素が強いため気楽に見ることが出来ます。
ちょい役として豪華俳優陣が登場している点も必見ですね!
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ガールコップス【韓国映画】感想・評価
最初は、相変わらずの警察のダメっぷりが(特に男尊女卑が)描かれたいつものパターンかと思っていたのですが、終盤になると警察官たちが一致団結して悪人たち逮捕に乗り出すという痛快な作品でした。
基本的に全編コミカルで、特に女性キャストたちのやりとりには笑わせられます。
ラ・ミランというおばさん女優が男性刑事たちに恐れられていたり、体格の違う悪人たちを倒していく展開も最高で、彼女のキャラクターあってこその作品だと思いました。
そんな腕っぷしの強い彼女も、今の上司の前では頭が上がらなかったり、跳ねっ返り者の義妹と口喧嘩をしたりという一面も見せ、その緩急が魅力でした。
そんな彼女たちが、数多くの下品なセリフを吐くのは好き嫌いが分かれるところですが、普通男中心になりがちな刑事アクションが女性目線から描かれているのも面白かったですね。
イ・ソンギョンとスヨンという美人女優さんがキャスティングされながら、その美貌を売りにしていないのも良かったですし、だからこそ女性が被害者になる事件というテーマとも噛み合っていたんだと思います。
まとめ:アクション要素は思ったほどではありませんでしたが、会話のコミカルさやテンポのよい展開など、みどころは満載でした!
近年よく問題となっているデジタル性犯罪について扱いながらも娯楽性も高いコメディ映画です!!
最後に
本作はそこまでヒットした作品ではありませんてましたが(観客動員数162万人)、面白さという点では観客動員数1300万人超えの刑事アクション映画「ベテラン」と比べてみても遜色ないものでした。
ラストのアクションシーンが痛々しかったり、犯人と主人公との殴りあいを一般人が囲んで見ている点なども似ていたんですが、本作の場合は女性が男に殴られているのに誰も助けようともしないというのは見ていて気分が悪いものでしたね。
ただ、それを除けば「ベテラン」よりもコミカルさも強いのでとても見やすい作品だと思います!